2012年10月28日日曜日

権藤 吾郎(ごんどう ごろう)

映画「ゴジラvsビオランテ」に登場。

陸上自衛隊に所属する叩き上げの一佐。
自衛隊陸幕調査部から国土庁特殊災害研究会議に出向していた。
事態を他人事のようにとらえた不謹慎かつ呑気な発言が目立つが、
冷静な判断力と高い行動力を持つベテラン自衛官。
ゴジラに対して有効打になりえる、抗核バクテリア(略称ANEB)が
米国のバイオメジャーによって奪われ、取引としてゴジラ細胞を要求。
研究者である桐島と権藤が引き渡しに応じるが、謎の男によりバイオメジャーのエージェントが殺されてしまう。
男の正体はサラジア共和国のサラジア・オイル・コーポレーションの工作員であり、
二人の前でANEBをも奪っていった。その後サラジアのアジトが大阪にあることを知り、
権藤と桐島の二人によって無事奪還。損傷したスーパーX2の捨て身の一撃により、
ゴジラに一瞬の隙を作り出し、権藤が率いる特殊部隊がこれに乗じて
ANEB弾をゴジラに撃ちこむ作戦を決行する。無事ANEB弾の撃ちこみを完了し、
あとは脱出のみと思われたが、権藤一佐のみANEB弾の再装填を始める。
彼が潜伏するツイン21にはゴジラが接近していたのだ。部下からの警告を無視しながら
装填を続ける権藤一佐に、怒りの咆哮を上げるゴジラ。
その口腔に、ANEB弾が発射された。苦しそうに唸るゴジラを尻目に余裕の笑みすら
浮かべながらゴジラに啖呵を切る。次弾を発射しようとするが直後、
ゴジラの攻撃を受けてツイン21は倒壊。単身怪獣に挑んだ男の姿は瓦礫の中へと消えていった・・・・・

薬は注射より飲むのにかぎるぜ。ゴジラさぁん!

平成「ゴジラ」シリーズの中でも、権藤一佐のような人物は珍しい。
たった一人でゴジラと対等に渡り合い、軍人として任務を遂行し
散り際でもゴジラ相手に悪態をつける男。ストーリー上、なくてはならない人物ではないのに
この圧倒的な存在感は歴代「ゴジラ」シリーズ中でも遜色ない英傑と言えるだろう。
後に彼の妹、親友もゴジラに関わっていく辺り、ゴジラシリーズの中でも破格の扱いといえるだろう。

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