2009年1月19日月曜日

ミセス・ラヴェット

映画「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」に登場。
 
通称『ロンドン一不味いパイ屋』の女主人。
フリート街へと復讐すべく舞い戻ったスウィーニー・トッドが、
かつて家族と共に暮らしていた家の大家であり、トッドを愛しているが、
彼にその愛は伝わらない。
トッドが彼の家族に関する情報を求めて彼女を訪ねると、
彼の妻が判事に辱められ毒を飲んだ、娘は判事に引き取られたという。
復讐を求めたトッドは、自身の仕事である床屋をを再開し、殺人を犯す。
死体を下水に流そうと考えたトッドだが、ラヴェットは「もったいない」という理由で
死体をミートパイの材料にしてしまう。これが成功し、ラヴェットの店は大繁盛する。
その後復讐は成功し、ついでにトッドは乞食の女を殺害してしまう。
実は乞食の正体は彼の妻であり、ラヴェットは彼を愛しているが故に
嘘をついたのだ。結局彼女はトッドの手により、焼き殺される。
 
愛のために人殺しも厭わない女性は、かくも不憫なものか。
トッドとの夢の生活を夢見、だがしかし、彼女の思い届かず
最愛の人により死する彼女。不憫でたまらん。

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