2010年8月15日日曜日

ゲーム「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」に登場。

ムジュラの仮面により作り出された、人のような顔を持つ不気味な月。
仮面の意思そのものであり、悪意の象徴である。
月の内部には一本の巨木を中心に緑の草原が広がり、一見のどかに見えるが
全てはスタルキッドの意識を受け継いだムジュラの仮面の精神世界であると思われる。
巨木の下にはムジュラの仮面をつけた子ども、その周りを亡骸のお面を被った子どもが走っている。
スタルキッドを利用してムジュラの仮面はクロックタウンへと
月を落とし、ハイラルと似たような世界「タルミナ」を滅ぼそうとした。
月が落ちるのは三日後であり、リンクは時のオカリナを使って
これを阻止すべく、ムジュラの仮面によって
封印された四巨人たちを救出し、月の落下を防いだ。
だが覚醒したムジュラの仮面の力により月はさらに力を増し、
タルミナを全て飲み込もうとする。ムジュラの仮面の後を追うリンクとチャット。
遂にムジュラの仮面と最終対決を迎え、これを倒したことにより月は消滅した…

オ、オデは・・・食う
 ぜ、ぜんぶ・・・食う


筆者を怖がらせたゲームの内の一つ「~ムジュラの仮面」。
この月がとにかく怖かった。怒っているように見え、
嘲笑を浮かべているようにも見える、この顔。
そして世界を滅ぼさんと着実に落下し続ける姿に。焦燥し恐怖した。
これほど衝撃的な存在を描いた製作スタッフの才能には脱帽した。
ちなみに関係あるかどうかはわからないが、
筆者の好きな作家・安部公房の本「笑う月」には
月に追いかけられる話があって、この話を読んだ瞬間、
真っ先にこの月を思い浮かべてしまった。

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