2009年9月27日日曜日

グワンジ

映画「恐竜グワンジ」に登場。

メキシコの渓谷“禁断の谷”に生息していた太古の肉食恐竜。
1912年頃。メキシコに住むジプシーのカルロスは
“禁断の谷”と呼ばれている渓谷の入り口で兄が死んでいるのを発見した。
何者かによって、ひどく攻撃され、手には麻袋を握っている。
そして数年。カルロスは近くの町のサーカスに入った。
女座長のテレサのもとで働いていたが、ある日のこと、
テレサのかつての恋人で、今はライバルのサーカスで働くタックがやって来た。
カルロスは、例の麻袋を彼に見せ、彼は古生物学者に見せた。
その袋の中身は、すでに5000年前に絶滅した馬の祖先エオヒップスであった。
それを聞いたサーカスの連中、これは商売になると、
ジプシーたちに道案内させ、禁断の谷に向かった。
そこは、世にも恐ろしい恐竜の谷だった。
とりわけ、グワンジと呼ばれる怪獣は身の丈35メートルもある。
怪獣どおしの血みどろの争いも展開され、カルロスは殺される。
偶然にも一行はグワンジを生け捕りに成功し、サーカスの見せ物とした。
開幕の日、グワンジは暴れ出し町は大騒動。
町はずれの寺院まで追いつめたが捕まえるすべもない。
タックは、寺院にグワンジを追い込むと寺院に火を放ち
炎のかたまりと化した寺院の中で、グワンジは息絶えるのであった…

秘境にいた恐竜を捕まえて、見せ物にしたら
逃げて大暴れっていうありがちなストーリーだが
何故か引き込まれる映画「恐竜グワンジ」。
けどまぁ、なんてたって西部劇と怪獣映画の融合という
異色の取り合わせもさることながら、投げ縄のシーンや
恐竜たちの対決シーン、ラストの炎上シーンといい
記憶に残る名場面が多く、やはりダイナメーションの傑作である。
ちなみにハリーハウゼンによればグワンジはアロサウルスらしいが
造形モデルに関してはティラノサウルスなんだとか。

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