2008年10月3日金曜日

水中怪獣バイラス

映画「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」に登場。
 
バイラス星から地球を征服するためにやって来たイカのような宇宙人。
生命維持に窒素が必要で、そのため大気に窒素が豊富に含まれる地球に目をつけた。
高度な機械文明を持ち、自らを宇宙で最も優秀な生物とし、他の生物は不要とさえ
言い切る程の自信家である。頭が三つの花弁状に分かれており、一つにあわせると硬化し槍状になる。
水中および空中を、イカの様に水平に滑空して槍状の頭部で攻撃する。
人間などの他の知的生命体に「着ぐるみのように」寄生し、行動を支配することが出来る。
寄生された人間は暗闇で目が光り、腕がちぎれてもすぐに元に戻る。
バイラス星人として活動している際にはほぼ等身大だが、複数の個体が合体して巨大化することが出来る。
ガメラの腹部をその頭で突き刺したが、ガメラはバイラスが刺さったまま大気圏外に上昇。
成層圏で凍りついて氷の塊になって海上に墜落して砕け散り、海の藻屑となる。
 
筆者が思うに、宇宙一ヘタレな宇宙人はバイラスだといえる。
誘拐した子供に宇宙船いじられて簡単に逃げ出されたあげく、初歩的な子供の策略に
ハマってしまうなど
「天才と馬鹿は紙一重」とはよくいったものである。
しかしイカ然としたこの姿と、その鋭い頭でガメラを突き刺すシーンを見ていると
そんなことを忘れてしまうぐらいカッコイイのである。

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