裏世界の雑居ビルで登場する怪物。絵本に登場する怪物が、裏世界の力を受けて実体化したもの。
絵本の中では人間を捕食する怪物として描写されているが、実際には攻撃を仕掛けてくることは無く
動き回ることもない。しかし一切の物理攻撃が通用せず、巨体ゆえに通路を塞いでしまっている。
その先の道へ行くには、この怪物が登場する絵本を全て見つけ出し、
絵本に書かれた呪文「トゥ・フィ・エゴ・エリス」を唱えなければならない。
名前は「飽食家」の意。
何かが語りかけてくる、思い出せと。
ゲーム「サイレントヒル3」に登場する敵は主人公ヘザーに対して
直接に語りかけることはないが、その姿を現すことで彼女の何かに語りかけてくる。
この怪物の存在も、おそらく一作目をプレイしたことあるものなら、既視感を覚えるかもしれない。
その姿に見覚えはないが怪物の登場する絵本の内容は、一作目を髣髴とさせる。
更に畳み掛けるように絵本に登場する呪文の意味。ラテン語で「私はあなたであった、あなたは私になるだろう」。
その意味すること、そしてこの怪物を通じて語りかけてくる者の正体は・・・・
この怪物もまた一つの体に二つの口があり、今度はそれ自体が体の一部なのかサークル状何かに囲われている。
ちなみに間近で見ると、口の部分が震えており、その場で立っているだけとはいえ
非常に不気味である。ヘザーの謎を内包したこいつは何を語りたいのか?
以下、絵本の内容。
童話、始まり
「むかしむかし、ある町の門に怪物が住みつきました。
とてもこわく、とても悪い怪物です。
人をつかまえては、むしゃむしゃと食べてしまうのです。
町に住んでいる人は怪物がこわくて、だれも町の門には近づけません。
町の外に出られなくて、とてもこまりました。
それを聞いた王さまは、きしたちに命令を出しました。
きしたちは、はりきって怪物をたおしに行きました。
『えいっ、やぁっ』
ところがたいへん、怪物はけんできっても、やりでついても死にません。
そしてきしたちは馬ごと、怪物にぱくぱくと食べられてしまいました。
王さまはとても困りました。
こまってこまって、うーん、とうなり声をあげるけれど
どうしたらいいかわかりません。
そこへ神さまに仕える巫女さまがやってきました。
とてもやさしく、とても良い人です。
王さまは巫女さまに怪物を倒してくれるよう、たのみました。」
童話、続き
「巫女さまは王さまの願いを聞いて町の門へとむかいます。
やさしい巫女さまは何とか怪物を死なせたくなかったので
説得してみようと思いました。
『うるさい、だまれ。食ってしまうぞ』
だけど怪物は巫女さまの話を聞こうとはしません。
それでも巫女さまは怪物に話しかけるのをやめません。
『人を食べるのはいけないことです』
それを聞いた怪物は怒って、巫女さまにおそいかかり、
なんと、巫女さまを殺してしまいました。」
童話、終わり
「王さまも町の人もやさしい巫女さまの死んだことになみだをながしました。
あんまりみんなが泣くのを、かわいそうに思った神さまは
巫女さまを奇跡の力で助けました。
朝起きるように、巫女さまは目をさましたのです。
巫女さまはもう一度、怪物のところへ行きました。
『ばかな奴だ、また死にたいのか』
『いいえ、死ぬのはあなたです』
巫女さまは今度は怪物を殺すためにやってきたのです。
やさしいやさしい巫女さまにとって、
それはかなしいことです。でも仕方ありません。
『けんもやりもやくたたずだ。
ゆみやもてっぽうもはねかえすぞ』
おれは殺されないぞと、怪物は
わらいます。でも巫女さまはけんもゆみやも使いません。
ただ一言、じゅもんをとなえました。
『トゥ・フィ・エゴ・エリス』
すると何ということでしょう。
怪物は大きな、くるしそうなひめいをあげると死んで、消えてしまいました。
おかげで町の人たちは、また門を使えるようになりました。
だれもが、その巫女さまにたいそうかんしゃしたということです。
めでたしめでたし。」
絵本に書かれた呪文「トゥ・フィ・エゴ・エリス」を唱えなければならない。
名前は「飽食家」の意。
何かが語りかけてくる、思い出せと。
ゲーム「サイレントヒル3」に登場する敵は主人公ヘザーに対して
直接に語りかけることはないが、その姿を現すことで彼女の何かに語りかけてくる。
この怪物の存在も、おそらく一作目をプレイしたことあるものなら、既視感を覚えるかもしれない。
その姿に見覚えはないが怪物の登場する絵本の内容は、一作目を髣髴とさせる。
更に畳み掛けるように絵本に登場する呪文の意味。ラテン語で「私はあなたであった、あなたは私になるだろう」。
その意味すること、そしてこの怪物を通じて語りかけてくる者の正体は・・・・
この怪物もまた一つの体に二つの口があり、今度はそれ自体が体の一部なのかサークル状何かに囲われている。
ちなみに間近で見ると、口の部分が震えており、その場で立っているだけとはいえ
非常に不気味である。ヘザーの謎を内包したこいつは何を語りたいのか?
以下、絵本の内容。
童話、始まり
「むかしむかし、ある町の門に怪物が住みつきました。
とてもこわく、とても悪い怪物です。
人をつかまえては、むしゃむしゃと食べてしまうのです。
町に住んでいる人は怪物がこわくて、だれも町の門には近づけません。
町の外に出られなくて、とてもこまりました。
それを聞いた王さまは、きしたちに命令を出しました。
きしたちは、はりきって怪物をたおしに行きました。
『えいっ、やぁっ』
ところがたいへん、怪物はけんできっても、やりでついても死にません。
そしてきしたちは馬ごと、怪物にぱくぱくと食べられてしまいました。
王さまはとても困りました。
こまってこまって、うーん、とうなり声をあげるけれど
どうしたらいいかわかりません。
そこへ神さまに仕える巫女さまがやってきました。
とてもやさしく、とても良い人です。
王さまは巫女さまに怪物を倒してくれるよう、たのみました。」
童話、続き
「巫女さまは王さまの願いを聞いて町の門へとむかいます。
やさしい巫女さまは何とか怪物を死なせたくなかったので
説得してみようと思いました。
『うるさい、だまれ。食ってしまうぞ』
だけど怪物は巫女さまの話を聞こうとはしません。
それでも巫女さまは怪物に話しかけるのをやめません。
『人を食べるのはいけないことです』
それを聞いた怪物は怒って、巫女さまにおそいかかり、
なんと、巫女さまを殺してしまいました。」
童話、終わり
「王さまも町の人もやさしい巫女さまの死んだことになみだをながしました。
あんまりみんなが泣くのを、かわいそうに思った神さまは
巫女さまを奇跡の力で助けました。
朝起きるように、巫女さまは目をさましたのです。
巫女さまはもう一度、怪物のところへ行きました。
『ばかな奴だ、また死にたいのか』
『いいえ、死ぬのはあなたです』
巫女さまは今度は怪物を殺すためにやってきたのです。
やさしいやさしい巫女さまにとって、
それはかなしいことです。でも仕方ありません。
『けんもやりもやくたたずだ。
ゆみやもてっぽうもはねかえすぞ』
おれは殺されないぞと、怪物は
わらいます。でも巫女さまはけんもゆみやも使いません。
ただ一言、じゅもんをとなえました。
『トゥ・フィ・エゴ・エリス』
すると何ということでしょう。
怪物は大きな、くるしそうなひめいをあげると死んで、消えてしまいました。
おかげで町の人たちは、また門を使えるようになりました。
だれもが、その巫女さまにたいそうかんしゃしたということです。
めでたしめでたし。」