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2014年7月30日水曜日

M.U.T.O(ムートー)

映画「GODZILLA ゴジラ(2014)」に登場。

突如として日本の雀路羅(ジャンジラ)市の原発を襲撃した、種別不明の巨大生命体。
名前はMassive Unidentified Terrestrial Organism(未確認巨大陸生生命体)の略である。
ゴジラと同じ、ペルム紀に生息していた巨大生物であり、三角形の長い頭部、紅く輝く複眼、
2対の巨大な腕と胸部のより小さい1対の副腕を持ち、全体のフォルムは昆虫に近い。
放射線をエネルギー源とし、天然の原子炉といえるゴジラの体内に産卵する習性を持つが、
現代においては核兵器や原子力発電所などの代替要素が豊富に存在するため、それらを優先して狙う。
ゴジラとは太古の昔から敵対しており、M.U.T.Oは繁殖のために、ゴジラは自身の生存のために激突する。
オスとメスがおり、基本的に両者の身体は同一だが、オスはメスよりも小柄で、腕の1対が翼となり飛行能力を有している。
両者の共通点はお互いが遠く離れていてもエコーロケーションを使って交信できることと、
巨大な腕の先から強力な電磁パルス(EMP)を放つこと。その規模は極めて大きく、大都市を丸ごと停電させ、
米軍の軍艦や戦闘機を残らず機能停止に追い込んだほど。EMPを使用する際は、腕の先端付近が赤い光を放つが、
このEMPはもともと攻撃のためではなく、前述のエコーロケーションが発展したものである。
しかし電子機器を多用し、ほとんどの武力を精密機器に頼る人類にとって、最大の脅威となった。
性格は非常に凶暴であり、人間に興味を示さないゴジラとは対照的に、人間の存在を認識すると積極的な攻撃を仕掛ける。
またそれとは裏腹に同族に対する愛情や労り、悲しみといった感情を持っており、豊かな感情表現をする。
その性質上、ゴジラを倒しうる生物ではあるが、多くの卵を産んで繁殖することから、
ペルム紀に存在していた生物の中では、ゴジラにとって天敵と言えるものではないようだ。
1999年、フィリピンの炭鉱にて巨大生物の化石に付着していた二つの繭の一つからオスが出現。
海を越えて日本の雀路羅市の原子力発電所を破壊。雀路羅市は放射能で汚染され、
周辺一帯が立ち入り禁止区域となった。この事件は政府および特別研究機関MONARCH(モナーク)によって
地震による原発事故として隠蔽された。 原発崩壊後は流出した放射線を吸収しながら、繭の状態で休眠していた。
15年後、周辺の放射線を吸収しつくしたために繭から羽化、監視施設を破壊して脱走する。
餌となる放射線を求め、原子力潜水艦などを襲いながら東へ移動。
ハワイのオアフ島へと上陸し、潜水艦の救難信号を追跡していた米軍と交戦。
EMPにより人類側を圧倒するが、そこへゴジラが出現し戦うも決着はつかず、オアフ島から飛び去った。
同じ頃、ネバダ州の放射性廃棄物処理場に保管されていたメスの繭が羽化し、ラスベガスの街を蹂躙する。
メスは卵を抱えており、繁殖のためオスと合流すべく、北上する。
米軍はM.U.T.O二体とゴジラに対して、核兵器による殲滅を決断。
列車で2基の核弾頭をサンフランシスコ市街地へ輸送するが、1基はメスに、もう1基は起動後に海上でオスに奪われてしまう。
サンフランシスコで二体のM.U.T.Oは合流し、巨大な巣を作り、卵を産んだ。 そこへ上陸してきたゴジラと戦闘に入る。
一度はメスがゴジラの放射熱線により一時的に行動不能になるも、放射熱線の使用により弱体化したゴジラをオスが圧倒。
さらに復活したメスとの二体のコンビネーションにより、ゴジラを苦戦させる。
しかし人類側が巣を卵ごと爆破し、それに気づいたメスが巣へ駆けつけてしまい、連携が崩れてしまう。
オスは善戦するも、ゴジラの尾の一撃で即死。メスは卵を破壊されたことと、核弾頭が盗まれたことに気を取られ、
米軍との戦いに固執していたところをゴジラに急襲され、最後は口を無理矢理こじ開けられ、
そこへ体内に直接放射火炎を注ぎ込まれたことで死亡した。

ガッズィーラ、じゃなくてゴ・ジ・ラ!な2014年版のハリウッド映画「ゴジラ」。
なんと!初のハリウッドによるゴジラの敵(アニメ版を除く)、新怪獣ムートー。
ワタクシ、前評判もPVほとんど見ておらず、「ゴジラ単体」の映画だと思ってましたので
本編見て驚愕。なんじゃこりゃ!これタイトルはゴジラじゃなくて、VSムートーじゃねぇか!と。
この怪獣、種族的には何なんだろう?」とか色々考えながら映画館で堪能してきました。
で、映画内容はほっといてこのムートーさん。ええで!最高やん!キュートやん!カッコイイやん!
デザイン的にはハリウッドのクリーチャーっぽさは抜けきってないものの、動く分には「ああ、これ怪獣だ!」といえる。
オスの飛び方はラドンやギャオスっぽく、メスの歩く姿は重量感たっぷりというほどではないが、見た目はかなりガッシリ。
オスとメスの会合シーンではネコのように情感たっぷりと頭をこすり付けたり、
卵が破壊されりゃ大泣きしたり、破壊した当人に怒りの咆哮を浴びせたり、と
キャラクター描写はなかなかなもの。攻撃方法は近接攻撃オンリーというのも、シンプルでかつ夫婦連携プレー
ゴジラを追いつめていくのは目新しく感じた。如何ともしがたいのは、戦うシーンそのものがやや少ないこと。
映像ソフト化した暁には、その辺のシーンを追加してほしい!

2012年10月28日日曜日

権藤 吾郎(ごんどう ごろう)

映画「ゴジラvsビオランテ」に登場。

陸上自衛隊に所属する叩き上げの一佐。
自衛隊陸幕調査部から国土庁特殊災害研究会議に出向していた。
事態を他人事のようにとらえた不謹慎かつ呑気な発言が目立つが、
冷静な判断力と高い行動力を持つベテラン自衛官。
ゴジラに対して有効打になりえる、抗核バクテリア(略称ANEB)が
米国のバイオメジャーによって奪われ、取引としてゴジラ細胞を要求。
研究者である桐島と権藤が引き渡しに応じるが、謎の男によりバイオメジャーのエージェントが殺されてしまう。
男の正体はサラジア共和国のサラジア・オイル・コーポレーションの工作員であり、
二人の前でANEBをも奪っていった。その後サラジアのアジトが大阪にあることを知り、
権藤と桐島の二人によって無事奪還。損傷したスーパーX2の捨て身の一撃により、
ゴジラに一瞬の隙を作り出し、権藤が率いる特殊部隊がこれに乗じて
ANEB弾をゴジラに撃ちこむ作戦を決行する。無事ANEB弾の撃ちこみを完了し、
あとは脱出のみと思われたが、権藤一佐のみANEB弾の再装填を始める。
彼が潜伏するツイン21にはゴジラが接近していたのだ。部下からの警告を無視しながら
装填を続ける権藤一佐に、怒りの咆哮を上げるゴジラ。
その口腔に、ANEB弾が発射された。苦しそうに唸るゴジラを尻目に余裕の笑みすら
浮かべながらゴジラに啖呵を切る。次弾を発射しようとするが直後、
ゴジラの攻撃を受けてツイン21は倒壊。単身怪獣に挑んだ男の姿は瓦礫の中へと消えていった・・・・・

薬は注射より飲むのにかぎるぜ。ゴジラさぁん!

平成「ゴジラ」シリーズの中でも、権藤一佐のような人物は珍しい。
たった一人でゴジラと対等に渡り合い、軍人として任務を遂行し
散り際でもゴジラ相手に悪態をつける男。ストーリー上、なくてはならない人物ではないのに
この圧倒的な存在感は歴代「ゴジラ」シリーズ中でも遜色ない英傑と言えるだろう。
後に彼の妹、親友もゴジラに関わっていく辺り、ゴジラシリーズの中でも破格の扱いといえるだろう。

2011年10月25日火曜日

オキシジェン・デストロイヤー

映画「ゴジラ」に登場。

ゴジラを完全に殺すことができた唯一の手段であり、
核兵器を上回る、大量殺戮兵器になったかもしれない物質。
またの名を「水中酸素破壊剤」ともいい、発明者の芹沢大助博士が
酸素の研究中に偶然発見したもので、特殊な物質を電磁的に反応させることにより
水中の酸素を破壊、その場にいる生物を一瞬のうちに死に至らしめ、
さらに完全に液化してしまう。これを大量殺戮兵器として悪用されることを
恐れた芹沢はゴジラに対して使用する分だけを作り、
一切の資料を焼却処分した上で自らもゴジラと運命を共にし、その存在と製法を闇に葬った。
しかしこれが後の怪獣「デストロイア」誕生のきっかけとなった。
またデストロイアの体内には似たような物質「ミクロオキシゲン」というものがあり、
これは酸素原子が微小化したもので、酸素の性質と生物の成長促進効果性質を有するが、
その分子の細かさから、物体を形作る原子の隙間に侵入し破壊する作用がある。
また零下183.2度では液化し、ミクロオキシゲンとしての性質を喪失することがわかっている。
この物質はオキシジェン・デストロイヤーに必要な技術であり、
伊集院研作博士の発明となっているが、おそらく芹沢もこの技術を発明していると思われる。
伊集院自身もオキシジェン・デストロイヤーを意識した発明であると明言している。
デストロイアの攻撃方法として、様々な使われ方をされており、
芹沢が危惧したように、兵器としての汎用性の高さも窺える。

ゴジラを初めて滅ぼした存在である「オキシジェン・デストロイヤー(略称OD)」。
第一作目「ゴジラ」における、もう一人の主役であり、
核兵器そのものといってもいいゴジラをして、
その核を上回る存在、それ以上の脅威と目され、
目には目を、歯には歯を」を象徴するように
ある意味では「第三の兵器」、「第二のゴジラ」とも呼べる。
この新たな兵器の開発による相手よりも強大な力を手に入れるという発想は
公開当時のことを考えると、軍備力の拡大が続いた
ソ連とアメリカの冷戦の象徴ともいえるかもしれない。
余談として、山根博士が最後につぶやいた一言は
その後何度も現れるゴジラ自体だけではなく、
後の「抗核バクテリア」というODと同等の世界の均衡を崩す兵器や、
ODの再来といえる「デストロイア」の存在、
これらの新造される兵器群をも指していたのかもしれない。

2009年8月20日木曜日

ラギュ・オ・ラギュラ

ゲーム「ワイルドアームズ」シリーズに登場。

「百魔獣の王」の異名を持つ、魔獣達の頂点に立つ強大な存在。
圧倒的な力と一兆度の炎で全てを焼き尽くす。
当初は体色は白く、金色の角を持つ姿だったが
後に頭から生えた二本の鉤状の角、顔の中央に縦に走るオレンジ色の発光体、
ゴツゴツとした黒いボディ、白く節くれだった両腕両足が特徴となる。
また従来の一兆度の炎と共に、-一兆度という物理法則を超越した能力を持つに至る。
概ね「ABYSS」と呼ばれる特異な地に封印されているが、
時に「決意の塔」や「灼熱の心臓」と、場所が変わるときがある。
あるときは始まりと終わりを司るとされ、
古の昔に幾多の守護獣を血祭りに上げた守護獣さえも手に負えない存在、
またあるときは這い寄る混沌の蟲毒により作り出された存在、
またまたあるときは他次元のファルガイアで封印された
ラギュ・オ・ラギュラの破壊衝動から生み出された質量を持たない精神体など
その存在がただの魔獣の王ではない、特殊な時がある。

これなんてゼットン、そのまんまじゃん、なんて野暮な突っ込みはなし。
モデルがモデルだけあって「ワイルドアームズ」シリーズ中
最強(時に最強ではないときも)であり
最も製作スタッフに愛されている敵。
何が凄いって、友人からプレイさせてもらったときに
うおー、ゼットンだ!」と喜んでいるところを
分けも分からぬ内に瞬殺されたのが初めての出会い。
さすがモデルが初代ウルトラを苦しめただけある。
とてもユニークな魔獣である。

2008年11月18日火曜日

超遺伝子獣ギャオス(平成版)

映画「ガメラ 大怪獣空中決戦」に登場。 
 
超古代文明(アトランティス?)の遺伝子工学によって作り出されたとされる凶悪な生命体。
甲高い鳴き声は、可聴領域を超えて300万ヘルツ以上に達し
厚さ03センチの鉄板も切断する超音波メスとなる。
その染色体は完全無欠の一対で、様々な生物の遺伝子情報が入っており
そのため単為生殖ができ、メス単独で有精卵を産むことができる。
卵から産まれた当初は体長数メートルだが、仲間をも捕食して急激に成長する。
環境に対する適応能力も高く、夜行性で光を嫌うが自己進化によって
これを克服することが可能である。目の色は幼体の時は白だが、
成体になると真っ赤になり、そこから更に亜成体は目に遮光板のような物が出来て
太陽光のある昼間でも活動を可能にする。
姫神島の洞窟で卵より孵化し、嵐の夜に姫神島の小さな集落を全滅させた。
その後自衛隊により福岡ドームにて"捕獲作戦”が行なわれるが、
三頭のうち1頭は天井が閉じる前に逃亡し、直後に上陸したガメラに
石油パイプに叩き落とされ死亡。
その後、捕獲に成功した2頭も、超音波メスでケージを切断し逃亡した。
その内1頭は木曾山中に出現した所をガメラのプラズマ火球によって葬られた。
最後の1頭は東京へ出現。身長85メートルにも成長し、
へし折られた東京タワーに営巣。しかし巣は再び現れたガメラによって焼却され
激戦の末、ガメラのプラズマ火球によって燃え尽きる。
 
災いの影超古代文明の遺物として知られるが
何故生み出されたのか全く不明の怪獣、それが平成版ギャオス。
一説によれば人口削減のためという超過激な発想かららしい。
にしても平成になってもガメラの前に現れるギャオスは
ガメラの真のライバルといえるだろう。

2008年10月28日火曜日

子ジャイガー

映画「ガメラ対大魔獣ジャイガー」に登場。
 
体長2メートル程のジャイガーの幼生。
ジャイガーの尻尾の先端には針が内蔵されており
これを対象に突き刺して卵を産み付ける。
宿主の体内から孵化した幼生は宿主の血液を吸って成長する。
寄生されたガメラは血液を吸われて、半透明化した。
 
何故だ!?何故ガメラが半透明になったんだ!?
そんな謎を残す怪獣、それが子ジャイガーだ。
その面は親そっくりの幸薄そうな老け顔という可愛げのないものであり
親みたいに苦労しそうだなと思った矢先に、人間のチビッ子どもに
殺されるのでやっぱり幸薄いのは親譲りだ(爆)
ついでにいうと「ガメラ」シリーズ中、唯一人間の手によって始末されたのは
こいつだけであり、その辺は希少な存在だともいえる。

2008年10月27日月曜日

宇宙ギャオス

映画「ガメラ対大悪獣ギロン」に登場。
 
第十惑星に生息していたギャオス
体色が銀色な事以外、基本的に地球のものと同じ種族である。
地球のギャオスが一個体だったのに対し、こちらはかなり生息数が多い。
フローベラとバーベラの基地を破壊しに現れ、迎撃にきたギロンと対決する。
が、ギロンによって弾き返された自身の超音波メスによって右足を切断され
空から攻撃を仕掛けるも右翼を切断されて地上に落下。
身動き出来ないように左翼も切断されるという、見るも無残な姿となり
最期は首を切断され死亡した。ギャオスの死体はその後、ギロンが食すためによって
バラバラにされるもあまりの悪臭のため、ギロンは食べるのをやめた。
 
「ガメラ」シリーズ1、死後の扱いが最も酷い宇宙ギャオス。
ギロンの強さと凶悪さを際立たせるための所謂噛ませ犬であり
一矢報いることもできず、ものの数分で“虐殺”される彼を見ていると
ますます哀れに思う。しかしそんな悲運な彼(?)の眠たげ(?)な眼差しは
どこか名脇役の俳優のようだった(だからどうしたということではないが)

2008年10月26日日曜日

深海怪獣ジグラ

映画「ガメラ対深海怪獣ジグラ」に登場。
 
天体ナンバー105系宇宙の第4惑星ジグラ星から来た海中に住む知的生命体。
ジグラ星の海を汚染してしまったので、地球の海に移り住もうとたくらむ。
陸上生物を喰らい、武器は単眼から放射する細胞組織を停止させるオレンジ光線(仮死光線)。
宇宙船に乗って地球に現れ、世界各地に大地震を引き起こさせ壊滅に追い込んで行った。
ガメラに宇宙船を破壊されてしまい、地球とジグラ星とは気圧が違うため巨大化した。
最期はガメラに鉄琴代わりにされガメラマーチを弾かされたあと、火炎放射で焼き殺された。
 
「ガメラ」シリーズのなかで最も哀れな怪獣(宇宙人?)。
自分自身を美しいとのたまい、彼にとって家畜に過ぎない人間
美しい海を汚すのを良しとせず、相手が無抵抗になるまで地震を起こし、
地球を征服しようとする。ここまでは良い。確固たる信念を持つ正しい悪役だ。
しかし、このあとが酷い。居眠りこいてる間に人質の人間に逃げられ
ガメラによって自身の美しい体を使ってガメラマーチを弾かされる。
そしてシリーズ中、どうてっこともないインパクト皆無な焼死
屈辱!屈辱の極み、その果ての死!せめて無残な死に方をすれば
彼の面目は少しは立ったであろうがそれさえも許されぬ無様な死。
悪は栄えたことはないが、その散り際はあんまりだ。合掌。

2008年10月22日水曜日

大魔獣ジャイガー

映画「ガメラ対大魔獣ジャイガー」に登場。
 
ウエスター島にて眠っていたムー帝国の怪獣と言われる古代の水陸両棲怪獣。
“悪魔の笛”と呼ばれる石像の下に封じ込められていた。
3本の角と1対の牙を持ち、左右のエラから海水をジェット噴射することで
海上を時速300キロで走れる。武器は頭部から人間くらいの生物を
一瞬で白骨化させる程の威力を持つマグネチューム光線(高熱光線)と
鼻の先から特殊な粘液を固めた針を発射する唾液固定型ミサイル。
尾の先端にも針が内蔵されており、その針で他の生物に卵を産み付け
通称“子ジャイガー”と呼ばれる、体長2m程度の幼生が生まれて寄生し
幼生は宿主の血を吸って成長する。実は高周波が弱点であり、
悪魔の笛は眠るジャイガーを静める為に生贄の血を注ぐよう造られた
筒状の遺跡であったが、その内部で共鳴する高周波が結果的にジャイガーの動きを封じていた。
卵を産み付けられたガメラは幼生に血を吸われ半透明になり苦戦する。
最期は悪魔の笛を耳に突き刺され死亡した。
 
「怪獣」といえば不思議な生物であることが多いが、筆者が今も疑問に思うことは 
何故ガメラが透明になったのかが理解できない。
それはジャイガーが魔獣だからさ」なんて答えは欲しくはないが
誰か知っている方が居られたら、ぜひぜひ下記アドレスに連絡してしてください(嘘)
にしても昭和ガメラは痛々しい死に方が多いなぁ。

2008年10月8日水曜日

大悪獣ギロン


映画「ガメラ対大悪獣ギロン」に登場

第10惑星人バーベラとフローベラに飼われていた包丁のような頭の怪獣。
その性格は残忍にして凶暴。ダイヤモンドの100倍の固さをもつ頭で敵を八つ裂きにする。
十字手裏剣を頭から飛ばすことができ、その頭部は宇宙ギャオスの超音波メスを
跳ね返す硬度を持ち、ガメラの甲羅を傷つけるほどの鋭さを誇る。
襲ってきた宇宙ギャオスをズタズタに切り裂くが、肉が臭いので食べなかった。
ガメラと対決し手裏剣でガメラを苦しめたが、ガメラによって頭から地面に突き刺さり
手裏剣発射口にミサイルが刺さり、火炎放射を受けて爆死した。
 
まんまイカなバイラスに続いて、頭がそのまんま包丁という無茶苦茶な怪獣。
昭和ガメラシリーズにおいて、最も戦闘能力の高い怪獣であり
私の知人の指摘によれば「子供にしてみれば刃物は怖いと教育される。
それが怪獣になるんだからたまったもんじゃ無いにきまってる。
怖いものと怖いものが合体して本当に怖くなってよい例である。」とのことである。
そう考えると当時の子どもたちにどれ程の衝撃とトラウマを植え付けたか気になるところである。
そんな恐ろしいギロンだが、ガメラ映画のお約束である無残な死に方は免れなかった。

2008年10月3日金曜日

水中怪獣バイラス

映画「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」に登場。
 
バイラス星から地球を征服するためにやって来たイカのような宇宙人。
生命維持に窒素が必要で、そのため大気に窒素が豊富に含まれる地球に目をつけた。
高度な機械文明を持ち、自らを宇宙で最も優秀な生物とし、他の生物は不要とさえ
言い切る程の自信家である。頭が三つの花弁状に分かれており、一つにあわせると硬化し槍状になる。
水中および空中を、イカの様に水平に滑空して槍状の頭部で攻撃する。
人間などの他の知的生命体に「着ぐるみのように」寄生し、行動を支配することが出来る。
寄生された人間は暗闇で目が光り、腕がちぎれてもすぐに元に戻る。
バイラス星人として活動している際にはほぼ等身大だが、複数の個体が合体して巨大化することが出来る。
ガメラの腹部をその頭で突き刺したが、ガメラはバイラスが刺さったまま大気圏外に上昇。
成層圏で凍りついて氷の塊になって海上に墜落して砕け散り、海の藻屑となる。
 
筆者が思うに、宇宙一ヘタレな宇宙人はバイラスだといえる。
誘拐した子供に宇宙船いじられて簡単に逃げ出されたあげく、初歩的な子供の策略に
ハマってしまうなど
「天才と馬鹿は紙一重」とはよくいったものである。
しかしイカ然としたこの姿と、その鋭い頭でガメラを突き刺すシーンを見ていると
そんなことを忘れてしまうぐらいカッコイイのである。

2008年9月27日土曜日

超音波怪獣ギャオス(昭和版)

映画「大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス」に登場。
 
地溝帯フォッサマグナの地下に眠っていたが、富士山が異常活動をし爆発。それにより復活した。
口から300万サイクルの超音波線を出し、それは何でも切断する超音波メスとなる。
超音波メスを発射して大型ヘリコプターを切断して撃墜、搭乗員を捕食し
やがて夜間に空洞から外へ飛来し、人や家畜を襲った。
首は太く短く、この部分で背骨が二又しているため、首が回らない(その首の骨が超音波の発生源)
頭部からは光のシグナルを発し空腹時は頭部の後ろが緑に、体が危機に陥ると頭頂部が紫に発光する。
光の他に炎も苦手であり胸から黄色い霧を出し、鎮火できる。
また、太陽の紫外線を浴びると体細胞が壊れる性質がある。しかし体の再生能力が非常に高く
切り落とした部位も時が経てば再生される。このような生物は有史以来出現した事がなく
「怪獣類」という他のどの生き物とも異なる分類が提唱されている。
主に空を活動域にしており、地上では比較的緩慢である。他方、ガメラは水中、地上では
自由に動けるものの、空ではギャオスの機動力に及ばないという風に、両者の活動の差が
その戦いに影響を与えている。自衛隊が人工血液でおびき寄せたギャオスを回転盤に乗せて
動きを止めて朝を待つと言う作戦を実行し誘き寄せられたが、しかし半ばで失敗。
そこに現れたガメラと三度目の戦いを繰り広げ、最期はガメラによって富士火口に引きずり込まれた。 宇宙ギャオスという亜種がいる。
 
名実ともにガメラの宿敵ギャオス。筆者がガメラとの血みどろの戦いを観たとき
毒々しい血の色が印象的だった。

2008年9月21日日曜日

冷凍怪獣バルゴン

映画「大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン」に登場。
 
ニューギニアの孤島にある秘境“虹の谷”にあったオパールのような
卵から生まれ、医療用の赤外線を浴びて異常成長した怪獣。
長い舌の先からなんでも凍らせてしまう冷凍液を出し、背中のトゲから
殺人虹光線を出す。虹の谷に伝わる千年に1度だけ現れると言われる
魔獣でもある。水が苦手で、水に触れると溶けてしまう。
特殊なダイヤが好物であり過去のバルゴンは湖に沈んだダイヤを
追いかけて自滅していた。最期はガメラによって琵琶湖に沈められる。
 
炎を吐き出すガメラ、氷を吐き出すバルゴン。
二体の異なる怪獣が激突する映画である「大怪獣決闘~」。
本作のガメラの敵役であるバルゴンの冷凍液を吐き出すシーンが
筆者は好きで、このトカゲ然とした姿が好印象な怪獣である。