2009年9月28日月曜日

ビヒモス

映画「大海獣ビヒモス」に登場。

恐竜パレオサウルスの生き残りで、電気を発する能力がある。
核実験の放射能をあびて巨大化してしまい、体から放射能を撒き散らす。
イギリスのとある討論会にて放射能汚染が食物連鎖に及ぼす影響や
高濃度の放射能を蓄積した突然変異の怪物が出現することを
危惧するスティーブ教授。その頃、コーンウォール地方の村で
漁師の父親が帰ってこないことを心配した娘は砂浜で
重度の火傷を負った父親を見つけ、父親は「ビヒモス・・・・」と呟き、息絶えた。
さらに無数の魚が海岸に打ち上げられたことがニュースになり
ニュースを聞いたスティーヴ教授はビッグフォード教授と共に調査のため現地へ赴く。
漁師や医師の証言から原因は放射能と考えたが、肝心の放射能の発生源がわからない。
スティーヴは漁船をチャーターして海へと調査の手を広げる。
そこへ現れたのは巨大な生物らしき物体。
漁船で追跡を開始するが、あえなく振り切られてしまう。
さらに行方不明になっていた蒸気船が海岸に難破しているのが発見され、
その惨状からなんらかの巨大生物によるもと考えたビッグフォードは
ロンドンへ戻り、海軍省へ協力を要請する。
海軍の捜索を掻い潜った怪物はまたも姿を現し、被害を広めていく。
現場から採取された足跡を王立博物館で調べてみると、
怪物の正体がパレオサウルスらしいことがわかり、
パレオサウルスがデンキウナギと同じように電気を発することから
それを利用して放射能を発生させていることが解明された。
被害を最小限に食い止めようとテムズ川を封鎖しようとするが
時既に遅く、テムズ川から上陸を開始した怪物により被害が拡大していた。
ついに英国は怪物の退治を決定し、軍隊が配備される。
上陸した怪物によりまかれる放射能が市民を襲い、軍隊も太刀打ちできない。
火の海と化すロンドン、怪物が放射能の塊と考えた軍隊は
いずれ放射能の影響で怪物が死ぬだろうと仮定し、
それを早めるためにラジウム弾頭付魚雷を怪物の体内に埋め込む作戦を立てる。
テムズ川へ戻った怪物に待ち伏せていた小型潜水艇が魚雷を発射、
見事命中し、怪物はもがき苦しみながら姿を消した…

キング・コング」の特撮ウィリス・オブライエン
原子怪獣現る」の監督ユージーン・ルーリーと製作した映画「大海獣ビヒモス」。
放射能をばら撒くって「ゴジラ」のパクリじゃ?といわれると身も蓋もないが
「ゴジラ」も「原子怪獣現る」のパクリじゃん、と取り止めがない。
オブライエンの特撮技術に幾分の荒さが目立つが、
ロンドン市街での大暴れはなかなか良いものである。
ちなみにオブライエンにとって最後の作品がこれらしい。

ダーティ・メリー&クレイジー・ラリー&ディーク

映画「ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー」に登場

ストックカー・レーサーのラリー・レイザー、
相棒の機械工のディーク・ソアーズ、
ラリーと一夜を共にした女メリーの三人組。
レース用の車を手に入れるために、ディークと共謀して、
ある町のスーパーマーケットの金を強奪する計画を立てたラリー。
ディークがマーケット支配人スタントン宅に押し入り、
スタントン夫人と5歳になる娘シンディを人質に、
ラリーがスタントンを脅迫する筋書きでまんまと15万ドルを奪い取った。
首尾よく目的を達成したラリーがマーケットから出てくると、
前夜一緒に寝た女メリーが彼の車の中で待っていた。
ディークとメリーを乗せたラリーのブルーの68年型シボレー・インパラが国道を走る。
一方、警察はスタントンの通報で活動を開始した。
担当責任者はフランクリン部長が当たることになったが、
ラリーの車には発信受信兼用の無線機が備えつけられており、
やすやすと捜査の裏をかける仕組みになっている。
だが、車内で3人がトラブルを起こしているうちに
パトカーに発見されてしまう。相手の執拗な追跡を
相手の車に自分の車をぶつけて見事振り切るが、
ラリーが無線機を備え、逐一警察側の動静を知り翻弄、
しかも仮保釈中のメリーが同乗していることを知った
フランクリン部長は、ついにヘリコプターに乗って
空から陣頭指揮にあたることになった。
ラリー一行はやがてある村の露天市に車を乗り入れた。
ちょうどそのとき1台のパトカーが、ラリーたちのブルー・シボレーを
捜しにきたのを目撃し、そこで見つけた黄色い68年型チャージャーを盗み、
車を換えて出発することにした。だが、ラリーの運転ミスで
パトカーに車をぶつけてしまい、またしても別のパトカーに
追われることになったが、巧妙な運転でパトカーに損傷を与え、追跡をあきらめさせた。
数時間後、フランクリン部長を乗せたヘリは遂にラリー一行の車を発見した。
だが、徐々に高度を下げて迫ってくるヘリに対し、
ラリーは無電の送信機を通じて、やがて行手に横たわるクルミ林に入れれば
空からは容易に発見されないし、無数の出口があるから、
どこからでも脱出できるといって翻弄した。
ヘリはぐんぐん高度を下げ、遂にラリーの車に接触して停車を命じたが、
大事なこの瞬間にヘリの燃料が切れて不時着しなければならなくなった。
地団駄をふんでくやしがるフランクリン部長を尻目に、
ラリーの車は40平方マイルもある大クルミ林に入っていったが、
ここでも待機していたパトカーに発見され、追っかけられる。
だがこれをもさんざん翻弄したあげく、クルミ林から抜け出した。
かくしてフランクリン部長の陣頭指揮も空しく、
警察側はラリー一味にかわされたかに見えた。
一方、ラリーたちはしてやったとばかり得意満面であったが、
その一瞬の油断がわざわいしてか、踏み切りを通過する貨物列車をさけきれず、
3人の乗った車は爆発、炎上した…

アメリカン・ニューシネマお得意の若者の逃避行を描く映画。
警察に追われる三人の逃走劇がメインでシンプルな構図だが
カーアクションと飽きさせない演出とスピーディーな展開が退屈させず
チャレンジャーの大破と唐突なエンディングが記憶に残る圭作の一本。
しかし登場人物のキャラクター性が弱いのが玉に瑕。

2009年9月27日日曜日

巨人ゴーレム

映画「巨人ゴーレム」に登場。

司祭の力により命を持った土人形。
しかし司祭の命令を聞かなくなり、暴れる。
ボヘミアのプラーグではユダヤ人への根強い反感があり、
皇帝ルホイスは彼らに市から退去するよう勅命を出した。
司祭レーフはユダヤの秘法を用いて、
土をこねて作った人形ゴーレムに命を吹き込み、
その活躍によって皇帝に命令を撤回させユダヤの人々を救う。
しかし秘法は悪魔アスタロスの力を流用したものであり、
ゴーレムは悪魔の力により邪な行いを行おうとする。
さらにレーフの弟子が横恋慕からゴーレムを悪用し、
制御が利かなくなって暴れ出したゴーレムは街を混沌に陥れる。
しかし無邪気な子供の悪戯から、胸の六芒星が外れ
ゴーレムは命を失い、街に平和が戻るのだった…

モンゴリアン的風貌且つお相撲さんにしか見えないゴーレムが
大暴れというか色々やらかす映画「巨人ゴーレム」。
無生物に命を与えることをテーマに、パウル・ヴェゲナー
監督し、ゴーレムを演じた。なんにしても後に影響を与えた作品は
結構多く、「フランケンシュタイン」にも影響を与え(特にラストシーン)、
大魔神」もこの影響下に入るだろう。
パウル・ヴェゲナーはこの他にもゴーレム物を製作しているが
現存しているのはこの一作品だとか。
ヴェゲナーが変わり者だったかどうかわからんが
途中途中でなかなか絵になるシーンがあり、ただの変わり者ではなかったはずだ。

グワンジ

映画「恐竜グワンジ」に登場。

メキシコの渓谷“禁断の谷”に生息していた太古の肉食恐竜。
1912年頃。メキシコに住むジプシーのカルロスは
“禁断の谷”と呼ばれている渓谷の入り口で兄が死んでいるのを発見した。
何者かによって、ひどく攻撃され、手には麻袋を握っている。
そして数年。カルロスは近くの町のサーカスに入った。
女座長のテレサのもとで働いていたが、ある日のこと、
テレサのかつての恋人で、今はライバルのサーカスで働くタックがやって来た。
カルロスは、例の麻袋を彼に見せ、彼は古生物学者に見せた。
その袋の中身は、すでに5000年前に絶滅した馬の祖先エオヒップスであった。
それを聞いたサーカスの連中、これは商売になると、
ジプシーたちに道案内させ、禁断の谷に向かった。
そこは、世にも恐ろしい恐竜の谷だった。
とりわけ、グワンジと呼ばれる怪獣は身の丈35メートルもある。
怪獣どおしの血みどろの争いも展開され、カルロスは殺される。
偶然にも一行はグワンジを生け捕りに成功し、サーカスの見せ物とした。
開幕の日、グワンジは暴れ出し町は大騒動。
町はずれの寺院まで追いつめたが捕まえるすべもない。
タックは、寺院にグワンジを追い込むと寺院に火を放ち
炎のかたまりと化した寺院の中で、グワンジは息絶えるのであった…

秘境にいた恐竜を捕まえて、見せ物にしたら
逃げて大暴れっていうありがちなストーリーだが
何故か引き込まれる映画「恐竜グワンジ」。
けどまぁ、なんてたって西部劇と怪獣映画の融合という
異色の取り合わせもさることながら、投げ縄のシーンや
恐竜たちの対決シーン、ラストの炎上シーンといい
記憶に残る名場面が多く、やはりダイナメーションの傑作である。
ちなみにハリーハウゼンによればグワンジはアロサウルスらしいが
造形モデルに関してはティラノサウルスなんだとか。

2009年9月26日土曜日

ロブ・シュマトケ

映画「ネクロマンティック」「ネクロマンティック2」(死体として)に登場。

本名ロベルト・シュマトケ(ロブは愛称)。死体愛好者。
交通事故などによって生じた死体を片付ける職業に就き、
時々、死体の一部をくすねている。
死体処理を職業とするロベルトは、死体を持ち帰っては
恋人ベティとともに死姦にふける毎日を送っていた。
彼にとって死体処理は天職だった。
だが、ある日彼は会社をクビになってしまい、
それを知ったベティは呆れて、死体をを持って家を飛び出してしまう。
人生に絶望した彼は、死体の代わりに娼婦を相手にするも、
いつもの快感は訪れず、娼婦を絞め殺し、
現場を見た通行人もスコップで顔面を切断して殺す。
ついに彼の精神は限界に達し、究極の快感を得るべく
自分の腹にナイフを突き刺しながら自慰をする。
これほどまでにないオルガズムと共に、彼は逝った。
その後、埋葬された彼はベティに掘り出される前に
新聞の写真を見て一目惚れした
同じ死体愛好者のモニカによって掘り出されるのであった…

異端的愛の行く末、映画「ネクロマンティック」。
筆者の中で、観て後悔する映画ベスト10に入る映画であり、
そのなんとも凄まじい死に様が凄い男ロブ。
割腹自慰(ハラキリ・マスターベーションもといオナニー)って
誰も考えらんないよ。

クモガニ

映画「黒い蠍」に登場。

蜘蛛のような蟹のような生物。
巨大蠍が現れた地底に住み着いていた。
スコットたちを追いかけたファニート少年に襲い掛かる。
最期はスコットたちにより射殺された。
(名前は私がつけた仮称です)

多分、オブライエンが「キングコング」で出したかった
地底昆虫たちの一つ(ピージャク版では登場)。
少年に襲い掛かるシーンはなかなかサスペンス溢れる。

2009年9月24日木曜日

巨大尺取虫

映画「黒い蠍」に登場。

ハサミを持った巨大な尺取虫のような怪虫。
どういった生態をしているのか一切不明。
巨大蠍たちに捕食される。
(名前は私がつけた仮称です)

黒い蠍」を観て、つい紹介したくなってしまった尺取虫。
なんだかようわからんうちに蠍と戦って喰われてしまうだけなんだが
このなんだかよくわからないところに惹かれる。

ゴッドエンペラー

ゲーム「メダロット2」に登場。

兵器型のビーストマスターに、シャコのモチーフが追加された改良機。
ヘベレケ博士が作り上げた最終兵器であり「神の皇帝」の名を冠す。
メダルの力を抑制するリミッター解除を行っており、
メダフォースゲージがMAXまで溜まっているためメダフォースを連発し、
さらに頭部「デスブラスト」、腕「デスレーザー」「デスミサイル」の
各パーツが一撃で相手を再起不能にするほどの高威力の攻撃を
高い命中率・低充填、放熱時間で可能である。
またスピードも防御も高水準という他を寄せ付けない圧倒的な強さを誇る。

投げ捨てそうになったゲーム「メダロット2」。
ほぼ一撃で倒されること10回、味方機を破壊され単機なぶり殺し15回、
制限時間一杯まで粘って判定負け3回。筆者、反動でしか倒せません。
あの頃を思い出すと、思わず涙がチョチョぎれそうになる。

2009年9月22日火曜日

メギラ(クレイカ)

映画「大怪獣出現」に登場。

巨大な古代の軟体動物で、カタツムリの一種らしい。
肉食であり、海水が一定以上の温度にならないと孵化しない。
地震の影響で海底から現れ、人を襲う。
太平洋への降下訓練を行う兵士と、その引き揚げに向かった
ボートの乗組員が怪死した。犠牲者が民間人にも及ぶ中、
事件の捜査にあたる海軍基地情報部のトゥリンガー少佐。
漂流していたボートの上で粘液を発見し、分析の為に海軍の研究所へ持ち込む。
そこで秘書をやっていた未亡人ゲイルと良い仲になる少佐。
遂にはトゥリンガー自ら現場の海底に潜って調査することに。
そこで謎の球体を発見、それは巨大な卵だった。
卵を守るためにか怪物が出現、ダイバーの一人が死に
なんとか怪物の片目を潰すことで、撃退に成功する。
研究所の所長ロジャー博士により怪物の正体が分かり、
回収した卵は研究するため保存することになった。
さらに怪物が地下水路を通って各地の運河に出没、
地下水路の地図から怪獣のコロニーの場所が特定できた。
なんとかコロニーをダイナマイトで破壊することに成功したトゥリンガー。
しかしゲイルの娘が母親の目を盗んで、可愛がっている実験用のウサギのために
研究室の温度を上げてしまい、怪物が卵から孵化してしまう。
ゲイルとその娘に襲い掛かる怪物。しかし研究所に戻ってきたロジャー博士と
トゥリンガーの働きにより、怪物は絶命するのだった…
(名前の『メギラ』は日本での名前です)

芋虫みたいだけどカタツムリな怪獣映画「大怪獣出現」。
画像じゃわからないが、これでもちゃんと巻貝あるんだぜ。
この怪獣、カタツムリに似てないこと以外は大変リアルである。
映画自体も中だるみを見せない、大変良い映画である。
にしてもなんでか怪物に放射能反応があったりするけど
説明されないのはなぜなんだ。

はにわ

ゲーム「Sa・Ga2 秘宝伝説」に登場。

中央神殿最下層で稀に遭遇する最強の敵。
最終ダンジョンで出現するモンスターの中で唯一逃げることが出来る。
ごく稀にレアアイテムのしちしとう(七支刀)を落とす。
強力な全体攻撃、地震、フレアを使いこなす。

「しちしとう」目当てのプレイヤーを
フレアで蹴散らすとんでもない隠しモンスター。
ちなみに筆者は、一度フレアでやられて以来、
出会ったら常に逃げるようにしていた。

2009年9月21日月曜日

ビダル大尉

映画「パンズ・ラビリンス」に登場。

スペインの独裁政権軍で
レジスタンス掃討を指揮する冷酷で残忍な男。
少女オフェリアの母と再婚し、子どもを儲け
その子を男の子だと決めつけている。
実際は自分の子どもが欲しいだけであり、
妻やオフェリアを疎ましく思っている。
最期はレジスタンスに包囲され、
「息子に父が死んだ時間を教えてやってくれ」と懇願するが
拒否され、絶望したまま死亡した。

ファシズムの権化としてツラーイツラーイ残酷な現実を
少女オフェリアに突きつけ、レジスタンスには残酷な死を与える鬼畜軍人。
物語の悪の象徴ファシズムの権化だけあって、
後半になると口を裂かれようが動じないモンスターオヤジとして
オフェリアを殺しにかかってくる。

ビーストマスター

ゲーム「メダロット」に登場。

悪の組織ロボロボ団が開発した最終兵器メダロット。
開閉可能な顎を持つ頭部パーツ「デスブラスト」、
大量の弾丸が詰められた左腕「デスビーム」「デスボム」、
埋め尽くされたコードの脚部「スパゲティ」。
その凶暴なフォルムと性能を見たメダロッターたちから
「獣の支配者」の呼び名が付けられている。
目についたものを全て破壊する、破壊の権化として
あがたヒカルの前に立ちはだかる。

パターン通りの裏ボス」こと禍々しいフォルムのメダロット。
強敵を倒した後にいきなりの登場で、プレイヤーを驚かせた。
こいつの何が凄いって、普通に店で販売されているのが凄い。
ガキのお小遣いで買える値段で売られているラスボスって一体…
ちなみに後続機のゴッドエンペラーは洒落にならないほど強化されている。

2009年9月17日木曜日

ゾンター

映画「金星怪人ゾンター」に登場。

金星に住む、三つ目の生物。翼があるが、空は飛べない。
一切の攻撃が通用しないが、光線銃に弱い。
地球人キースの手引きにより、地球へ来訪。
あらゆるエネルギーをストップさせ、
謎の鳥を駆使して、人間を操り、地球征服を企む。
金星人と交信できると語る男、キース・リッチー。
彼は「地球人に宇宙の探索はまだ早い」と金星人から警告されており、
人工衛星の打ち上げをやめるよう、軍に訴えかけた。
だが彼の言うことを気にするものはなく、人工衛星は無事打ち上げられた。
しかし人工衛星はその後、消息を絶った。
雑音ばかり流れる無線機械からキースは金星人の名はゾンターといい、
人工衛星が消えたのは、ゾンターが宇宙船に改造するためだという。
その後、人工衛星は消えたと同じように突然現れると
基地からのコントロールを無視して、地球の大気圏突入。
さらに謎のエネルギー停止現象により
車、電気、水といわず、ありとあらゆるものが停止する。
キースはゾンターがこの地球を恒久的に統治してくれると言い触れ回る。
問題のゾンターはキースに指定された洞窟から、
人間を操ることが出来る怪鳥を放ち、町の人々を洗脳していく。
ついにゾンターは侵略者としての本性を現し、
洗脳した人間を使って大統領暗殺計画を実行に移そうとする。
一方、ゾンターに心酔していたキースは友人カートの説得と
ゾンターを倒しにいった妻マーサが逆に殺されたと知ると過ちを認め
銃が効かないゾンターに対して自ら発明した光線銃を持って、
自分の手でゾンターを倒し、共に倒れるのであった…

トンデモSF映画「金星怪人ゾンター」。
これでも「金星人地球を征服」のリメイクであり、
オリジナルに輪をかけて、変な映画。
三つ目ゴミ袋宇宙人ゾンター(名前だけは実に良い)は言うに及ばず
人間をいきなり襲って操る変な鳥のようなコウモリの様な変なモン、
などなど、他にも無駄に長い話とかまぁ色々。
とにもかくにも変な宇宙人映画である。

闇の魔物

ゲーム「デモンズ・ブレイゾン」に登場。

怨敵ファランクスを倒し、全ての紋章を集め、
最強の紋章である「天の紋章」が変化した
「無の紋章」の力をも手に入れたレッドアリーマーが
強敵を求めて、見つけ出した魔物。
人界に潜んでいること以外、不明。骸骨と魔物の形態を使い分ける。

デモンズブレイゾン」中、最強のボス。
何が凄いって、回復がなきゃ文字通り詰んでいるのである。
はっきりいって勝算は1%にも満たないだろう。
風の刃、追尾弾、変な滝、壁や床を針に変え、岩落としなど
どれか一つを避けても、次の攻撃が必ずといっていいほど当たるため
回復なしでは、ジリ貧で終わる。回復があってもなんとか勝てる程度。
まったまたご冗談を」と思ってプレイした筆者が言うのだから
本当に強いラスボスである。

2009年9月16日水曜日

金星ガニ

映画「金星人地球を征服」に登場。

金星に生えているキノコの知能が発達したもので、
たった9体しかいない、希少な高等生物。
人類の現状を憂う天才科学者アンダーソン博士は
偶然、金星の生物と電波で交信した。
他天体の生物の力を借り、地球を理想の形に改善できると信じる
博士の心とは裏腹に、過酷な自然環境の中で
進化を遂げた金星生物たちは種族絶滅の危機を前に、
地球への移住・侵略を企てていた。
やがて地球に飛来した斥候員は超能力で地上の機械文明を麻痺させ、
地球人の精神を遠隔操作できるコウモリ状の飛行装置を
各国の要人に放った。アンダーソンはその計画に加担し、
作戦の障害になる親友のネルソン博士の殺害を命じられるが、
彼が侵略者のロボットとなった妻ジョーンを
自らの手で殺したことを聞き、事の重大さに気づく。
さらにアンダーソンの妻クレアが身を呈して
宇宙生物の正体を明かし、そして惨殺されるに至って彼は人間性を回復した。
その後、アンダーソンの協力で金星生物は退治された。
(名前は大伴昌司 氏による命名)

古き良きSF映画「金星人地球を征服」。
(タイトルに偽りあり。金星人は地球を征服できない)
海外ではキュウリ型怪物(cucumber monster)として知られており
このなんともいえない造形から、未だに人気が高い。
にしても宇宙人がガスバーナーでやられてしまうとは
なんとも珍しい絵面である。

ストライダー飛竜

ゲーム「ストライダー飛竜」シリーズに登場。

忍者を前身とする特殊諜報機関でありプロの暗殺集団ストライダーズに所属。
ストライダーズの養成所は100人入れば9割は生きて出てこられず、
生きぬいた者は特A級、B級などランク付けされてストライダーになれる、
またストライダーになると体内に小型爆弾を入れられ、
任務に失敗すれば容赦なく爆発するなど、非常に過酷な組織であるが、
その中で、最年少エージェントにして最強の証である特A級の称号を持つ青年。
「飛竜」の名はコードネームであり、国籍・年齢・本名・過去の経歴も全て不明。
任務遂行のためには敵対する者、かつて仲間であった者にも
全く容赦がない苛烈な性格の持ち主。
衛星軌道上の「第三の月」に君臨し、この世界の全てを支配する
冥王・グランドマスター暗殺の指令を受け、
特A級ですら使えるものはわずかしかいないプラズマエネルギーによって
あらゆる物を切断する光剣「サイファー」を武器に、
世界を駆け抜け、冥王の本拠地「第三の月の都」を目指す。
数々の苦難を乗り越えて、地上を焼き滅ぼして
自らが生み出した生命で満たそうとする冥王と対決し、
暗殺に成功したかのように思えたが失敗(もしくは取り逃がした?)。
その2000年後、冥王によって
新たに作られた生命に満ちた地球にて再度、冥王と対峙。
同じ特A級ストライダー・飛燕の造反により、ストライダーズは壊滅するも
飛燕を討ち果たし、冥王暗殺任務を完遂する。
死ぬ間際、冥王は「お前はあの飛竜なのか?」と言っており、
2000年前の飛竜と同一人物のように思われるが、
飛竜が返答しなかった為に真相は不明。

野を馳せる者、それがストライダー、ストライダー飛竜だ!
プラズマを纏ってなんでも切断する「サイファー」
万能鎌「クライム・シクル」で壁だろうが天井だろうが
戦艦の外壁だろうが踏破し、いかなる悪路をも走破、
三種のサポートメカ・レギオンで敵を寄せ付けず(キノコ以外必要なし)
スライディングだけで雑魚キャラを撃破、ラスボスすらサイファー連打で瞬殺、
アクションゲーム史上屈指の高スペックを誇る主人公。
これほど実力があると、ゲームが面白くないように感じるが
そんなことないという、不思議なゲームだった。

2009年9月15日火曜日

ストーリーテラー

TV、映画「世にも奇妙な物語」に登場。

世にも奇妙な世界の物語を語る人物。
この世の中にいるごく普通の人たちを「奇妙な世界」へ誘う案内人でもある。
その正体は「不幸の猫」と言われる(言い伝えられている)黒猫とされるが
後にカラスにも変身したため、状況によって黒猫やカラスだけではなく
他のもにも変身できるとされ、明確に明かされてはいない。
スーツやタキシード、蝶ネクタイやネクタイを着こなす。

おなじみのテーマソング。そして語られる世にも奇妙な物語。
タモリ演じる、この人物。
今考えてみると、日本で代表的なストーリーテラーって
タモリ以外にいないなぁと思う。
海外ではクリプトキーパーやヒッチコックなど
有名どころがたくさんある。
それだけオムニバス形式の番組が少ないからだろうか?

ゲマ

ゲーム「ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁」に登場。

悪の宗教団体「光の教団」の幹部。主人公の仇敵となる存在。
愉しみのためにあえてとどめは刺さずに置くなど、その性格は残忍且つ卑劣。
教祖イブールの部下であり、直属の部下にジャミとゴンズがいる。
古代の遺跡を訪れ、遺跡から逃げようとした主人公とヘンリーに鉢合わせ。
圧倒的な力で主人公たちを倒して人質に取り、助けに来たパパスを殺害。
主人公たちを奴隷にすべく、セントベレス山に連れ去った。
後に青年となった主人公に敗れる。

主人公の父親であるパパスを目の前で殺し、
主人公の人生に深く影響を与えた敵、ゲマ。
SFC版とリメイク版では大きく役割が違うが
どちらにしても主人公に対する悪の見本的で、
主人公が超えなければならない絶対の敵であり、良き悪役である。

2009年9月14日月曜日

黒蠍(くろさそり)

映画「黒い蠍」に登場。

巨大なサソリたちの中でも一際大きい、黒いサソリ。
メキシコ火山帯の大爆発を調査している
地質学者スコットとラモスの2人はサン・ロレンゾへの車の途中、
無気味な動物の鳴き声を耳にした。
しかも近くには破壊された警察車との警官の死体があった。
翌朝、懐疑の念に駆られたスコットとラモスは噴火の跡も
生々しい火山帯へ出かけた。
途中スコットは、遠乗りにきて落馬したテレサという女性を救い、
そのときラモスは珍しい黒燿石を拾った。
スコットとラモスはテレサを連れて仮住居の研究室に戻ると、
そこに毒物学の権威デラクルス博士と軍のコシオ少佐が待っていた。
博士は惨殺された警官の死因は有機性の毒素による
中毒死であると意外な事実を打明け、更に死体の近くで
発見したという巨大な足跡の石膏を披露した。
数日後スコットとラモスは、テレサを彼女の牧場に送り届けた。
その夜ラモスは例の黒燿石を割って見せた。中には小さな蠍がいた。
話が蠍に集中した折りも折り無気味な鳴き声とともに、
想像もつかぬ巨大な蠍が牧場に現れた。
長さ150フィート、高さ50フィートという怪物の出現に一同は動転した。
しかもその頃サン・ロレンゾの街は、この怪物蠍の群に襲われ、
機関銃で応戦しても鋼鉄のような皮に手を焼くばかりだった。
スコットらがサン・ロレンゾへ急行すると
そこにはメキシコ・シティから学界の大御所ベラスコ博士が来ていた。
博士が大蠍が3世紀に繁殖した怪物で、火山爆発によって
地盤のゆるみから地上に再来したこと、
蠍は習性上、夜間しか現れないから蠍退治は昼間に限ることなどを話した。
翌朝、ベラスコ博士を先頭にスコットらは蠍探険を決行、
その根城と思われる地表の割れ目を見つけた。
2人の報告で直ちに割れ目へダイナマイトが仕掛けられ
蠍どもは生き埋めとなったと思われた。
ところが生き埋めとなった筈の蠍が間もなくメキシコ・シティ近郊に進出、
数匹をもって人間を殺傷し、これが終ると仲間同士の壮絶な決闘をくりひろげた。
天地を圧する怒号のうちに決闘は終り1匹の黒い大蠍が残った。
黒い大蠍は列車を襲撃、メキシコ・シティは大恐慌。
軍、警察、科学者一体となってこの黒い蠍をメキシコ大学の体育場に誘い出し
一挙に葬ることに決まった。血潮したたる数百貫の肉によって
蠍は遂に体育場におびき寄せられた。しかし蠍も今や死物狂い。
繰り出す戦車、大砲をも地面に叩きつける始末。
スコットは最後の頼みと、60万ボルトの高圧電流を通じた
特殊銃を敵の咽喉に射ち込み、怪物は絶命したのであった…

ウィリス・オブライエンの特撮が光る映画「黒い蠍」。
この映画で実に良いシーンはオブライエンが
キングコング」で描けなかった化物昆虫の描写が爆発しているところ。
(後のジャクソン版キングコングはその思いを受け継いでいる)
ハサミを持つ尺取虫(ムカデ?)やハサミを持つクモ(クモガニ?)が
地下世界で大暴れなところだろう(すぐに死ぬけどね)。
そしてトリがこの大サソリ、なんとも愛くるしい顔をしている。
人間との大熱戦シーンは、後に弟子ハリーハウゼンの
地球へ2千万マイル」のコロッセオに影響を与えたのかもしれない。

ドクター・ウェスト

ゲーム「デモンベイン」シリーズに登場。

悪の秘密結社ブラックロッジの破壊メカ製作担当。
過去にミスカトニック大学で医学を学んでいた経緯をもつが、
在学中のある出来事がきっかけで大学を中退。
言動その他がおよそ常軌を逸する、絵に描いたようなマッドサイエンティスト。
大十字九郎からは「電波野郎」とも言われている。
「~なのである」という口調で話す。
自分なりの美学を持っているらしく、後に九郎達の側に付く。
後に新しく生まれ変わった世界でもマッドサイエンティストは変わらず、
お供の人造人間エルザを連れて、破壊ロボなど奇天烈な発明品で騒ぎを起こしている。
破壊ロボに乗った彼が生身の九郎に二挺拳銃だけで
倒された事から九郎をライバル視している。
また、場の空気を読まないことがほとんどであり、
時にはそれにより御都合主義(デウス・マキナならぬデウス・エクス・マキナ)や
邪神の計略すらもブッチ切るトンデモっぷりを巻き起こす。

何と!?我輩を!一億年に一度と呼ばれた天才科学者たる、
 このドクター・ウェストを知らないっ!?
 ななななななな何たる無知!無知とは罪!無知とは悲劇!
 悲しみと絶望に彩られた君の人生は喩えるならば、
 この手のひらに舞い降りた儚い淡雪……雪がすべてを白く埋め尽くす……
 僕の悲しみも何もかも……ゴゴゴゴゴゴ……
 何?何が起こったの?な、雪崩れ!?ギャー!


ともあれ若者!どうしても我輩の邪魔をするというのなら
 死して我輩と『ブラックロッジ』の糧となるのが
 モアベターな選択と言えよう!
 貴様の死を乗り越えて、我輩はまた少し大人になった!
 さらば、少年時代!一夏だけの淡い恋心!アイム・ロッケンロール!


うひゃーははははははっ!どうだね、
 これが『スーパーウェスト無敵ロボ28号虎改
 ドリル・エディション~男の夢よ永久に~
』であーる!
 この前は油断ゆえに遅れをとったが今度はそうはいかん!
 我輩の破壊ロボ最強伝説をしかと胸に刻み込み、冥土の土産とするが良いのである!
 喰らえ、!漢と科学の浪漫を乗せて!
 必ぃぃぃぃ殺ぅぅぅぅっ!
 ドリル・トルネェェェド・クラッシャアアアァァァァァ!


○チガイかつ変態で紙一重を超えた
超天才ドクタァァァッッッウェェェェストッッッッ!!!!
もうね、「デスペラード」なポージングの瞬間が最高。

2009年9月9日水曜日

キングダム病院

映画「キングダム」シリーズに登場。

デンマークの首都、コペンハーゲンに立つ巨大病院。
かつて沼地があったところに立てられており、
そこでは何トンもの布が職人たちにより漂白され
立ち上る湯気によって辺りが霧のように覆われるほどだった。
病院が建てられ、現代になると職人の代わりに
優れた頭脳を持つ医師と高度な技術を持った
医療技術者が国中から集まった。
いつしか「王国(kingdom)」と呼ばれるようになり、
病院の人々があまりに尊大になり、霊の存在を恐れなくなったため
迷信はその存在を許されず、科学と合理主義が全てを支配する牙城となった。
しかし、それを覆すように奇妙ななことが病院を取り巻く。
毎夜、病院に現れては消える無人の救急車、
切り取られた死体の生首が消え、奇妙な儀式をする友愛会、
病院内の出来事を予言するかのように語る皿洗いをするダウン症の兄妹、
病院創設者の不倫で産まれ、創設者により謀殺された少女の霊、
創設者に似た顔を持つ手足が異常に細い赤ん坊、
そして現れる数々の亡霊と悪霊と化した創設者、
果たして、この「王国」の行く末は…

…やがて、沼の寒さと湿気が地の底から甦ってきた。
 そして、この近代的で堅固な要塞のような王国に
 小さな亀裂が入り始めたのである。
 生きた人間が誰一人気づかぬうちに死人の王国への門が
 今、開かれようとしていた…


オープニングの「キングダムッ!」の曲が耳に残る。
未完のまま終わってしまい、やはり筆者が続編を欲する作品。
錆びれた色のような不思議な映像と共に映る
このなんとも不可思議な病院で起こる
変人揃いの病院の人々の日常と怪奇現象が素晴らしい。
特にウド・キアが演じる巨大な赤ん坊の姿は忘れられない。
デンマーク語だとリーエット(riget)であり
謎が謎を呼び、内に秘め続ける王国キングダム病院。
続編作られないかなー。

ジェネラル

ゲーム「カイザーナックル」に登場。

格闘大会を開催した組織に属する軍人。
攻撃、防御と共に優れており
自分の分身を三方向に飛ばす攻撃や
スライディング、瞬間移動など、
凄まじい強さを誇るが、組織の中では「尖兵」に過ぎない。
怖そうな外見とは裏腹に、性格は紳士的である。

I’m a perfect soldier!

女性の身で戦いとは、感心しませんな
 近頃の女性はやんちゃで困る


この辺で引き揚げさせて貰うよ。
 私も少々疲れたし、そろそろティータイムなのでね!


たまには良いではないか。
 夢、憧れ、それらを手にするための努力を彼はしたんだ。
 怪物が人間になる?
 ふっ…子供じみたおとぎ話だ
 だがこんな世の中、おとぎ話が現実になってもいいとは…思わないかね?


格闘ゲームの中で「最強最悪のボス」と謳われるジェネラル。
しかも武闘派で紳士とか、本当にパーフェクトソルジャー。
筆者は未プレイだが、ただでさえ格ゲーが苦手なので
絶対に相手にしたくないボスだろう。

スカラベ

映画「ハムナプトラ」「ハムナプトラ2」に登場。

太陽神と同一視される、雑食の昆虫。
群体で行動し、犠牲者の体内に入り込むと
体内中を這い回って、内側から食べ尽くす。
大神官イムホテップはその罪ゆえに、
スカラベに生きながらゆっくり食べられながら
永劫を生きる罰「ホムダイ」の呪いをかけられた。
また死者の都「ハムナプトラ」では
宝石のような装飾を施した生きたスカラベを壁に埋め込んであり
それを手にしたものを襲う、盗掘者への罠が仕掛けられている。

ミイラいらなくね?映画「ハムナプトラ」。
筆者が初めて「ハムナプトラ」を観たときは
ミイラよりも集団で群がって暴食するスカラベの方が怖かった分、
スカラベがいればミイラはいらないと思う。
まぁアドベンチャー映画だから仕方ないけど、
今度「ハムナプトラ」のスピンオフ作品やるんだったら
スカラベ」ってタイトルでスカラベのスカラベによる
スカラベファンのための
ホラー映画を作るべきだ。

最終防衛システム

ゲーム「Sa・Ga2 秘宝伝説」に登場。

中央神殿の非常階段最下層、世界の中心に位置する場所を守る最終防衛システム。
古の神々が作り出したとされ、新しき神を名乗ったアポロンが
自らの野望のために秘宝を使ったため、
老朽化した世界が崩壊し始めるという現象が発生し、
それを食い止めるために現れた女神の命に従って、
秘宝によって引き起こされた世界の崩壊の危機を受け作動する。
2体おり、主人公たちの前に立ちふさがるが
1体は女神が戦うことになるので、実際に戦うのは1体のみである。
3段階の攻撃パターンを持ち、ダメージが蓄積することで変化する。
初期状態では4つの砲台から光線を放ち、全体にダメージを与える。
砲台はある程度ダメージを与えると壊れ、1つ壊れるごとに攻撃の威力は落ちる。
砲台を全て破壊すると単体攻撃「メガスマッシュ」で攻撃を始める。
さらにダメージを与え続けると中央の扉が開き、
最終兵器「スターバスター」で全体に大ダメージを与えてくる。

Sa・Ga2」のラスボス、防衛システム。
これの前に戦うアポロンの方が強いと感じるため
いまいちラスボスとしての威光がないが
それでも「スターバスター」の威力は侮れないため
さすがはラスボスといったところだろう。
余談だが、筆者は機械的な敵が好きなため
弱かろうが強かろうがどうでもいいのである。

2009年9月8日火曜日

ドラゴドン

映画「原始怪獣ドラゴドン」に登場。

呪われた山に潜む古代の恐竜。
メキシコの奥深く、俗に洞穴山と呼ばれて囲りには
底無しの魔の泥沼が取り巻いている、その山麓一帯に
ジミイ・ライアンとフェリイプ・サンチェスの経営している牧場があった。
そこでは時折、彼らの飼育している牛が足跡を残して
行方不明になると云う不思議な事件が起きた。
この牛の足跡を辿って見ようとして、ある時、ジミイとフェリイプは、
失踪した牛の足跡を追って、底無しの泥沼の辺りまでやって来たが
沼の近くで、足跡は消え失せてしまっていた。
これを見た二人は盗んだ牛を、沼の中にほうりこんだものと考えた。
これを近くに住む牧場主エンリイクの仕業と見た彼等は
町の有力者ドン・ペドロのもとに相談に行った。
途中彼等はインディアンのパンチョと息子のパンチイトが
奔馬にひきずられているのを助けた。ドンペドロの娘サリイタは
ジミイに想いをよせていたが、婚約者の牧場主エンリイクの
陰険な目が二人の間にあった。祭りの日、エンリイクとジミイの争いは爆発した。
しかしエンリイクは若いジミイの敵ではなかった。
ある日ジミイとフェリイプは牧場の背後の山中で、
伝説に伝えられる原始時代の怪獣ドラゴドンの姿を見た。
パンチョが怪物の飼食になり、父を探しに行ったパンチイトと、
それを追うサリイタも危機にさらされた。ジミイは救援に赴き
エンリイクもその後をつけた。銃弾にひるむ様子もないドラゴドンと戦いながら、
ジミイはパンチイトとサリイタを避難させた。
エンリイクを逃がし、ジミイは身をもって怪物を
泥沼の中にさそいこみ、その巨体を底なしの沼の中に沈めることに成功した。
孤児となったパンチイトをつれて、ジミイとサリイタは悪夢のような現場を後にした…
(名前は新東宝によってつけられたものです)

変な西部劇「原始怪獣ドラゴドン」。
何が変って、長ったらしいだけで退屈な物語の中、
西部劇なのに最後のあたりで脈絡なく恐竜が出てくるところ。
この映画、ウィリス・オブライエン原案となっているが
明らかにストップモーションのドラゴドンの動きがおかしい。
これはオブライエン原案なだけであって、
オブライエンがかかわっていないためだと思われる。
にしてもオブライエン原案をこうまで酷く出来るのだから
配給会社の気が知れない。
ただし、これが後の「グワンジ」に活かされている(?)と思えば
耐えられる出来…だと思いたい。
ちなみにこの恐竜、妙にマヌケである。

ボーパルバニー

ゲーム「ウィザードリィ」シリーズに登場。

前歯が妙に尖っているウサギ。可愛い姿をしているが、
容赦なく首を刎ね、即死させる獰猛なモンスター。

可愛らしい外見に騙されてはいけない!
モンティ・パイソン・アンド・ホーリーグレイル」に登場する
殺人ウサギが元になっているだけあって
たとえどんな装備をしていようがクリティカルヒットで
即死という、とんでもないヤツだ!
ちなみに筆者は一度も即死させられたことはない。

ドヴェルグ

映画「ヴァン・ヘルシング」に登場。

ドラキュラ伯爵の配下であり、イゴールに従う小人たち。
マスクと襤褸を身に纏っており、その素顔は醜い。
ドラキュラの子どもたちに生命を与えるための装置を管理している。

ヴァン・ヘルシング」に登場する
このちっちゃな怪人が気になってしょうがなかった筆者。
調べたところ字幕吹き替えでドヴェルグ(dvergr)となっているが
劇中での正しい呼び名はドヴェルギ(dwergi)で
なんでもドイツのトロールをこう呼ぶらしい。
ちなみにドヴェルグは北欧神話の小人のことを指し
某指輪の道のドワーフのことらしい。
タスケン・レイダー?何それ?

オスカー

アニメ「FF:U 〜ファイナルファンタジー:アンリミテッド〜」に登場。

ガウディウム四凱将の一人。
慇懃無礼を形にしたような道化師で、傀儡術を得意としている。
タイラント伯爵の執事のような役割を担っており、先代の混沌にも仕えた。
体をクネクネさせる身振りが特徴である。
仮面を付けているため素顔は見えないが、時折不気味な眼を覗かせる。
しばしば伯爵の八つ当たりの対象にされているが、特に意に介する様子は見られない。
その内部は一切として知れず、またその正体も明らかにされていない。
混沌自身であるような口振りで話すこともある。
名前は「Chaos(混沌)」のアナグラムになっている。

打ち切りアニメ「FF:U」。
個人的にまたやってほしいアニメの一つ。
打ち切りで彼の目的も真意も何もかも分からずじまい
彼は一体何だろう?

2009年9月7日月曜日

クリープ

映画「クリープショー2/怨霊」に登場。

ホラー漫画雑誌“クリープショー”の配達人。
得体が知れず、“クリープショー”を愛読している
ビリー少年の行く先々で姿を現す怪人物。

オムニバス・ホラー「クリープショー2」。
本編の合間に小話があるんだがそれに登場するのが
今回紹介するクリープ演じるトム・サビーニ
この合間の話は退屈な話だが、このクリープがなかなか良い味を出しており
トム・サビーニの演技もなかなかなモノだった。

シュバルリッツ・ロンゲーナ大佐

ゲーム「首領蜂」シリーズに登場。

正体不明の首領。階級は大佐となっているが、
それ以上の権限を持っていると思われる。
最強の軍隊を作り出すために敵異星軍団を装った
仮想敵(首領によって極秘に選ばれたエキスパート)を設け、
その正体を味方に隠したまま実戦形式で戦わせる
大規模な軍事演習『演習戦争』を引き起こした人物。
この戦いにより軍備は強化され、優秀な兵隊達のみが残ることとなる。
さらに『首領蜂軍』が結成されることとなる。しかし勝ち残った者達は、
人々から『首領蜂』(首領の命令に従うのみの働き蜂)と呼ばれ、蔑まされる原因となった。
『演習戦争』終結後、星団外周を警護していた第七星団艦隊が消息を絶ち
同時に機械化惑星人と名乗る未知の軍隊が来襲、
軍は絶望的状況下、首領の発案による一大反攻作戦が発動。
首領蜂たちは、たった二機の新型超最強撲滅戦闘機(DO-N82)を用いて
敵軍に応戦することとなるがこれも首領の策略であり、
機械化惑星人の正体は消息不明となった味方艦隊であった。
証拠隠滅のため特別戦闘部隊と最終鬼畜兵器を使って
撲滅戦闘機ごとパイロットの抹殺を謀るが失敗。
これにより首領蜂軍は壊滅し、首領は姿を消した。
しかし1000年後、『緋蜂・改』を沈めると
何事もなかったように再び現れる。
機械兵団が復活、地球侵攻の動きを見せたことに一枚噛んでいると思われる。
さらに6年後、ゴットヴィーン・ロンゲーナ大佐という人物が
自らの都合の良い未来を築くために歴史を改竄しようとする。
おそらく首領の子孫か、もしくは首領本人だと思われる。
(上記は全て私の独断と偏見に基づいて書きました。
誤りがありましたら、ご意見ください
)

ご苦労だった・・・と言いたいところだが、
 君等には消えてもらう。実は今まで戦っていた
 機械化惑星人の正体は消息不明とされていた、
 味方艦隊だったのだ。君等は何も知らずに仲間を
 殺して来たのだよ。しかしそれは、私の筋書どおりなのだ・・・
 あとは君等を始末すれば私の計画は完成する。
 これからは私の最強の特別戦闘部隊をもって
 君等を抹殺するのでよろしく


よくもここまで来たものだ
 貴様らは私の全てを奪ってしまった
 これは許されざる反逆行為といえよう
 この最終鬼畜兵器をもって
 貴様等の罪に私自らが処罰を与える
 死ぬがよい


ご苦労だった・・・と言いたいところだが、
 君等には消えてもらう。貴様等は知らんだろうが
 我が1000年の闘争はここで勝利と言う終焉を迎える
 これから貴様等はなんの手助けも受けず、
 ただひたすら、死ぬだけだ。
 どこまでもがき苦しむか見せてもらおう。死ぬがよい


反乱分子は鎮圧された。
 未来に帰って十分休んでくれ…。
 と、言いたいところだが、
 我々の未来をより輝けるものに、するために、
 私はこの時代から新たな秩序を築くことにした。
 さしあたり貴公らには私の獄滅極戮兵器群と戦ってもらおう。
 涙と鼻水の覚悟はよろしいか?


果たしてここまで来たか。
 腹立たしいまでに優秀である。
 だがもっとも望ましい形に進んで
 来ているのはとても愉快だ。
 我が未来改窮素敵計画は
 君らの強い命を以って
 ついに完遂されることとなる。
 いよいよもって死ぬがよい。
 そしてさようなら


恐るべき最終鬼畜兵器を操る(?)大佐。
胃に穴が開きそうな台詞をプレイヤーに投げかける。
にしてもこの人、何者なんだろう?

2009年9月4日金曜日

物体X(ザ・シング)または“それ”(オリジナル版)

映画「遊星よりの物体X」に登場。

遊星から円盤に乗ってやってきた宇宙生物。
その体は植物組織で出来ており、動物の血を吸って成長し、
知力と腕力は人類より優れている。
アラスカの極地科学研究所では、極地に航空機らしいものが墜落。
以来磁力計が狂いはじめたことを発見して、アラスカ防衛軍に打電した。
司令部からはヘンドリー大尉の操縦する捜索機が
研究所長のヘンドリー博士を同乗して飛び立ち、氷に埋もれた大円盤を発見した。
熱爆弾で掘り起こそうとしたため大円盤は爆発飛散したが、
一行は放り出された「物体」を、研究所に持ち帰った。
その夜、「物体」は威力を振るいはじめ、飼い犬3頭を噛み殺して逃走した。
その残骸の一部を調べた博士は、この「物体」が遊星より飛来した生物だと突き止めた。
しかもこの切りとられた残骸の一部も次第に成長してくる勢いに、
ヘンドリーは人類の未来のためにも即刻撃滅を決意したが、
博士は重要な研究資料としてその培養を主張してやまなかった。
博士の娘ニッキーは、ヘンドリーの恋人だったが
2人の間に立って苦しんだ。しかし、研究所の温室に根を下ろした
「物体」はやがて所員に向かって攻撃を開始してきたので、
人々はガソリンによる火焔攻撃から、ついには電気まで動員して、
やっとこの怪物を鎮圧したのであった…

遊星からの物体X」を語るのもいいけど、
遊星よりの物体X」を忘れてはいけない。
どちらが面白いといえば「遊星から~」だが
エイリアン」の“閉鎖された空間の恐怖”の原点はこれである。
物体のデザインはあまり良いとはいえないが
それでもフランケンシュタイン然とした姿には
何か言い知れぬ不安感を煽られる。
ちなみに原作のラストに近いのはこちらであり、
リメイクである「遊星から~」は物体の描写が原作に近い。

マイケル・ウィルソン・Jr.(&メタルウルフ)

ゲーム「METAL WOLF CHAOS(メタルウルフカオス)」に登場。

第47代アメリカ合衆国大統領、通称大統領。
アメリカ軍時代に世界各地の紛争に参加しており、
その功績からメダルオブオナーを授与されている。
また、家族をテロで失ったことから、強い憎しみを抱いている。
熱いハートと高い知性を合わせ持つが、
猪突猛進な性格であるためにしばしば無茶な行動をとる。
彼の父親マイケル・ウィルソンも
アメリカ合衆国大統領であり、ホワイトハウスの前に像が飾られている。
自分専用の最新鋭の特殊機動重装甲「メタルウルフ」を身にまとい、
クーデターによってアメリカ全土を制圧した副大統領リチャード・ホークと、
彼が率いるクーデター軍と対決する。

お返しに“穴空きチーズ”にしてやるぜ!」

アツアツの“ローストチキン”にしてやるよ!

Let's party!!

“紳士”なのは、17時までだ

これが“大統領魂”だー!!

なぜなら!私は!アメリカ合衆国大統領だからだ!!!

ジョディ!ちょっと宇宙まで行ってくる!

その内容は木曜洋画劇場の“ノリ”であり、
作品的にはシュワルツネッガーやセガールとかチャック・ノリスとかに近く
某雑誌では「ナチュラルボーンバカゲー」と評される「メタルウルフカオス」。
海外のゲームサイトが選ぶ投票したいゲームの政治家」で
見事第一位を獲得した大統領マイケル。
まさにタイトルの「カオス」は偽りなく、
この大統領、パワードスーツのみで宇宙へ行ったり、
そのあと大気圏突入したりするとんでもないヤツ。

2009年9月3日木曜日

イーマ

映画「地球へ2千万マイル」に登場。

金星に生息する生物で、ゼリー状の卵から孵化する。
探査ロケットXY21により地球に移送途中、
事故に遭い、封じられたカプセルが漁村に打ち上げられる。
地球の大気下では異常成長し、急速に巨大化するのが特徴。
地中海シシリー沖の海中に墜落した米国の金星探査ロケット。
唯一の生存者となったカルダー大佐は、
金星から持ち帰ったカプセルの行方を探すよう訴える。
カプセルは漁村の少年に拾われてゼリー状の中身が取り出され、
獣医レオナルド医師の手に渡り、中から未知の生物が孵化した。
金星生物は急速に成長し、医師と孫娘のマリザが
ローマの動物園に運ぶ途中で檻を破って逃走。
軍によって一度は捕獲され動物園に収容されるが、
研究所での事故により解き放たれ、動物園の巨象との戦いの末、ローマ市街地に逃走。
遂に軍隊が出動し、怪物が占拠する円形闘技場コロッセオへと攻撃を始める。
コロッセオの頂上に上ったイーマは、機関砲やバズーカ砲の威力の前に
闘技場の破片とともに路上に落下し、ついに絶命した…

金星竜イーマ(またはイミール、イーミア)。
イーマの羊との会合シーンやラストのコロシアムのシーンは
フランケンシュタインの怪物」や「キングコング」を思わせ、
ハリーハウゼンのモンスターへの愛が滲み出ている。
それにしても劇中でのイーマの境遇は酷い。
ただ逃げ出したというだけで、銃で撃たれ、火で追い回され、
鎖に繋がれて囚われの身、電流を流され、なんとか逃げ出したと思ったら
軍隊の砲撃を受けて絶命する…この一連の人間の行いは
人間の内にある醜悪さを表しているようだ。
動物や人間の殺し合いを見世物にしていたコロッセオで
イーマが容赦ない攻撃に曝されるのも、何か意味深である。
そして何より酷いのは最後近くの台詞。
そりゃ一方的な人間側の都合だろ。金星から引っ張ってきた生物殺して、
貴重な文化遺産を壊して何を言うかと思えば
いつの時代も進歩への道はとてつもなく険しい・・・」。
キレイな言葉で締めくったようだが、これだけのことをして
そんな台詞が吐けると思うと、人間て嫌な生き物だなと改めて思う。

クリプト137

ゲーム「デストロイ オール ヒューマンズ!」に登場。

胡散臭い関西弁をしゃべる宇宙人。
フュロン星クリプト型クローンの137番目。
消息を絶った兄クリプト136を探すべく地球に降り立ち、
アメリカでクリプト136を探す傍ら、宇宙では高額で売買される
“エンドルフィン”を地球人が多く持つことに気づき、
エンドルフィンの収集に努める。
地球人に火星人と見間違われることが多く、そのことでよく怒る。
まだ子供っぽさが残っていて、ポックス博士から1人前とは認められていない。
結果的に兄の死体からクリプトたちの技術を取得して
アメリカ大統領を裏で操っていた秘密組織マジェスティックを倒し、
大統領に成りすましてアメリカ市民を篭絡、エンドルフィン抽出装置にかけ
奪ったエンドルフィンにより、銀河一の大金持ちとなった。
(名称は死亡すると番号が一個ずつ加算されていく)

たぶんワイは137番目やと思うから

誰が火星人やねん!

見せてもらおうか、地球のパワードスーツの性能とやらを

ワイらがすべきやったんは戦う事やない、愛し合う事やったんや

今までに食べたハンバーガーの数覚えとるんかぁ?

その愛と正義というやらが生み出したんが、
 あの原爆っちゅうヤツちゃうんかい?


ワイらが来たからにはもう核戦争なんか起こらへん。
 ワイらが人間を滅亡から守ったる。
 お前ら人間はワイらの大事な・・・・・財産やからな!


ら~きょっうあたま~に まっくろおめめ~♪
物凄いふざけたゲーム「デストロイ オール ヒューマンズ!」。
地球人をちぎっては投げ、ちぎって投げの大活躍で
いつの間にかアメリカを救って、大金持ちとなったクリプト。
こんな宇宙人になら征服されても良い…かも?

肉食炬燵(にくしょくこたつ)

映画「バトルヒーター」に登場。

人を喰らうコタツ。古銭によって封印されていた。
ボロアパート麒麟荘に住む古池道夫は、
リサイクル専門の電気店を営む浜利一と
ゴミ捨て場にガラクタを拾いに行き、そこでコタツを見つけた。
道夫はコタツをもらい、部屋で不思議な文様の金具をはずすと居眠りを始めた。
道夫の隣に住むロックバンド“ブラディサヴィ"のリーダー、
錆井は憧れの少女・佐野来美へのラブレターを
道夫に渡してもらい、有頂天になっていた。
身の回りで不吉なことが起こり始めた浜はある日、
道夫の額にできたコタツと同じ文様のコブを見て驚いた。
それはコタツの封印だったのだ。
人喰いコタツは別の部屋のコタツを道夫の部屋に置き、自らは人を襲い始めていた。
浜は道夫のコタツを持ち帰って調べたが何も異常は見つからなかった。
一方、錆井らは麒麟荘に来美を呼んでコンサートを開こうと準備を進めていた。
会場には女子高生たちが大勢集まってきたが、
コンサートなんかを開いたら、電気を食べて巨大化するコタツの餌食になってしまう。
ついに人喰いコタツが暴れ出し、麒麟荘はパニックとなった。
そこへロボット・スーツを着た浜が現われ、コタツと対決。
一方、道夫は封印リングを見つけ、人喰いコタツを再び封じ込めたのだった。

個人的にパンクな岸谷五郎やら心中しちゃう老夫婦
目立ち過ぎている映画「バトルヒーター」。
で、このコタツ。なんかようわからんものが封印されており、
封印の銅銭みたいなの外したら人間襲い始めたわけですよ。
劇中何度もしょーもない展開が続くが敢えて言おう、面白いと。
コタツがついに動き出し、暴れまくる(といってもそれほどじゃないが)シーンは
ショボイっちゃショボイが、どことなく可愛げのあるデザインと
何でも問答無用で食す姿に免じて、人物描写がヌルイのは許そう。

クマ吉

漫画、アニメ「ギャグマンガ日和」に登場。

うさみのクラスメイトで、クマの男の子。
変態で様々な場所で犯行に及ぶが、必ず自分でぼろを出して逮捕される。
被害者は主にニャン美。何度もうさみに通報され、
警察に連れて行かれるがなぜかすぐに学校に戻り、犯行を繰り返す。
前科は、窃盗、窃視、盗撮、露出など。
実は貧相な顔であり、顔のラインを保つために布を頬につめている。

違うよ。ボクは変態じゃないよ。
 ボクはただ下半身を露出させてると
 なにか興奮することに気がついただけなんだ・・・


変態じゃないよ、仮に変態だとしても変態という名の紳士だよ!

こんなことでいちいち警察呼ばれてたら、
 僕もうトイレとか家でしかパンツ脱げないじゃないか!


ぼくもまた大きい三角定規に踊らされた
 犠牲者の一人に過ぎないって事をさ


変態という名の紳士」ことクマ吉くん。
何度犯行を繰り返してもめげない(むしろめげろ)根性の持ち主であり
彼ほどの変質者もとい紳士はいないだろう。

2009年9月1日火曜日

アリゲーター

映画「アリゲーター」に登場。

下水道に捨てられたペットのワニが、研究所から不法投棄された
実験動物の死骸を食べて巨大化した。
少女マリサは、小さなワニをペットとして可愛がっていたが、
それを良しとしない父親がトイレに流してしまい、
その小さなハチュウ類はそのまま下水溝へと姿を消した。
それから12年。アメリカの中西部の小さな町で
恐ろしいバラバラ事件が発生した。何かに喰いちぎられたような
無残な死体の数々が地下溝で発見されたのだ。
やがて市警の腕利き警部デイビッドが動き出し、
レポーターが襲われながらもフィルムに残した証拠写真をもとに、
下水溝一掃の大作戦を実行に移す。そして美しく成長し、
ハチュウ類学者となったマリサに協力を求める。
町中を恐怖の底に落とし入れたその怪物こそ、
12年前に自分が失ったペットであることを、マリサは知るよしもなかった。
とうとう地上にもその姿を現わした怪物を、
市の権力者スレイドが、デイビッドを無視した無謀な作戦で捕えようとし、
圧力を使ってデイビッドを警察組織からはずした。
そのスレイドはガーデン・パーティの会場で怪物に襲われ、息絶える。
マリサと共に自力で捜査を続けるデイビッドは、
再び下水溝にもぐり、時限爆破装置を仕掛けた。
そして、爆発の火柱と共に怪物は息絶えた…

下水道で光る、汚水と共に流れる不気味な丸太状の物体
アメリカの都市伝説ではこの手の話は有名だが
それを実際に映画化したのが本作「アリゲーター」。
ジョーズの二番煎じのようだが、登場人物のドラマがしっかりしてるため
それを感じさせないしっかりした脚本のおかげで、
現時点でも楽しめる映画であり、筆者の個人的ベスト映画の一つ。
「ジョーズ」は港町を突如襲うという話だが
こっちは因果があり、応報として人間に牙をむく。
この物語のおかげか、幾分ワニに対して同情的な面のおかげか
「ジョーズ」のようにワニが乱獲されることはなかった。

なんにしてもCGなしでここまでワニを暴れさせることができたのだから
ルイス・ティーグ監督は凄い。
ちなみにこの映画をマイベストにしているS・キング
オマージュを捧げて書いた小説「クジョー」は
後に映画化され、同じティーグ監督が監督している。

ランス

ゲーム「Rance」シリーズに登場。

『世界の王になってハーレムを作る』野望を抱く男。
自分の将来の女を取られるという事でロリコンを嫌っている。
趣味は貝殻集めで、例え愛する女でも貝殻を与えない。
悪徳奴隷商人から買い取った魔法使いシィル・プラインと旅をしている。
その野望達成において子供が邪魔と思い、女を抱く際
常にシィルに避妊魔法をかけてもらっている。
その能力は英雄や勇者になるには充分すぎるのだが
性格が悪く(良く言えば欲望に忠実)、かなりのスケベ。
さらに元々人間であり、魔人を斬れる喋る
スケベな魔剣カオスを帯剣している。必殺技はランスアタック。
人助けや人のために戦うのも、全ては女を抱くことにあり
世界中の女を抱き、リーザス王国の王女も自分の女にし、
ゼス王国の王女も自分の女にする、ある意味世界で最も権力を持っている。
その性格ゆえ、自分が好かれるわけが無いと若干自覚しており
相手から本気の思いを率直にぶつけられると弱かったりする。 

邪魔な男は全員ぶっ殺す。世界一の男の
 俺様に抱かれるのは女にとっても最高に幸せだ。


スリーサイズだ!! 女の子に必要なパラメータだろうが!!

やだ、今どき何の見返りも無く人助けをする奴なんて
 自分の優越感に浸りたいだけの偽善者しかいないぜ。
 もちろん、俺様は正義の味方だが偽善者では無い。


「くそっ、俺は死ぬ時は腹上死と決めているんだ。」

おっほん。俺様が新しいリーザス王ランス様だ。
 いいか、よく聞け愚民ども!これからは、俺様の為に働け!
 俺様の為に生きろ!!そして命令があれば死ね!!
 わかったな!?おっと、ただし可愛い女の子だけは特別に扱ってやるぞ。
 すべて俺様が可愛がってやる!がははははは!!
 そう、すべて俺の物だ。がははははははははははははは


まさに世は鬼畜。『天は二物を与えず』の言葉通りだが
その全体的バランスがおかしい男ランス。
世の男性が羨む野望を抱いて邁進している彼、
もし神様がいるなら、それほど薄情且つ残虐ではない彼を
この世に生み出したこと事態は悪くはないだろうが
その野望を叶えられるほどの実力を持たせたことは大罪といえるだろう。