2009年1月31日土曜日

リーパー

映画「サランドラⅡ」に登場。
 
人喰い一家の長ジュピターの兄。弟が殺されたことを知り、
生き残っていたプルートとともに家族の仇を討つべく、ルビーたちに襲い掛かる。
だが復讐は完遂できず、被害者たちに反撃され死亡した。
 
あんた前作はどこにいたの?と言えばよくある(よくねぇよ)ことですが
唐突な登場、そして唐突な復讐劇。彼らが必死なのはわかるが
途中途中の大チョンボが笑いを(苦笑)誘うユニークな人物。

ルビー

映画「サランドラ」「サランドラⅡ」に登場。
 
人喰い一家の一員。だが他の家族と違い、人を襲うことを嫌い
普通の生活を望んでいる。誘拐されたカーター家の赤ん坊ケイティを
連れて逃げ出した。その後普通の社会人として暮らしていたが、
兄プルートと伯父リーパーが現れ復讐されそうになったが、危機を免れた。
 
家族に縛られるのはもうイヤ!自由に生きたいッ!とはよくある話。
まぁ家族にとっちゃ迷惑な話である。

ママ

映画「サランドラ」に登場。
 
人喰い一家の母。元々は娼婦だったが、砂漠に取り残されていた
ジュピターと出会い男子3人(プルート、マーズ、マーキュリー)、
女子一人(ルビー)をもうける。一見普通の人間だが、
人喰いに躊躇しない6人家族の母である。
 
いつの時代でも母親は強いとはよくいったものですが
人喰いしてまで生き残る母親は世界広しといえども滅多にないだろう。

2009年1月29日木曜日

マーキュリー

映画「サランドラ」に登場。
 
人喰い一家の一員。カーター家の様子を伺っていたときに、
相方ビューティの仇を取りにきたカーター家の愛犬ビーストによって
丘から突き落とされ、死亡した。
 
人知れず死んでました。マーキュリーです。
とにかくその登場シーンの短さ、そして死亡するあっさりさ。
ある意味では一家の中で群を抜く、ユニークな人物である。

2009年1月28日水曜日

マーズ

映画「サランドラ」に登場。
 
人喰い一家の一員。カーター一家の次女ブレンダをレイプした。
長女リンの赤ん坊ケイティを誘拐しようとし、リンを銃殺した。
普通の生き方をしたいと考えていたルビーがケイティとともに
逃げ出したので後を追い、同じくケイティを取り戻しに来たダグと闘い、
ルビーに毒蛇を首に押しつけられ、弱ったところをダグにより刺殺される。
ダグは彼が死んでも、その死体を刺し、蹴り続けた。
 
見た目以上にアレなのがお約束な人喰い一族。
プルートの幾分良心的な演技と引き換え、鬼畜なところが多く
最期においても、目立つすばらしい鬼畜。

プルート

映画「サランドラ」「サランドラⅡ」に登場。
 
人喰い一家の一員。マーズと共に、カーター家の次女ブレンダをレイプし
赤ん坊のケイティを誘拐した。一家の中では、主に偵察などを担当しており、
無線で家族に知らせていた。カーター家の愛犬ビューティの仇を取りにきた、
犬のビーストに噛み殺される。
が、実際は生きており、その後ジュピターの兄である伯父のリーパーとともに
モトクロスを楽しみに来たボビーの友達や裏切り者のルビーに襲い掛かるも、
たまたま同伴していた犬のビーストにより、またも崖から落とされ死亡した。
 
畜生にも劣る所業を行うマイケル・ベリーマン氏の怪演により
見た目以上に恐ろしい人喰いプルート。
しかし筆者はベリーマン氏の経歴とか見ると悲しくなってしまう。
なんでもその外見から人に嫌われやすく、花が好きで元々は花屋だったとか。
…どーにもセンチな気分になってしまったのでこの辺でおしまい。

2009年1月27日火曜日

ジュピター

映画「サランドラ」に登場。
 
カリフォルニア近郊の砂漠地帯に現れた、旅行者に襲い掛かる人喰い一家の長。
昔は父親フレッド(後のガソリンスタンドの店主)と暮らしていたが
実の母親と妹を殺した上に家畜を皆殺しにする異常者だった。
その後、我慢ならなくなった父親が彼を砂漠に置き去りし、
彼は悲しむと同時に父を怨み続けた。
そこで娼婦と出会い、三人の男子(プルート、マーズ、マーキュリー)と一人の女子(ルビー)を儲けた。
彼らは食料難に喘いだが、旅行者を襲うことを思いつき
挙句の果てには被害者らを食べた。旅行者のカーター一家に
危険を知らせようとした父親を殺害。カーター一家を襲撃、家長ボブを焼き殺した。
一家の赤ん坊ケイティを食べようとしたが、ボブの娘の婿であるダグと
その愛犬ビーストに家族をほとんど皆殺しにされ
自分はボビーとブレンダの罠にかかり、死亡した。
 
近年リメイク版も公開された映画「サランドラ」。
私が初めてこの映画を観たとき、ジョギリという凶器が出るもんだと
父が持っているパンフレットを見て、自分は期待していた。
しかし、しかしながら劇中にそんなものの影も形もない。
失望したと同時に、改めて見直すと、映画自体は
旅行者が畜生にも劣る所業の洗礼を受け、お返しに畜生にも劣る所業に打って出る」話で
実はいうとこういうドロドロした内容が昔から好きだったので、
本作は私のMy Best or My Worst映画となった。

レッドマン

テレビ特撮「レッドマン」に登場。
 
地球で暴れまわる怪獣や宇宙人から人類をまもるため、
遠い銀河のかなたにある赤い星からやってきた平和を愛する戦士。
身長42メートル、体重3万トン。その名の通り全身が
赤を基調としたデザイン。ただし顔・手袋・ブーツ・ベルト・胸と
背中の半円状の模様は銀色である。
また頭部は、中国の辮髪帽をかぶっているウルトラマンのような外見をしている。
耳は独楽の上にアンテナ状のものが立ったような形状。
レッドマンは、地底マグマをエネルギーにして戦うのだ。
そのパンチ力、キック力は抜群で、必殺技のレッドナイフ、
レッドアロー、レッドフォールを繰り出し、
悪の怪獣や宇宙人を倒す正義のヒーロー・・・・のはずだが
・怪獣が特に悪事を働いていない段階で、突然襲い掛かる。
・物騒な武器で怪獣を惨殺。
・怪獣を谷底に突き落とすだけなのに必殺技など
チープなのに残虐な戦闘方法で殺戮とした雰囲気を醸し出す変わったヒーロー。
 
残虐特撮ヒーローモノの火付け役。彼がいなかったら
姑息な「ゴッドマン」も環境には優しいが武力行使「グリーンマン」も、
鬼畜な「アーマージャック」もいなかった!
以下戦闘スタイル紹介。
 
レッドパンチ」「レッドキック
レッドマンの基本戦法。命中した際の効果音から威力はかなりのもの。
強烈な打撃のみで怪獣を倒すこともあった。
 
レッドアロー
アローと名付けられているがいわゆる手槍である。
石突が十字架の形をしており、手に持った状態で
相手を突き刺す投擲武器として用いるなど汎用性が高い。
また、至近距離からの投擲によって怪獣の胴体を
二体まとめて貫通するほどの驚異的な貫通力を誇る。
 
レッドナイフ
大型のナイフで、短剣と呼べるほどのサイズである。
先端に向かって刀身の幅が広がる独特の形状をしている。
レッドアローほど凝った造形ではないが殺傷能力は抜群。
先端から「レッドショット」として弾丸を発射することも可能。
また、レッドアローと同じく投擲武器として用いる場合もあり、
レッドナイフが命中した部分は発火炎上する。
 
レッドフォール
怪獣を頭上に高々と持ち上げ、崖から谷底へ投げ落とす技。
事実上レッドマン最大最強の必殺技である。
主に虫の息になった怪獣へのとどめに使用するが
強敵に対しては半ば強引に谷底へ叩き落として、勝負をつけてしまうこともある。
 
レッドサンダー
腕先から発射する破壊光線。1度しか使われていない。

2009年1月25日日曜日

大友 勝利(おおとも かつとし)

映画「仁義なき戦い 広島死闘篇」「〜完結篇」に登場。
 
テキヤ大友連合会(大友一家)の会長の大友長次の実子。
大友連合会を破門されるが、広島制覇の野望を胸に景浦の舎弟・時森を抱き込み
ノレンを継いで博徒大友組を結成し、広島のシマを独占する村岡組を敵に廻し、
無謀且つ大胆な襲撃などを繰り返し村岡組と凄まじい抗争をする。
時森を失って一時撤退、大阪へ逃れるが野望は消えなかった。
リンチ、ダイナマイト、銃撃、殴り込みなどありとあらゆる手段をもって村岡を襲撃する。
結局銃で撃たれて重傷を負い、警察に逮捕される。
が、その後「天政会」副会長として復活。 天政会の内部抗争で
松村と3代目を争うが、兄弟分の市岡を殺され協力者の早川は協力せず、
若頭の間野に裏切られ、孤立無援となり拳銃を2丁持って
タクシーを止めようとしたところを、また逮捕された。
 
ワシらうまいモン食うてよ、マブいスケ抱くために生きとるんじゃないの。
ほいじゃが銭が無きゃ出来ゃせんのでぇ、ほいじゃけ銭のために体張ろうゆうんが
なんでいけんっちゅうんなら、おう!
云うなりゃ、あれらはオメコの汁で飯食うちょるんで
ええか、よう見とけ。こんな時に射撃覚えとかんといざという時役に立たんけえのお
おお、おお。よう当たるのう
(村岡組の手下を射撃の的にしたときの言葉)
センズリかいて、仁義で首くくっとれ云うんか!
「仁義なき戦い」の中で最強(最凶or最狂)の男。
個人的に千葉真一のやった役の中ではベスト1に入りますね。まさに狂犬。
知略に長けているようで、そんなことはどうだっていいと思わんばかりの
暴れっぷりは、怪獣映画の怪獣なみだ。

スラムキング

漫画、アニメ「バイオレンスジャック」に登場。
 
本名:銅磨高虎(どうま たかとら)。
関東地獄地震によって本州から分断され壊滅的なダメージを被り
無法地帯と化した関東を恐怖と暴力により支配しようとする男。
身長200cm・体重300kg以上(鎧含む)。「関東の魔王」と呼ばれている。
生まれつき異常なほどの筋力を持ち、常に力を外へ逃がさないと
自身の骨を締め付けてしまう体質のため、
特別に重く作ってある鋼鉄の鎧を常にまとっている。
大太刀「斬馬刀」を武器として愛用している。配下に恐怖の象徴ともいえる
「騎馬武者軍団ドラゴン」がいる。気に入らない者は手足を切断され、
自殺が出来ないよう舌を抜いてしまう。
これを「人犬」とよび、スラムキングのペットではあるが
愛玩用ではなく常に虐待され続ける。
 
アニメが物凄く(当時としては)グロかったことが
嫌に印象に残る「バイオレンスジャック」。
その登場人物である彼は悪の帝王ながら、普通の悪役とは一味違う人である。
その辺のところはネタバレになるので自重するとして、この鎧姿。
喋らなくてもかなり威圧感を感じるものであり
ここから言えることは、多くの人が彼のことを恐れるのは
その暴力性だけじゃなく見かけもあるからだろうと思う次第であります。

ウォルター執事

漫画、アニメ「HELLSING」に登場。
 
本名ウォルター・C(クム)・ドルネーズ。
先代ヘルシング卿の頃よりヘルシング家に仕える片眼鏡の老執事。69歳。
現在でこそ老成しているが、若い頃は口が悪く煙草も吸う悪ガキであった。
「死神ウォルター」の異名を持ち、かつてはヘルシングのゴミ処理係と呼ばれ
吸血鬼狩りを行っていた。得物は極細の鋼線であり、
これを自在に操ることであらゆる物を切断し、時にはこれを編みこむことで
銃撃すら防ぐ盾としても活用する。
55年前の若き日には、アーカードと共にナチスの吸血鬼研究機関を壊滅させており
その際にミレニアムの原型となる少佐の部隊と交戦している。
バレンタイン兄弟がヘルシング機関本部(=ヘルシング邸)を強襲した際は
セラスと共にヤン率いる武装したグールの軍隊を一掃する活躍を見せる。
その後、第二次ゼーレヴェ作戦では英国安全保障特別指導部本営の裏切り者を一掃し
インテグラを護衛しヘルシング本部へ向かう。
しかし、途中で因縁深い大尉と対面し、その後はミレニアム側に寝返って
ドクにより吸血鬼化の施術を受ける。吸血鬼化し若返った実力は、
高層ビルを切り倒し由美江を瞬殺するなど、まさに「死神」の異名に相応しいものであり
アーカードとも互角に渡り合う。しかし、無理な施術の影響で拒絶反応が発生。
少年時代の体にまで若返るという症状が現れる。
自身との戦闘中にアーカードが消滅し、虚しい想いを抱えたまま、
ハインケルに狙撃され致命傷を負う。その体を引きずって
飛行船グラーフ・ツェペリン内の研究室までたどり着き、
脱出しようとする博士を倒した後、そのまま燃え尽きる飛行船と運命を共にする。
いつヘルシングを裏切ったかについて、アイランズ卿の発言や
吸血鬼化した後の態度などから最初から裏切り者であった可能性があるが
現状では一切不明。ただ、余命いくばくもないというリスクを負ってまで
自ら吸血鬼化を受け入れたのは己の最高の状態で
アーカードと闘いたかったのだろうとアーカードが指摘している。
 
感謝の極み」(アーカードにお褒めの言葉を頂いたときの台詞)
『老い』すら楽しむものさ 我々英国人(ジョンブル)は
意地も張れぬ繁栄などこちらから願い下げだ
戦う執事、または戦う老人のなかでここまでカッコイイ人ってなかなかいないと思うな。
まさにナイス執事!ナイス爺!常にクールかと思ったら裏切ってまで
戦いに身を投じたいという、根は熱血野郎だったりもするところもまた良し!
なんかだんだん私こと筆者の一言が陳腐極まりなくなったきたが気にするな。

2009年1月24日土曜日

東風(トンプウ)

アニメ「カウボーイビバップ」に登場。
 
通称「マッドピエロ」。彼に命を狙われた者(目撃者も含め)は
決して生き延びる事はできないと言われる怪人。
主人公スパイクは偶然彼の犯行を目撃し、命を狙われる。
宙を飛ぶ、アクロバティックな動き、弾丸を弾くなどの超人的能力に加え
多種多様な武器を使いこなす。
その正体はI.S.S.P.(太陽系刑事警察機構)の
極秘研究「暗殺能力向上実験」の被検体No.44、暗号名「東風」であり、
実験により特殊能力を身につけた殺人マシーン。
実験の過程で精神が幼児退行したので実験は失敗とし、
強制隔離施設で永久隔離となるも施設の人間を惨殺して逃走。
以来復讐を果たすべくI.S.S.P.の関係者を次々と惨殺しているが
まだ精神退行は進行中であり、それによる幼児化から
殺戮そのものを楽しんでいる。実験を行われた際、
オッドアイの猫に見つめられていたことがトラウマとなり
猫の鳴き声に過敏に反応する。スパイクに挑戦状を送り、
今はもう誰も訪れない遊園地「スペースランド」にて再度スパイクと対決。
鳴き声よりもオッドアイに恐怖を覚え、スパイクのオッドアイにも反応し
その一瞬の隙を突かれスパイクに倒された。
 
ハロー、ジェントルメン!お前の命をもらいにきた」「ハロー、ウェルカム!
ピエロっていつ見ても怖いものを感じるけど、
俺が本格的にピエロに対して恐怖心を覚えさせられそうになったのがこいつだ。
物凄い奇声「アーハハハハハハハ!!!!」「レッツ、パーティ〜!
イッツ、ショータ〜イム!」「ハハ、アッーハハハハハハ!!!!
フッハハハハハハ!!!!!」 やら
最期の「アァァー!痛いよ〜!ママァー!!!!痛いよ〜!!!!!!」 シーンといい、
不気味すぎる。ラストのシーンは哀れみも感じるけど、
拭っても拭いきれないほど不気味すぎる。あとで知ったが、
声優は銀河万丈さんだったことには驚きだ。
いつもは野太い声なのに、こんな高い声出せるんだ〜。と感心してしまう。
正直、バットマンのジョーカー役やっても良いかもしれない。

アンデルセン神父

漫画、アニメ「HELLSING」に登場。
 
本名アレクサンド・アンデルセン。
裏切者イスカリオテのユダの名を冠した、ヴァチカンの保有する
唯一にして最強の戦力でありカトリックの地上における神罰代行者として、
悪魔、化物、異教、異端の殲滅を目的とするヴァチカンの法王庁
特務局第13課、通称「特務機関イスカリオテ」所属の神父。
ヘルシング機関におけるアーカードの様な存在で、対化物用の鬼札と言われる。
「聖堂騎士(パラディン)」「銃剣(バイヨネット)」「天使の塵(エンジェルダスト)」
「殺し屋」「首切り判事」など数多くの異名を持ち、その正体は判然としない。
また、アーカードが「宿敵」と呼んだ人物でもある。
普段は眼鏡をかけた優しげな神父で、孤児院に勤めている。
子供達に慕われているが、その実の顔は狂信者である。
なお、同じ機関員であるマクスウェル、ハインケル、由美子などは
この孤児院の出である。生身の人間でありながら、生物工学の粋を凝らした
自己再生能力(リジェネレーション)と回復法術により、
頭を銃で撃たれても瞬時に再生する。
武器は大量の銃剣(銃に装着はせず、そのまま手に握る)であり、
単純に刀剣としての格闘以外にも、もっぱら投擲武器としても使用し、
鎖に爆薬と共に括りつけて攻撃するなどバリエーションがある。
また本(おそらく聖書)のページを護符のように利用し、結界を張ったり、
突然の出現・撤収を行ったりもする。第二次ゼーレヴェ作戦の発動時、
先遣の武装神父隊を率いて英国に上陸、ミレニアムとの戦闘を行った。
その後死亡したマクスウェルに代わり第九次十字軍遠征失敗を宣言した後、
アーカードに闘いを挑む。切り札として用意した聖遺物「エレナの聖釘」によって
棘の化物となりアーカードを追い込むも、最期は心臓を握り潰され敗北。
地獄で再び会うことをアーカードと約束したのち散る。
その後、突如、出現したウォルターに遺骸を足で踏みにじられた。

暴力はいけません。いいですか?暴力を振るっていいのは異教徒共と化け物共だけです。
我らは神の代理人 神罰の地上代行者
我らが使命は我が神に逆らう愚者を
その肉の最後の一片までも絶滅すること――― Amen(エイメン)
もはや語ることさえおこがましい狂信者です。
一々登場するたびにカッコよく禍々しい狂気を見せ、凄まじいの一言だ。

2009年1月23日金曜日

アーカード

漫画、アニメ「HELLSING」に登場。
 
正統な吸血鬼。大英帝国と英国国教会(プロテスタント)を
反キリストの化物から護る為に組織された王立国教騎士団ヘルシング機関における
化物に対する鬼札(ジョーカー)と評される程の存在。
インテグラに仕える。普段は黒い長髪に長身の青年の姿。
大英帝国女王とも対等に振舞う傍若無人な性格。
白い拳銃「.454カスール カスタムオートマチック」と
(後に)黒い拳銃「ジャッカル」の二丁拳銃を用い、
インテグラの命令を受けて吸血鬼でありながら吸血鬼狩りを行う。
本人曰く「姿形は関係が無い」と述べる通り、
時に普段とは違った姿見をとることがあり、
鎧にマントをつけた髭顔の偉丈夫という伯爵(本来の姿)や
黒髪の少女の姿になることもある。吸血鬼である以上、
主食は血液であるが、輸血用パックにストローを挿して飲むこともある。
最強を誇り、一切の他者を寄せ付けない強さを持つが、
普段は拘束制御術式(クロムウェル)と呼ばれる封印をかけ力を制限している。
能力は一般の吸血鬼に準じるが、今までに吸った血が膨大であるために、
吸血鬼と見ても超常の能力・不死性を持ち特に不死性に関しては
頭や心臓を潰されても死なないというほど。
一般に彼を殺すには、彼が今までに吸った数十万、数百万とも
つかない数の人数分だけ殺す必要がある。100年前にロンドンに侵入するが、
ヘルシング教授とその仲間達の4人によって破れ
(ここまではブラム・ストーカーの小説と同じ)、
以後ヘルシング家に使役される存在となる。1944年9月のワルシャワで
吸血鬼製造計画を企てたナチス研究機関をウォルター執事とともに潰し
その後先代アーサーの時代に地下に封印されるが、
ヘルシング家を継承したばかりのインテグラの血によって復活し、現在に至る。
名前や回想などからドラキュラ伯爵しいてはヴラド・ツェペシュ本人と思われる。
名前のアーカード(Alucard)は、ドラキュラ(Dracula)の逆綴りである。
第二次ゼーレヴェ作戦においてのウォルターとの戦闘中,
ロンドンにあふれた全ての命を吸い取る際、
その中に紛れたシュレディンガー准尉の血を吸った事により
「自分で自分を認識できない」状態となり一度消滅するが、
30年をかけて自分自身の中にある自分とシュレディンガー准尉以外の
全ての命を殺す事で自身を認識できるようになり復活。ヘルシング家に帰還する。
  
過去ブラム・ストーカー作「ドラキュラ」が発表され、
その後 数多くの亜流が生み出された。
現在も吸血鬼モノは未だに続いているが、 独自の解釈もさることながら
彼ほど恐ろしく魅力的なドラキュラはいなかった。
これもやはり筆舌尽くせぬ。

2009年1月20日火曜日

クレア・スタンフィールド

小説、アニメ「バッカーノ!」に登場。
 
別名「葡萄酒(ヴィーノ)」もしくは「線路の影をなぞるもの(レイルトレーサー)」。
また「フェリックス・ウォーケン」の名前を持つ殺し屋。
本人は「俺が世界の中心である」という考えを持っており、
そのため自分が殺されることはありえないと確信している。
その戦闘能力の高さゆえに、何人もの人物がトラウマを抱えている。
幼少時はNYに住んでおり、マルティージョの幹部フィーロと
ガンドール三兄弟とは幼なじみである。彼らとは現在でも親友として
交友を深めており、ガンドールファミリーから殺しの依頼を受けることもある。
NYを去ってからはサーカス団に所属し人間離れした技術を
次々に成功させ、団の花形として活躍する。
天才と言える才能だが、本人はこれは努力を重ねた結果だと考えており、
「才能」の一言で片付けられることに強い嫌悪を抱いている。
サーカス団が解散後、培った運動神経を活かして殺し屋に転向。
大量に血が残る酷い殺し方をするため、裏社会では恐怖とともに
「葡萄酒」の名が広く知られている。
殺し屋業の傍ら、大陸横断鉄道の車掌もしていた。
これは殺し屋という仕事の都合上、移動に便利だったからである。
しかしクレア自身は車掌の仕事も気に入っており、
フライング・プッシーフット号の事件の際も列車を
荒らした黒服や白服の集団に激しい憤りを感じ、
レイルトレーサーとして粛清を開始した。
この事件の最中に、後に妻となるシャーネと出会い、結婚を申し込むが
事後処理で自分を「死んだ」ことにしてしまったため、
将来結婚できるようにと「フェリックス・ウォーケン」の名前を買い取って
戸籍を手に入れた。後にシャーネと婚約。
2002年の時点では曾孫がいる。不死者ではないが
90歳を過ぎてもまだまだ元気である様子。
 
複数の名を持って生きる人物。っといえば昔からロマンあり。
スパイ小説から犯罪小説、怪奇小説まで古今東西津々浦々
悪役から端役、主役まで数多くの人物が存在しており
彼もまたそんなロマンが詰まった人物である。

ラッド・ルッソ

小説、アニメ「バッカーノ!」に登場。
 
叔父にルッソ・ファミリーのボスのプラチド・ルッソを持つ。
ルッソ・ファミリーの一員。「自分は安全だ」と信じてやまない
緩んだ人間を狙って殺す事を快楽としている享楽的殺人狂。
考えなしに殺人を犯していたようだが、実際はルッソ・ファミリーが
処理できる範囲で実行していた。組織に力が無くなったのを見て、離反。
大陸横断列車フライング・プッシーフットを仲間とともに列車ジャックする。
同車の車掌クレアと戦い、最終的に片腕を失う。
不死者の存在を事件のさなかに知り、その殺人癖から殺したいと考え
その後、不死者ヒューイのいるアルカトラズへ収容された。
その後失った片腕に鋼鉄の義手をつけ、遂に殺したがっていた
ヒューイの元に辿り着くが一悶着の末、ヒューイに何もしないまま独房に戻らされた。
マルティージョ・ファミリーの幹部フィーロが、不死者リーザの襲撃を
受けている時にリーザを一蹴した。その直後、フィーロから不死者を
殺す方法を聞き色々と考えながら刑期が終わるのを待っている。
 
「バッカーノ」。バカと書かれてるが、これはイタリア語でバカ騒ぎを指す。
つまり本当に馬鹿なわけである。彼が登場する「バッカーノ!」は電撃文庫。
といえば大手のライトノベルを中心とした文庫レーベルだが、
私はライトノベルをいくぶん馬鹿にしており、偏見を持っている。
だが今回この人物を紹介するにあたって、アニメを見てみたが
いや、結構面白いやないですか。これはちょっと自身の偏見を抑え
原作を買ってみるのも良いかもしれない。あまり人物紹介になってない
文章になってしまったがいやー架空の享楽殺人者ってやっぱいいですね。

2009年1月19日月曜日

ミセス・ラヴェット

映画「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」に登場。
 
通称『ロンドン一不味いパイ屋』の女主人。
フリート街へと復讐すべく舞い戻ったスウィーニー・トッドが、
かつて家族と共に暮らしていた家の大家であり、トッドを愛しているが、
彼にその愛は伝わらない。
トッドが彼の家族に関する情報を求めて彼女を訪ねると、
彼の妻が判事に辱められ毒を飲んだ、娘は判事に引き取られたという。
復讐を求めたトッドは、自身の仕事である床屋をを再開し、殺人を犯す。
死体を下水に流そうと考えたトッドだが、ラヴェットは「もったいない」という理由で
死体をミートパイの材料にしてしまう。これが成功し、ラヴェットの店は大繁盛する。
その後復讐は成功し、ついでにトッドは乞食の女を殺害してしまう。
実は乞食の正体は彼の妻であり、ラヴェットは彼を愛しているが故に
嘘をついたのだ。結局彼女はトッドの手により、焼き殺される。
 
愛のために人殺しも厭わない女性は、かくも不憫なものか。
トッドとの夢の生活を夢見、だがしかし、彼女の思い届かず
最愛の人により死する彼女。不憫でたまらん。

ワームヘッド

映画「サンゲリア」に登場。
 
ウジやミミズが集ったゾンビ。カリブ海に浮かぶ小島、
マトゥール島は過去にスペイン征服軍が訪れており
その共同墓地から何かの疫病なのか
それともブードゥー教の呪いのためなのか、死者が蘇り、
生者を貪り喰うべく襲い掛かってくるのである。
(名前は私がつけた仮称です。
日本のファンからは映画に因んで、サングとも呼ぶ)
 
昔、とある男が「ZOMBI 2」と銘打って公開した本作。
中身は名作「ゾンビ」以上に腐りきった死体が人を嬲り殺して喰う映画だった。
この映画を作った男はルチオ・フルチという。
だがあの名作「ゾンビ」の続編ではなく、勝手に名前を使ったことに
怒った製作のダリオ・アルジェントは抗議したが、
フルチは「ゾンビはブードゥ教のものだ」と一蹴、
以降アルジェントとフルチの確執が始まる。が、後に和解し、
映画を共同で作ろうとしたがフルチは糖尿病で亡くなってしまいました。
鬼才の惜しい死である。それはさておき、にしても映画の内容は凄まじく、
サングのインパクトはまさに名作の部類に入る出来である。
このサングは映画のなかでもっともインパクトあるサングであり
度々「サンゲリア」といえばこのサング!と言わしめたものである。
ついでにいうとこの映画以降、フルチ監督には様々な諸説が出回り
役者を追い詰めるサディストとも温厚なインテリだともいわれ
挙句の果ては糖尿病で死んだのではなく、自殺説や生存説まで
囁かれる違う意味で伝説化している人物である。

神(かみ)

ゲーム「魔界塔士Sa・Ga」に登場。
 
主人公たち一行は四天王や魔王アシュラを倒し、
遂に楽園へ続くと扉の前にたどり着く。だがそこで待っていたのは
旅立ちの日に出会い、主人公たちの前に度々現れては
助言するシルクハットの男。その正体はこの世界の全てを作り出した神だった。
神はゲームを勝ち抜き、ここまでこれたのは主人公達が初めてだと褒め称える。
「ゲーム」とは神は平和な世界に飽きており、アシュラを呼び出して
世界を混沌に陥らせた。だがその混沌の世界をも退屈だと感じた神は、
次に悪を倒すヒーローを作るために壮大なストーリーを作り上げ、
「塔の頂上に楽園がある」という噂を流した。それが「ゲーム」の全貌だった。
死すべき運命を背負ったちっぽけな存在が必死に生き抜く姿は
自分でさえ感動したと言い、お礼にどんな願いも叶えてやると言うが
もてあそばれた主人公達は怒りが収まらない。
神は自分のつくったモノが戦いを挑むことさえ楽しく思い、
「これも、いきもののサガか…」とつぶやき、襲い掛かってくる。
 
おめでとう!このゲームを勝ち抜いてきたのは、君たちがはじめてです
多くのものがヒーローになれずに消えていきました。
死すべき運命を背負ったちっぽけな存在が
必死に生き抜いていく姿は、私さえも感動させるものがありました。
私はこの感動を与えてくれた君たちにお礼がしたい!
どんな望みでもかなえてあげましょう
それがどうかしましたか?全ては私が作ったモノなのです
(主人公が自分たちの存在意義に憤ったときに返した言葉)
神にケンカを売るとは・・・・どこまでも楽しい人たちだ!
どうしてもやるつもりですね。これも生き物のサガか・・・・
よろしい、死ぬ前に神の力、とくと目に焼き付けておけ!!
 
造物主を殺せ!」とでも命名できそうなゲーム「魔界塔士Sa・Ga」。
私はこのゲームを昔やっていたが、最初の敵である「とうぞく」に
よく手詰まった記憶が強い。一応クリアできたものの、
この「神」にはとても鮮烈な印象を受けた。
光あれ」「悔い改めよ」「神の右手」「神の左手」「復活」といった
神ならではの攻撃もさることながら、その目的!
被造物は創造者に対して無力であり、今までの冒険は
全て神によって仕組まれたただの劇に過ぎず、自身が
神の暇つぶしのために踊らされ続けたという事実。
しかも、神は男に姿を変え、何度も主人公にあっていた。
全ての助言は「神」自身の暇つぶしのための演出に過ぎなかった。
私の知っている限り「暇つぶし〜」を理由に
「主人公を弄ぶ敵」の火付け役は彼?だと思う。
とまぁ、ここまでいうとそれはそれですごいけど、で終わってしまうが
この神の素晴らしさはそのやられ方。無論自身のステータスを
極限まで上げれば勝つこともできるが、「チェーンソー」を使えば
一撃で倒せるのである。
しかも「主人公はチェーンソーでかみをこうげき!かみはバラバラになった
バラバラである!そう、真っ二つだ!
人間の英知は、大量殺戮兵器「核爆弾」をつくり、
精神面では「」とか「勇気」とかまぁ色々作ったわけだが、
「神」を倒すのに最強兵器である「核爆弾」はいらない。
そして心の支えである「」も「勇気」もいらない。
唯、「チェーンソー」さえあれば良いのである!
そしてゲーム中最強最後の武器は、美しくも究極の切れ味を誇る
ガラスの剣」ではなく世界を丸焼けにする「核爆弾」でもなく、
全てをなぎ払う「波動砲」でもなかった。
某テキサスの狂人も愛用、「ゾクの町」でたったの4000ケロで購入可。
木々伐採用器具、電動鋸「チェーンソー」こそが、
神をも屠ることができる究極の殺人(殺神?)兵器なのだ!

2009年1月17日土曜日

リッキー・チャップマン

映画「悪魔のサンタクロース2」に登場。
 
ビリー・チャップマンの弟。目の前で兄ビリーが警察に
射殺されてから数年後。兄を凶行に走らせた、
両親が殺害されたことによるトラウマはリッキーがまだ赤ん坊だったことから
何の問題は無いように思えたが、実は彼もそのことを覚えており、
やはり兄同様のトラウマを負っていた。
そして野外で胸をはだけさせた女性を見て、
彼の母親がレイプされるときのことと重ねてしまい、
彼もまた兄同様に凶行を行なう。その後刑務所に収監され、
精神科医が面会に来て自分の凶行と兄の凶行を語り
それを精神科医は録音していたが、話し終えたリッキーは
録音テープを使って精神科医を絞殺。脱走し最後の仕上げである、
兄の敵である院長を殺害。警察により三発の銃弾を浴びせられ、死亡した。
 
前作でビリーに根強いトラウマを植えつけた院長は殺されなかったが
今回弟リッキー君が復讐を完膚。作品自体は前作のダイジェストで
埋まっちゃったけど兄貴のために、自分のために、
(関係ない人間を多数殺害したが)頑張る彼の姿は兄弟愛?の理想だ!
ついでに言うとこのシリーズは五作まで作られており
三作目ではリッキーは生きているが、設定をかなり弄っており
ほとんど本編と関係ない作品になっている。
そしてリッキー君は頭がハカイダーな状態の超能力殺人鬼になって大暴れ!
演じたのはビル・モーズリィ!四作目以降はもはや全く関係ない
(魔女とゴキブリが大暴れ!)五作目も殺人サンタ人形が大暴れと、
「プロムナイト」シリーズばりの脱線をしまくり、
もはや一作目の抗議運動が嘘のように誰も見向きもしなくなった。
が、私は本編のリッキー君も好きだが、脳みそ剥き出しのリッキー君も
大好きだしゴキブリを吐きまくる魔女や殺人サンタ人形も大好きだァァァァァ!!!!!

ビリー・チャップマン

映画「悪魔のサンタクロース 惨殺の斧」に登場。
 
幼少の頃、ビリーはクリスマス・イヴの日に両親と
まだ赤ん坊の弟リッキーとともに精神病院に入院している祖父を見舞いに行く。
喋れないはずの祖父は、ビリーが一人になると「良い子にしないと、
サンタがお仕置きにくるぞ」と脅かす。
その帰り道、サンタクロースの扮装をした強盗に父親は銃殺され
母親はレイプされて殺された。それを全て見ていたビリーとリッキー。
その後ビリーは、弟と共にセントメアリー孤児院に引き取られる。
そこでビリーは、厳格な院長から「SEXは悪い事」、
「悪い事をした人に罰を与えるのは良い事」とキツい体罰で教え込まれる。
18歳になったビリーは、おもちゃ屋で働きはじめた。
真面目な勤務態度を評価されたビリーは、クリスマス・イブの日に
サンタクロースの扮装を任される。それがビリーの中に
眠っていた悪夢を呼び起こすことになる。
サンタの扮装をしたビリーは最初は普通だったが、
上司と店員にSEXを見たことにより過去のトラウマと重なり、二人を惨殺。
まるで別人のように豹変したビリーはサンタクロースの扮装のまま
町に飛び出したビリーは「悪い子」を探して制裁を加えていく。
そして本当に仕置きを加えるべきは孤児院の院長だと思い
老いた院長を殺害しようとするが、間一髪のところで警察に射殺されてしまう。
ビリーが射殺される時、その最期を弟リッキーは見ていた…
 
マイ・フェイバリットな映画は70年代の映画が多いが、
その中で非情な扱いを受けたキャラクターである彼は、
サンタクロースが人を殺す」という宣伝により
現実世界でも大人たちに猛抗議されてしまった不遇な人だ。
今考えれば、そんな映画を見せない、これは映画の中の話だと
親が気を配れば良いはず。ドキュメンタリー「封印殺人映画」で
憎っき院長役の女性までもがこの作品を擁護するほどだから、
世の中ヒステリックに陥る人ほど怖いものはないと痛感される。

板倉(いたくら)

漫画「賭博覇王伝 零」に登場。
 
振り込め詐欺グループの一員。慶應義塾大学出のインテリヤクザで、
頭が切れる長身の男。グループのリーダー・末崎の弟分だが、
内心は彼のことを馬鹿にしている。
また力を持つ者には敬意を払うようで、年下の零や標の能力を素直に認めている。
浅はかな意見は「却下」の一言でつっぱねる。
 
却下・・・・!また何かあったら遠慮なく言って下さいね 兄さん・・・・・・
最近、福本伸行の作品キャラが日に日に増えてくることに
何故か危機感を覚える。私事は置いといて、
末崎との漫才めいたコンビは実に素晴らしいと思う。

偽アカギ

漫画「アカギ 闇に降り立った天才」に登場。

本名は平山 幸雄(ひらやま ゆきお)。
盲目の雀士・市川(いちかわ)との勝負の後、しばらく姿を消した
アカギに変わって悪徳刑事の安岡が、アカギとして代打ち業をさせていた
凄まじい記憶力と計算力を持ち、天性の勝負師なアカギとは
違った意味での天才。しかし、計算や確率に依存しすぎたことが災いし、
レートの倍増しで逆転勝ちする雀士・浦部に惨敗。
後に鷲巣麻雀で悲惨な最期を遂げ、ついにアカギ本人と対局することはなかった。
 
もはや色々な意味でグダグダになってきましたが
ここで遂に、初めて噛ませ犬を紹介。かなり実力はあるはずなんだが
ここぞという勝負どころで負けてしまう彼。
「噛ませ犬」は作品における主人公や敵の存在を大きくアピールさせるために
重要な役どころだと私は常々思っており、彼の存在により「鷲巣 巌」の強さが
際立ったことには違いない。ついでにいうとアニメ版での彼のダメッぷり
より際立っており最期のシーンに至っては見苦しいというより、
生にすがる一人の人間として実に素晴らしい死にっぷりでした(褒めすぎたな)

2009年1月16日金曜日

薬売り

アニメ「「怪 〜ayakashi〜」、「モノノ怪」に登場。
 
謎の行商人。本名不明、素性も不明。本人曰く「ただの薬売り」。
「モノノ怪」を斬る剣を携えて諸国を巡っている。
隈取のような化粧をし、妖艶な雰囲気をまとった美青年で
思わず見惚れてしまう女性も少なくない。もったいぶった喋り方をすることがある。
物の怪を斬る「退魔の剣」を持っているが、使用するためには
対象の『形(かたち)』、『真(まこと)』、『理(ことわり)』の三つを知ることが必要。
怪しげな体術を使いこなし、他にも結界の要や障壁にもなる御札や
物の怪との距離をはかる天秤等の不思議な道具を多数持ち歩いている。
 
浮世絵風で和紙のような画が特徴なアニメと聞き
いやー、どんなもんかと見てみたが目がチカチカする。
そんな不思議なアニメの主人公の彼、元々はオムニバス形式のアニメから
出た一発ネタの人物だが、人気が出たので正式な続編が決定され
現在に至るという変わった経歴の持ち主。
なんというか説明しにくいこと、この上ない人物である。

オートモ

映画「ロボコップ3」に登場。
 
日系企業カネミツ商会が製作した対ロボコップ用忍者アンドロイド。
ロボコップ2ことケインの暴走事件により、社会から信用を失った
オムニ社は自社の株が大暴落し、カネミツ商会のカネミツ会長により買収された。
更には超ハイテク都市デルタ・シティの建設のため、
旧市街の土地の強制収容に乗り出し家を失った市民たちは
地下に潜りゲリラ化していた。ロボコップはゲリラたちに味方し、
これを倒すべくカネミツは日本製忍者アンドロイド・オートモを派遣する。
これは外観・性能共に米国製品であるロボコップを大幅に上回っており
如何にもロボット然とした鈍重な動きをするロボコップに対し、
人間のような動きが可能であり運動選手並みの動きを見せる
オートモは戦闘でロボコップを圧倒する。
更にもう一体現れ、最終的に二体のオートモに苦戦を強いられるが
ロボコップのメンテナンスを担当していたラザラス博士と少女ニコにより
コンピューターの制御装置に障害を与えられ、同士討ちした。
またロボコップのOSが英語で表記されているのとは違い
OSも日本製らしく、カタカナで表示されている。
 
ニンジャー!!!!!」と叫んでいる謎のアメリカ人を
つい最近見かけたばかりでやっぱりアメリカ人は
「忍者」が大好きなんだなと再認識。そしてやはりアメコミ関係者にも
例外はなく、特にフランク・ミラーは影響されまくりである。
ミラーは「ロボコップ2」では原案と脚本を、「ロボコップ3」では脚本を担当している。
で、やっぱり「忍者」好きなミラーだけあって、
それなりに面白いアンドロイドとして登場する彼。最期以外を覗いて
なかなか面白い働きを見せ、映画はどーしようもないのに
彼が一応の清涼剤になっている。後にこれが「シン・シティ」の女殺し屋ミホに
活かされたかどうかは謎だが、ミラーの「忍者」への愛が詰まったロボットである。
名前は「仁義なき戦い」の大友さんに影響を受けたのかと思ったが
実際は「AKIRA」の漫画家の大友克洋らしい。
だからといって特に両者に然したる共通点はなく、はっきりいうと全然関係ないんだけどね

プレデター・ザ・クリーナー

映画「AVP2 エイリアンズVSプレデター」に登場。
 
エイリアン駆除・具体的かつ自分達に都合の悪い存在・証拠の
抹消を専門とするプレデター。プレデリアンにより宇宙船が
コロラド州の森に墜落し、その証拠を抹消すべくプレデターの母星より派遣された。
ザ・クリーナー(掃除人)と呼ばれる。成人前の若者達とは違い、成人を経た後に
特殊な戦闘経験を積んでおりエイリアンの駆逐と
その過程で発生した証拠物の隠滅を生業としている。
そのため目撃者は武器を持たない者であっても容赦なく殺害するなど
純粋に強い獲物を狩ることを至上目的とする他のプレデターとは
一線を画す特異な存在である。マスクには無数の傷があり、
顔はエイリアンの酸血を顔面左に浴びた為か左目が失明(眼球自体は存在している)し、
上外顎の左側が溶け落ちているなど、経験してきた闘いの熾烈さを
匂わす傷跡が残っている。両肩にプラズマキャノン、腰にはエイリアンの尾で
作られた鞭酸性血液でも溶けないリストブレイド等の対エイリアン戦に
特化した多彩な装備を持ちアーム部分が破損したプラズマキャノンに
パーツを追加し手持ちのハンドガンの様に扱うなど、戦法においても
これまでの作品で登場したプレデターとは異なる一面を持つ。
また、ザ・クリーナーの名を象徴する装備として証拠物を溶かして
消滅させる謎の青い液体も備えている。これまでのプレデター達とは
桁外れの身体能力を誇り、襲い掛かってきたエイリアンを
二体同時に抑えて持ち上げる等、肉弾戦においても奇襲以外では
エイリアン(プレデリアン以外)を寄せ付けない。
身体能力にて勝るプレデリアンとも優れた戦闘技術により
互角に戦っておりプレデリアンの隠し顎を引きちぎる荒業も見せた。
だがプレデリアンに不意打ちされることが多く、
(これはプレデターのマスクのヴィジョンのエイリアンモードでは
プレデリアンの姿は認識されないため)このためエイリアン抹殺に
苦戦をしいられ本来の目的を果たし切れなかった。
プレデリアンと戦い瀕死の状態に陥るが、最後は軍の核爆弾の
爆発に巻き込まれ死亡した。
 
もはや我が道を行きすぎて、設定に無理が生じまくってきた
我らが宇宙侍。今回は原点に返って冷徹な彼ですが、
こりゃまたひたすら強い!強い!ただし肝心の極み所が暗い所為で
今一カッコよく見えないぞ。更に敵であるプレデリアンの設定が
混迷を極み切った所為で、もはやあの映画。ストーリーよりも
出来の悪いアクションで埋め尽くされた感が否めない。
まぁ決して彼自体は悪くないので、安心しなさい!
以下装備紹介
 
ヘルメット:今回プレデターが見た映像は全て内部に
記録されていることがわかりヘルメット内部に蓄積されたデータは、
ガントレットに接続することで過去の映像を見ることが可能である。
また「エイリアン・ビュー・モード」という機能を持ち、
これでエイリアンの存在を確認できる。
ただし、プレデターの遺伝子を持つプレデリアンに通用しない。
電磁波を利用したものなので、電磁波が発生する場所では故障する。
 
スラッシャー・ウィップ:エイリアンの尾でできた鞭。
鞭自体がカミソリ状であり、エイリアンの身体ですら
簡単に切断するほどの切れ味を誇る。エイリアンの尾を
元に作られているだけあって、酸性血液が付着しても溶けることはない。
 
リストブレイド:通常のものとは違う特別性で、エイリアンの血液では溶けない。
 
プラズマキャノン:両肩に1門づつ装着したり砲身にグリップを取り付けて
手持ちの火器として使用することが可能。

2009年1月15日木曜日

ツインズ

映画「マトリックス・リローデッド」に登場。
 
仮想現実空間「マトリックス」の最古のプログラム「メロビンジアン」に
仕える双子のエージェント。常に二人で行動し、体を半透明化した状態で
壁などを自由にすり抜けられる独自の能力を持つ。
傷を負っても半透明化によってすぐに元通りに直せる。
鋭利なメスを好んで武器として使用する。監禁されていた
あらゆる鍵を開けられるプログラム「キーメイカー」が逃げ出し彼を追跡、
モーフィアスと戦うことになる。車ごと爆破され死んだと思われる。
(名前は双子から取られた)
 
映画界に革命を起こしたという映画「マトリックス」。
私自身はあの映画にそれほど凄いと思った記憶はない。
しかし、エージェントとかやたらと強かったり、
周りの人間が「マトリックス!」といって仰け反っていたのは記憶している。
まぁ私事はどうでもよくて、ほとんど最強すぎる能力を持ったエージェントで、
しかも劇中ほぼ反則的な能力を持った彼らですが、う〜ん。
ここまで双子だと違う意味で気色悪さが滲み出てくるようだ
「リローデッド」以外では登場しないが、なかなか濃いキャラクターでした。

ピンヘッド

映画「ヘルレイザー」シリーズに登場。
 
異界の使者、魔界の住人、地獄の魔導士、地獄の修道士、快楽の伝導師など
いくつもの呼び名があり、パズルボックスを解いた者に究極の苦痛と快楽、
そして壮大なる力を与えるセノバイトたち。ピンヘッドはそのリーダー格である。
彼らは「戒律」に従って動いており、「戒律」は彼らにとって絶対であり
それを破るものには想像だにしない、恐ろしい罰則を与えるらしい。
パズルボックスを解いたものには誰であろうと、どんな事情があろうとも
「戒律」に従い、究極の苦痛と快楽を与える。それに耐え切れず逃げ出す者や
なんらかの事情でそれを免れた者はセノバイトたちにより
速やかに異界へと連れ戻される。彼も厳格に「戒律」を守っているが
自身の人間だった頃の記憶取り戻した時など、場合によって従わないこともある。
彼自身の能力なのかは不明だが、何処からともなく肉鉤付きの鎖を出現させ
これで捕らえた者を究極の苦痛と快楽が待つ彼らの世界へと連れて行く。
セノバイトたちは元々人間であり、究極の苦痛と快楽を求めた結果、現在の姿になった。
彼もセノバイトになる前は人間であり、名前はエリオット・スペンサーといい
不思議な模様と言い知れぬ存在感に魅了され、多数のパズルボックスを手に入れ
究極の苦痛と快楽を手に入れた。軍部に属していて、階級は大尉。
しかし人間の頃の記憶は失っている。(セノバイトになると人間だったこと、
人間だった頃の記憶も全て失われる)一度エリオットの悪の心と
正義(ピンヘッドの心?)の心が分離し、ピンヘッドの姿をした悪のスペンサーと、
エリオットの姿をしたピンヘッドとして現れたこともある。悪のピンヘッドは
「戒律」に従わず、勝手にセノバイトの私兵団を作り上げるなどして
人間界で横暴の限りを尽くした。(名前はその顔や頭全体に刺さっているピンからの由来)
 
来い!究極の快楽を味あわせてやる!
アーメン」(悪のピンヘッドが教会でキリストの磔刑を真似したときにいった言葉)
アイ・アム・ペイン!」(訳:我こそが痛み!)
苦痛!苦痛!快楽!快楽!SMな世界が好評な映画「ヘルレイザー」。
その辺のホラーキャラクターとは違う、古典的でありながら
モダンな雰囲気や厳かな風格、威風堂々たる知的な姿が
人気の秘密である。その代名詞というべき存在である彼ですが、
原作ではリーダーではなく参謀に近い。まぁそんなことはどうでもいいが、
最近だと原作者兼監督兼脚本家のクライヴ・バーカーが
リメイク版を撮ると言っているので、かなり楽しみである。

ギメル

ゲーム「真・女神転生Ⅱ」に登場。
 
主人公アレフが出会う理想郷アルカディア・エリアの管理者。
物腰柔らかな美青年で、優れた知力でエリアを管理している。
アルカディアは悪魔がいない平和なエリアであり、アルカディアの住人は
口をそろえて「ギメル様のおかげだ」と言い、彼を崇拝している。
彼はミレニアム中がアルカディアのように悪魔も戦争もない
世界に変わり「千年王国」が実現すると言う。だがその後アレフは
ギメルとアルカディアの正体を知ることになる。
魔界からの帰還の際に、迷い込んだ見知らぬ場所。
そこはヘッドマウントディスプレイをつけた人々が口々に
ギメルを崇めている異様な空間だった。そここそが仮想現実の
偽りの楽園世界アルカディアに浸る、アルカディア・エリアの真の姿。
それは元老院の実験の一つであり、仮想現実を使った
千年王国のテスト・ケースだった。
ギメルはその仮想世界アルカディアの管理者であり、機械の力で
住民に幸福と忠誠を飽食させていた。彼はアルカディアの秘密を知ってしまった
アレフを始末しようと襲い掛かる。彼もまた「メシア計画」の一部であり、
人工的に作られた存在だった。(「GIMEL」とはヘブライ語で「3」と「駱駝」の意味)
 
さっき紹介したインチキ預言者といい、世の中は嘘だらけで詐欺師がいっぱい
私は「女神転生」をプレイしたことがないので、内容はよくは知らないが
ここまで手の込んだ詐欺師というのもなかなかない。
なんといったって、人々に幸福を!人々に無上の喜びを!という言葉ほど
甘い誘いはないのだから。やはりこういった宗教じみた奴らほど恐ろしいもんはない。

2009年1月14日水曜日

ラスプートン

アニメ「ルパン三世 ロシアより愛をこめて」に登場。
 
ロマノフ王朝で暗躍した怪僧グリゴリー・ラスプーチンが
娼婦に産ませた子の子孫。各界の著名人から霊能者として崇められ、
アメリカ大統領がお忍びで来るほどの有名な予言者。
ただし予言は全てインチキである。シベリアの僻地に屋敷を構え、
信者を集めて教祖として君臨していた。だが本当に他人の心を
テレパシーで読みとることができ本人曰く『イカサマ坊主だがテレパシーは本物』である。
他人の穴という穴に手や指を突っ込む嫌な癖がある。
五ェ門の斬鉄剣を竹光に摩り替え味方につける、役に立たないものは
切り捨てるなど策謀家の面が強いが、かなり強欲で自惚れが激しい。
インチキ予言でニューヨーク・マフィアのカルシオーネを騙して
カルシオーネが所有するロマノフ王朝の金塊を奪おうと画策し、
同じく金塊を狙うルパンと敵対する。ルパンたちに先に金塊を手に入れられるも、
旧ソ連の輸送機「ツンドラの帝王」を使い金塊を根こそぎ奪っていった。
ルパンたちを出し抜いたに見えたが、「ツンドラの帝王」を逆に利用され
金塊を奪われる。が、金塊と共に船内へ侵入し対決する。
次元の射撃を完璧に見切り、彼を恐怖に陥れるも、
ルパンの『無心戦法』に敗れ眉間を打ち抜かれる。
しかし、それでも(虫の息であったが)生きていた。
持っていた十字架の獅子の口に指を突っ込んで呪文を唱えた途端、
人体発火現象を引き起こして死亡。金塊と一緒に燃え尽きたに見えたが、
指だけは完全な形で残っていた。しかし結局は五ェ門によって断ち切られる。
 
TVスペシャル版で登場した悪役中、もっとも印象に残ったのが彼。
肩幅が広い、フサフサな髭、やたらと怪しい相貌、五ェ門を出し抜く、
刺客を送り込む、ゲテモノ料理を食す、輸送機で豪快に金塊を奪取、
やたらと穴に突っ込む、セクハラ&パワハラ、炎上死などなど
キャラ的にかなり濃い。その実力はマフィア相手に拳を口腔に叩き込む
肋骨を握りつぶす目をえぐるetc.殺人鬼or必殺仕事人orゴッドマン
残虐度100%の立ち振る舞い。残虐度、戦闘能力は
TVスペシャル悪役史上、最も高かった。

犬丸 継男(いぬまる つぐお)

映画「丑三つの村」に登場。
 
敗戦色濃い日本の昭和時代、岡山の寒村で犬丸継男は
祖母のはんと二人で暮らしており、村一番の秀才として
村人の尊敬と期待を集めていた。彼は彼で、早く戦場に出て
国のために戦いたいと願っていた。ある日、人妻と村の有力者が
交わっているを見つけ、村の風習である夜這いを知る。
継男もまたその風習を繰り返すが、幼馴染のやすよだけに思いを寄せていた。
そんな継男は兵役検査を受けるが、結核と診断されてしまう。
望みだった戦争にいけなくなり、更にはこれまで秀才と継男を
もてはやしていた村人も彼が結核と知るや、彼を避け、村八分にされる。
誰も頼れる人がいなくった継男はやすよに心のよりどころを求めるが、
彼女は嫁に行くことに。恐怖と怒りがない交ぜになり
追い詰められた彼だったが、すぐにやすよが帰ってきた。
やすよは離縁され、継男と付き合っていたのが原因という。
遂に彼は汚れきった村を戦場にしようと決意する。
一度は武器を押収された継男だが、大阪に出て再び武器を調達すると
やすよに「村を戦場にします、その日は村に近寄らないで下さい……」と手紙を書いた。
その日、たった一人の肉親である祖母を斧で惨殺。
村の送電線を切ると、丑三つの刻も近い頃、学生服にゲートルを巻き
頭には牛の角のように懐中電灯をつけ、日本刀と銃で武装し
自分のための戦争を、大量殺戮を、村人たちに対する復讐を決行する…
 
犬丸継男君、万歳!」「皆様方よ、さようならでございますよ
かの有名な「津山三十人殺し」を小説化したものを
映画化したのが「丑三つの村」。恐ろしい。とても恐ろしい。
人は人を憎めば、これほどの所業を、これほどの大量殺戮を、
これほどまでに鬼になれるものなのか。この恐ろしさは映画を観ないとわからない。

ペット・セメタリー

小説「ペット・セマタリー」、映画「ペット・セメタリー」シリーズに登場。
 
死んだ愛すべきペットたちを葬る場所。だが、ここは過去に先住民族の遺跡があり
彼らにとって神聖な場所として崇められていたことがある。
彼らが信仰したものは語ることも出来ない、何か途方も無いものらしく
死者蘇生や一説によると氷を司るウェンディゴに関するものとも言われている。
先住民族たちはウェンディゴに出会うことを恐れており、ウェンディゴに関わったものは
ウェンディゴの化身となり、人を襲うと考えられていた。
何らかの原因で先住民族が姿を消し、以後誰もこの地に近寄るものは
いなくなったが時々ここを訪れる希有な者の多くは、何か途轍もなく大きなものが
歩く音が聞こえる、何か言い知れぬ者の視線を感じる、何か大きなものを見た(感じた)と言う。
ここに埋めた死せる者は全てが蘇り、埋めた者の前に訪れる。
だが、大抵帰ってきたものは生前の者とは似ても似つかぬ言動や行動をとり
(目つきが違う、破廉恥な戯言を喋るなど、凶暴な人格になる)
全く違う精神を持つ通称「性悪な者」として、人々に害を為す存在となる。
(名前の意味はペット用墓地)
 
あなたは愛する人を生き返らせたいですか?
例え愛する人が全く違う存在になっても?という途轍もないことを迫られる
暗い映画「ペット・セメタリー」。S・キングの小説or映画として
なかなかな出来栄えであり、ペット・セメタリーに関わる人の悲劇を描いたものだが、
この墓に関わるものは必ず破滅に至るという
謂わば米版「笑ゥせぇるすまん」みたいな場所なわけだが如何せん、
映画版には小説版の不気味さが足りん。それ以外はバツグンなんだが。

クラウンジラ

映画「キラークラウン」に登場。
 
キラークラウンを統べるキラークラウンの王。
その巨体は通常のキラークラウンの体長をはるかに超えており、
何故宇宙船内が異様に広いのか、うなずけるほどである。
キラークラウンが成長するとこうなるのか、はたまた別種の生物かは不明。
やはり鼻が弱点。
(名前の由来はやはり日本の某有名怪獣からだろう)
 
デカイ、デカイ、デカ過ぎるそして弱い!以上!
なんというか満をしての登場なんだが、あっという間にやられてしまうので
ほとんど記憶に残らないことが多い彼だが、やはりキラークラウンを
倍増しにしたそのグロテスクな顔がユニークだと私は思う。思うったら、思うのだ。

2009年1月13日火曜日

キラークラウン

映画「キラークラウン」に登場。
 
突如アメリカの田舎町にサーカステント型の宇宙船に乗って現れた謎のピエロ。
おそらく外宇宙からやってきた宇宙人かと思われる。
彼らの目的は食糧の捕獲であり、ポップコーンが飛び出す銃や光線銃など
ただの玩具にしか見えない武器を駆使し、街の人々を綿菓子にし、
その体液をストローで吸い上げることだった。
総勢数百人はおり、 尖兵として7〜8人を街に送り込む。
銃で撃たれてもビクともしないが、 弱点は鼻であり、ここだけは弱い。
リーダーは巨大ピエロ「クラウンジラ」であり、
その大きさは他のピエロを遥かに凌駕する。常にふざけてるように見えるが、
やることはかなり残虐である。
 
キ〜ラ〜、クラウン!」の曲が耳に残る映画「キラークラウン」。
彼らのそのファンシーだがグロテスクな雰囲気は笑いと恐怖を
同時に演出し後に本作をカルト映画に伸し上げるほど印象的であり、
と同時に「ピエロ恐怖症」の人を増やすほどでもある。
以下彼らの武器や攻撃手段などを紹介(名前は私が考えた仮称である)
 
ピンク光線銃:玩具にしか見えないが、その発射口から出るピンク色の光線は
人を綿菓子にする能力を持つ。
 
サーカステント型宇宙船:見かけは普通のテントで、大した大きさではないが
中は迷路のようになっており、驚くべきほど広い。
一種の異次元空間ではないかと思われる。用途不明な部屋が多くあり、
綿飴にした人間は一箇所にまとめてフックに吊り下げて保存する。
 
溶解パイ:骨まで溶かす謎のパイ。溶けた人間はまるでアイスクリームのようになってしまう。
 
ポップコーン銃:ポップコーンが飛び出す銃。何の効果があるのかは不明。
 
影絵:一見不器用に見える太い指先はかなり高度な影絵を作ることができる。
が、これは人間を油断させるもので油断させたところで影絵が実体化し、
人間をコンパクトサイズにしてしまう。

ピエロ・カー:一見普通の二人乗りの軽自動車だが、
宇宙船と同じように中はかなり広く、ピエロたちが全員納まるほどである。

風船:やはりただの風船のようだが、人を閉じ込めることができる。
 
死体腹話術:彼らは人語を話せないようだが(理解はできているようだ)
死体を人形代わりに喋ることも出来る。
 
怪力:意外と力が強く、人の頭をパンチ一発で吹き飛ばすことができる。

ウィリアム・ドーン

映画「マッド・ボンバー」に登場。
 
ロサンゼルスで起きた爆破事件の犯人である爆弾魔。
妻と離婚し、娘アンの成長を楽しみに生きていた男だが娘をヘロイン中毒で亡くす。
これにより元々偏屈だった性格がよりこじれて、彼の精神は荒み果て
歪みに歪み続けた結果狂気に陥った。娘が死んだのは社会が悪いからだという
結論を引き出し、軍役時代に習得した爆弾技術を駆使して
社会に復讐しようとする。だが、娘が入院していた病院を爆破したときに
その病院にたまたまいた強姦魔フロムリーに顔を見られてしまう。
ネリ刑事の強引な捜査によって、フロムリーが自分のことをバラしたとわかると、彼を爆殺。
自暴自棄になった彼はダイナマイトを満載したトラックで街中を走り回る。
遂にはネリ刑事に追い詰められ、最期は自らダイナマイトに火をつけトラックごと自爆した。
 
後の爆弾サスペンスやらアクションやらの原点的映画「マッド・ボンバー」。
爆弾魔、強姦魔、暴力刑事、三つ巴の戦いを描いた?この映画。
彼は娘が死んだことにより、やるせない怒りを社会へ向けてぶちまけるわけだが
どっかで見たことあるような人物だ。道端でゴミを捨てる男を怒鳴りつけ
目を合わせず注文をとるウェイトレスにマジギレ・・・・・・・もう言わずもがな。
彼ウィリアム・ドーンの人物描写は「フォーリング・ダウン」のD-フェンス
影響を与えていると私は思う。半ば八つ当たりなんだが、最期に自爆する時に
流れる曲を聴いていると彼はやはりどこか哀れな男だったと感じる。

プロムナイト・キラー

映画「プロムナイト」に登場。
 
アメリカ、ウェスト・コーストのとある町。
ハミルトン高校では、年に一度の“プロム"が開催される。
ひとつの学年が終わり、休みに入る前に催されるこのダンスパーティでは
学校一の人気カップルがプロムの“キングとクィーン”として選出され、
表彰式が行なわれる。学園長ハモンドの娘キムとその友達ニックが
すでに今年の“キングとクィーン”として表彰されることになった。
キムの弟アレックスはプロムの雑用で手一杯だった。
実はアレックスには双子の姉がおり、ロビンという名前だった。
彼女は6年前、廃校舎付近で死体となって発見されたのだった。
この事件は精神異常者による犯行とされ、その数日後にある男が逮捕された。
もし生きていたら、今年のクィーンになれただろうと憂うキム。
その頃、ロビン殺害容疑の男が逃走。そして惨劇が始まる。
昼休みにキムと海岸を散歩していたニックは、彼女にあることを打ち明けた。
それは6年前のロビンの事件の真相だった。
廃校舎でニックは友人のウェンディとケリーとジュードとともに
“殺人鬼ごっこ”をしており、そこに来たロビンを脅し
窓際に追い詰められたロビンは誤って、三階の窓から転落したのだ。
そのことを4人は協力しあって秘密にしていた……。
日が暮れ、いよいよ“プロム"の夜が近づいた。
体育館は美しく装飾され、ディスコ・ミュージックが鳴り響いていた。
そして警察の必死の捜査により、容疑者はあっけなく逮捕される。
だが、ハミルトン高校の惨劇は止まらない。
ロビンの死に関わったニックの友人たちが次々と殺されていく。
犯人の謎の覆面男とニックは争い、キムにより致命傷を負わされる。
その男の目を見たとき、キムは彼が何者かを悟った。
男はよろめきながら、校外へ出て崩れるように倒れた。
その覆面を取ると、そこに現れたのはアレックスの顔だった。
犯人は実はロビンと双子のアレックスだったのだ。
彼はロビンが窓から落ちる瞬間を、ロビンが死に、四人の子どもが
校舎の窓から外を覗いているのを見ていたのだ。
彼は姉を死に追いやった四人の子どもたちに復讐の牙を向けて、
次々に殺人を実行していたのだった。
 
主演のJ・L・カーティスが老けた女子高生を演じる映画「プロムナイト」。
この手の映画お決まりの学園モノらしさを出しながら、謎の殺人鬼が暗躍する。
しっかしこの殺人鬼、まるで○ョッカーの戦闘員のような世にもあんまりな格好で
しかもこれまたショッ○ーのように弱いときたもんだから、目も当てられない。
しかし、これも一つのシンプル・イズ・ザ・ベストの形と受け取ることもできるでしょう。
最近リメイクされたのですが、オリジナル同様、あまり過度な期待をせずに
見るのが一番なのだろう。

バイオノイド・ヘクター

映画「スペースサタン」に登場。
 
地球の食糧問題を解決すべく、土星の三番目の衛星「サターン3」で
研究をしていたアダム博士と女性科学者アレックス。二人は恋人同士だった。
その二人の前に現れたジェームズは、ロボットを連れてきた。
ジェームズ曰く最新式のバイオノイドといい、人間のように学習していく
学習知能を持つという。ジェームズはアレックスに横恋慕し、彼女の気を引くべく
よりバイオノイドを進化させようとバイオノイドに自身の頭脳をプログラミングした。
だがプログラミングすると同時に、ジェームズの人格の一部も
ヘクターに移っていた。それによりヘクターはアレックスを愛してしまう。
そして恋敵であるジェームズを殺害し、アレックスに迫る・・・・・
 
ロボットが恋をしたーという純愛モノかギャグでしかならいもんが
あら不思議。人間三人+一体による四角関係のサスペンスができあがり。
映画自体はどーしようもないほどしょーもないものだが、
個人的にヘクターのデザインはとてもユニークだ。
ロボットなのに人間みたいな腹筋があるボディ。
これが後の「ターミネーター」に影響を与えるのだから仰天ものだよ。

メガトロン

アニメ「ビーストウォーズ」シリーズに登場。
 
デストロン軍のリーダーである破壊大帝を自称し、初代メガトロンの末裔と思われる。
ただしデストロン全軍を統べているわけではなく、デストロンのどの政治組織にも属さない異分子。
休戦状態だったデストロン本部で反乱を起こし、サイバトロンから
ゴールデンディスクを盗み出すと共に、仲間を連れ惑星エネルゴアに不時着。
デストロンの復権、全宇宙の支配を企む。戦闘能力は計り知れないが
最大の武器は敵のみならず味方に対しても心を許さない冷徹さ。
真の目的は時間転移で過去に戻り、地球で休眠状態の初代コンボイを破壊することだった。
(ゴールデンディスクには初代メガトロンからのコンボイ暗殺メッセージがあった)
結局コンボイに敗れ、セイバートロン星に護送されるはずだったが
時空間移動中に逃亡し、コンボイ(ビースト)らよりも先にセイバートロンに到着し、
機械化ウィルスの散布により、星を制圧した。
ヴィーコンを名乗り、自由意志を剥奪することでの機械生命による宇宙統一を企む。
初代メガトロンの野望を、最も過激な形で実現しようとしたのである。
最終決戦でコンボイ(ビースト)との一騎打ちをし、激闘の末、二人とも消滅した。
 
冷酷であり異分子。初代メガトロンの遺言に従い、他人の予定調和意見はどうでもよし。
そんな己の道を突き進む彼は実に素晴らしい。
そしてそんなハードな人生を歩んじゃう彼が出てくる「ビーストウォーズ」。
何故日本の低年齢層にそんな「ビーストウォーズ」はウケたのか?
それは今までの「トランスフォーマー」シリーズのようなクソ真面目すぎる展開よりも
小気味よいギャグが多く入っていたからで、豪華声優陣によるアドリブがその多くを担い、
千葉繁 氏による功績ゆえである。以下かなり数が多いので一部抜粋した名言(アドリブ集とも言う)。「俺様こそが、破壊大帝メガトロンだ!」「ナビ子ちゃ〜ん
さ〜、帰ってピアノのお稽古だ」「俺のエビチャーハン、どこぉぉぉ!!!!
シュ〜ワちゃん!」「コンボイ、最後ぐらい何か面白いこと言えぃ。本当は言いたくてたまらないんだろう?

2009年1月10日土曜日

グレート・グランマ

映画「悪魔のいけにえ2」に登場。 
 
故人。既にミイラになっており、ソーヤー一家のアジトである
バトルランド遊園地の最上階(ドレイトン曰く「チェーンソー天国」)に
チェーンソーを抱えて鎮座している。
(ソーヤー家の祖母だと思われる)
 
死して尚偉大なおばあちゃん。
その登場シーンは一瞬だが、その矛盾したしわくちゃで豊満な姿は目に残る。

2009年1月9日金曜日

ティー・レディ

映画「テキサス・チェーンソー」シリーズに登場。
 
本名不明。トレーラーに住む太った女。ヒューイット一家の仲間。
お茶が好きで、ルダ・メイのお茶友だちであり、いつもお茶と一緒にチョコレートを
食べるのがやめられないらしく、ダイエットに困っている。
(ヒューイット一家とはどういう関係かは不明)
 
果たしてヒューイット一家は何人家族なのか?
気になるところである。

2009年1月8日木曜日

グランマ

映画「悪魔のいけにえ」に登場。
 
グランパの妻。ドレイトンヒッチハイカーチョップ・トップレザーフェイスの母親。
ソーヤー一家の家の二階で、安楽椅子に座ってミイラ化していた。
既に故人のため、どういった人物なのかは不明。
彼女の生前が明かされることで、ソーヤー一家の狂気の一端が掴めるのかも知れない。
 
二階に上がると一見生きているようで死んでいるインパクト大な登場のグランマ。
何故か一作目と二作目には似たような人物が出ており
二作目はグレート・グランマと呼ばれ、一作目とは全然違う姿をしている。
多分二作目のがお祖母ちゃんで、こっちはお母さんなど私は思う。
にしても薄気味の悪いミイラである。

エド

映画「ショーン・オブ・ザ・デッド」に登場。
 
小学生の時からショーンと親友であり、デブでニート。
昼間からビールを飲み、1日中だらだらとゲームをしたりして
自堕落な生活を送っている。場の空気を全く読まずに
好き勝手なことばかりしてはショーンを困らせている。
同居人のピートとは非常に仲が悪い。透かしっ屁をしては
ショーンにわざと謝って反応を楽しんでいる。猿真似が得意。
パブ「ウィンチェスター」の店主ジョンやパブの常連客の人物像を勝手に想像している。
(いくつかはビッグアルという友人から聞いたもの。ただし犬は上を向けないとも言っているのでショーンはあまり本気にはしていない)
ヌードルという友人がおり、よく携帯電話で話している。
ゾンビが街に溢れかえった状況下、都合の良いプランを立てて
ショーンと駆け回る。普段よりも役に立つようになるが・・・・
 
デブでニートで役立たず社会的にはサイテーな人間だが、
人間性においてはこれほど良い友人はいない、とても愛着のある人物。
ごめんな、ショーン
女は星の数ほどいるとか、そんなありきたりなことは言わない。
俺が言えるのは一つ。世界の終わりじゃねぇ
テレビの言うこと信じるのか?」「車ボコっちゃった
ほら、やっぱり!ビッグアルの言った通りだ!
なさけねぇヤツ・・・・ヘッヘッヘッヘッヘ
映画のラストといい、いつまでも仲が良く永く続くショーンとの友情。
ああ、やっぱり私の筆では彼らの素晴らしさを伝えられない。

2009年1月4日日曜日

ショーン

映画「ショーン・オブ・ザ・デッド」に登場。
 
ロンドンの家電製品店に勤めている冴えない男。29歳。
親友のエドとピートの三人で一つの家に共同で暮らしている。
最近ピートがエドを嫌いはじめ、何かとお小言を言うようになり
職場では自分よりも年下の部下に完全になめられ、
恋人リズとはうまくいかず、デートにいつもエドを連れてくる、
デートの場所はいつもパブ「ウィンチェスター」と
全てにうんざりしてきたリズの頼みにより、デート先を
高級レストランに指定するも予約を取り忘れ、ついには振られてしまう。
自棄になって「ウィンチェスター」で飲みまくり、泥酔して家で眠り込む。
その次の日、街中にゾンビが溢れ、遅れながらも事態の深刻さに
気づいたショーンは元恋人のリズと母を救うために
エドと共に都合のいいプランを考えて行動を起こすが・・・
実父を幼い時に亡くしており、義父フィリップが気難しく
厳格な性格なため敬遠している。
 
笑い!「ゾのつく言葉いうなぁぁぁぁぁ!!!!
アクション!「ラッセル曰く、人類を救うのは協力だ!
愛!「チームにI(愛)はないが、パイにはIがある。ミートパイにもIはある。
ミートの綴りを変えれば、チームになる。つまりそういうこと
全てが詰まってる映画「ショーン・オブ・ザ・デッド」。
筆者、彼について語ろうにも彼の素晴らしさを伝えるべき表現が
見つからないのでこれ以上かけませーん。

2009年1月3日土曜日

クラウザーさん

漫画「デトロイト・メタル・シティ」に登場。
 
本名ヨハネ・クラウザーⅡ世(Johannes Krauser II) 。
金髪、白塗り・くま取りにメイクして額に”殺”の文字を書き込み、
特異なコスチュームにマントを纏う異相の怪人。
その身につけている鎧は「覇獣の鎧」とよばれ、これをつけることにより
自身の魔力や精力を抑制している。カリスマ的人気を持つ
悪魔系デスメタルバンド「DMC」(デトロイト・メタル・シティ)の
ギター&ボーカルを担当。
魔界出身の悪魔で、この世界の全てを支配していおり、血の色は緑。
幼き頃に両親を殺害してレイプ。生まれてすぐに自分の危険性を感じて
産婆に「殺してくれ!!」と言った。 その生い立ちにも増して異常性欲者であり
人間の女性だけでなく目に入ったものは、非生物ですら見境無くレイプする。
音楽に出会ったことにより猟奇的殺人者にならず、バンド活動のために
刑務所から出てきた。熱狂的なファンからは「クラウザーさん」と慕われ、
神の如く崇拝、畏怖の対象である。
 
もはや語るべくもなく、我らが帝王。
その音楽の才能もさることながら、悪魔ゆえに人間を超越しきった言動、
俺は音楽に感謝している。ミュージシャンにならなければ猟奇的殺人者になっていたから・・
警官から果ては歴史的著名人までも殺し、婦女暴行、罵詈雑言、放火、
数々の迷惑行為など。その経歴はもはや人間には
理解できない代物であり筆者も語れない。

ヘンリエッタ

映画「テキサス・チェーンソー」に登場。
 
トレーラーに住んでいる女。ヒューイット家の仲間であるが、
被害者の家族から赤ん坊を誘拐し、自分の子どもとして育てていたと思われる。
しかし被害者の一人が逃げ出し、赤ん坊は奪取され事なきを得た。
救出された赤ん坊はその後、里子に出されたらしい。
現在ヒューイット一家は行方不明である。
(ヒューイット一家とどういう関係かは不明)
 
一体ヒューイット一家は何人家族なんだよ! このままずっと子どもとか
誘拐しまくったら、超大所帯だよ!とか最近思う。

2009年1月2日金曜日

チョッパー・プレデター

映画「エイリアンVSプレデター」に登場。
 
年若いプレデターの一人。3体の中で、このプレデターのみ
背中にトロフィー(人間の頭蓋骨)を背負っていた。
プレデターは獲物の頭蓋骨などをトロフィーとして収集する性質を持ち、
その狩猟方式(光学迷彩で姿を消すなど)もあって
基本的には観察活動を行った上で、トロフィーとなりうる獲物を選別する。
また、収集するに及ばない獲物を逆さに吊るし上げ、皮を剥ぐこともある。
大抵の場合、彼らの宇宙船の内部には様々な生物の頭蓋骨が
人間のハンターが家に剥製を飾るのと同じように陳列されている。
彼のみ一枚刃のシミター・ブレイドを得物としているが
その切れ味が披露されることなく、エイリアンに背後から
尾で胴体を突き刺されさらに頭部を第二の顎で貫かれて
投げ捨てられるという壮絶な最期を遂げた。
「チョッパー」とは“切り刻む者”を意味し、
両腕に装備したシミター・ブレードが名前の由来である。
(名前は製作スタッフ内での愛称である)
 
頭蓋骨を背負い、やたらと長い刃物を持つ、
これまたヴィジュアル的なプレデター。それ以外は凡個性、
更には死体要員兼噛ませ犬という不運な役回りな彼だが
その不遇さをかき消すように、彼専用(ここ重要!)のシミター・ブレイドは
カッコよかった。以下チョッパーの武器紹介。
 
シミター・ブレイド:両腕に装備される大型の一枚刃の刃物。
不使用時は半分程度の長さに縮めることができる。
切れ味がどれほどのものかは不明。

ケルティック・プレデター

映画「エイリアンVSプレデター」に登場。
 
成人前の年若いプレデター。
グリッド・エイリアンと一対一で対決し、エイリアンをタックルで弾き飛ばす、
ジャイアントスイングで豪快に投げ飛ばすなど、激しい肉弾戦を見せるも
一瞬の隙を突かれ、頭部を隠し顎で貫かれて殺害される。
マスクのデザインが古代ケルト人の兜に酷似しているため、
この名称で呼ばれる。
(名前はスタッフがつけたものであり、劇中では無名である)
 
もはや予想外!アーノルド・シュワルツネッガー
ダニー・グローヴァービル・パクストン(死体要員)、チャック・ノリス(これは嘘)
拳で渡り合い更にはエイリアンともガチバトルをし続けるプレデター!
そんな中武器に目立つものはないが、ヘルメットだけはカッチョエエ、
ヴィジュアル系な彼はそのヴィジュアル以上に見事な格闘戦を見せちゃいます!
ルール無用!殺ったモン勝ち!!とまぁ涙チョチョぎれる戦いを
見せ付けちゃう彼ですがやっぱり主人公格じゃなかったのが
災いしたのか、中ボス相手に苦戦、惜しくも勝利ならず。
だが、そのソウルフルな戦いは実に素晴らしかった!