2009年9月8日火曜日

ドラゴドン

映画「原始怪獣ドラゴドン」に登場。

呪われた山に潜む古代の恐竜。
メキシコの奥深く、俗に洞穴山と呼ばれて囲りには
底無しの魔の泥沼が取り巻いている、その山麓一帯に
ジミイ・ライアンとフェリイプ・サンチェスの経営している牧場があった。
そこでは時折、彼らの飼育している牛が足跡を残して
行方不明になると云う不思議な事件が起きた。
この牛の足跡を辿って見ようとして、ある時、ジミイとフェリイプは、
失踪した牛の足跡を追って、底無しの泥沼の辺りまでやって来たが
沼の近くで、足跡は消え失せてしまっていた。
これを見た二人は盗んだ牛を、沼の中にほうりこんだものと考えた。
これを近くに住む牧場主エンリイクの仕業と見た彼等は
町の有力者ドン・ペドロのもとに相談に行った。
途中彼等はインディアンのパンチョと息子のパンチイトが
奔馬にひきずられているのを助けた。ドンペドロの娘サリイタは
ジミイに想いをよせていたが、婚約者の牧場主エンリイクの
陰険な目が二人の間にあった。祭りの日、エンリイクとジミイの争いは爆発した。
しかしエンリイクは若いジミイの敵ではなかった。
ある日ジミイとフェリイプは牧場の背後の山中で、
伝説に伝えられる原始時代の怪獣ドラゴドンの姿を見た。
パンチョが怪物の飼食になり、父を探しに行ったパンチイトと、
それを追うサリイタも危機にさらされた。ジミイは救援に赴き
エンリイクもその後をつけた。銃弾にひるむ様子もないドラゴドンと戦いながら、
ジミイはパンチイトとサリイタを避難させた。
エンリイクを逃がし、ジミイは身をもって怪物を
泥沼の中にさそいこみ、その巨体を底なしの沼の中に沈めることに成功した。
孤児となったパンチイトをつれて、ジミイとサリイタは悪夢のような現場を後にした…
(名前は新東宝によってつけられたものです)

変な西部劇「原始怪獣ドラゴドン」。
何が変って、長ったらしいだけで退屈な物語の中、
西部劇なのに最後のあたりで脈絡なく恐竜が出てくるところ。
この映画、ウィリス・オブライエン原案となっているが
明らかにストップモーションのドラゴドンの動きがおかしい。
これはオブライエン原案なだけであって、
オブライエンがかかわっていないためだと思われる。
にしてもオブライエン原案をこうまで酷く出来るのだから
配給会社の気が知れない。
ただし、これが後の「グワンジ」に活かされている(?)と思えば
耐えられる出来…だと思いたい。
ちなみにこの恐竜、妙にマヌケである。

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