2009年1月23日金曜日

アーカード

漫画、アニメ「HELLSING」に登場。
 
正統な吸血鬼。大英帝国と英国国教会(プロテスタント)を
反キリストの化物から護る為に組織された王立国教騎士団ヘルシング機関における
化物に対する鬼札(ジョーカー)と評される程の存在。
インテグラに仕える。普段は黒い長髪に長身の青年の姿。
大英帝国女王とも対等に振舞う傍若無人な性格。
白い拳銃「.454カスール カスタムオートマチック」と
(後に)黒い拳銃「ジャッカル」の二丁拳銃を用い、
インテグラの命令を受けて吸血鬼でありながら吸血鬼狩りを行う。
本人曰く「姿形は関係が無い」と述べる通り、
時に普段とは違った姿見をとることがあり、
鎧にマントをつけた髭顔の偉丈夫という伯爵(本来の姿)や
黒髪の少女の姿になることもある。吸血鬼である以上、
主食は血液であるが、輸血用パックにストローを挿して飲むこともある。
最強を誇り、一切の他者を寄せ付けない強さを持つが、
普段は拘束制御術式(クロムウェル)と呼ばれる封印をかけ力を制限している。
能力は一般の吸血鬼に準じるが、今までに吸った血が膨大であるために、
吸血鬼と見ても超常の能力・不死性を持ち特に不死性に関しては
頭や心臓を潰されても死なないというほど。
一般に彼を殺すには、彼が今までに吸った数十万、数百万とも
つかない数の人数分だけ殺す必要がある。100年前にロンドンに侵入するが、
ヘルシング教授とその仲間達の4人によって破れ
(ここまではブラム・ストーカーの小説と同じ)、
以後ヘルシング家に使役される存在となる。1944年9月のワルシャワで
吸血鬼製造計画を企てたナチス研究機関をウォルター執事とともに潰し
その後先代アーサーの時代に地下に封印されるが、
ヘルシング家を継承したばかりのインテグラの血によって復活し、現在に至る。
名前や回想などからドラキュラ伯爵しいてはヴラド・ツェペシュ本人と思われる。
名前のアーカード(Alucard)は、ドラキュラ(Dracula)の逆綴りである。
第二次ゼーレヴェ作戦においてのウォルターとの戦闘中,
ロンドンにあふれた全ての命を吸い取る際、
その中に紛れたシュレディンガー准尉の血を吸った事により
「自分で自分を認識できない」状態となり一度消滅するが、
30年をかけて自分自身の中にある自分とシュレディンガー准尉以外の
全ての命を殺す事で自身を認識できるようになり復活。ヘルシング家に帰還する。
  
過去ブラム・ストーカー作「ドラキュラ」が発表され、
その後 数多くの亜流が生み出された。
現在も吸血鬼モノは未だに続いているが、 独自の解釈もさることながら
彼ほど恐ろしく魅力的なドラキュラはいなかった。
これもやはり筆舌尽くせぬ。

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