2009年9月28日月曜日

ダーティ・メリー&クレイジー・ラリー&ディーク

映画「ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー」に登場

ストックカー・レーサーのラリー・レイザー、
相棒の機械工のディーク・ソアーズ、
ラリーと一夜を共にした女メリーの三人組。
レース用の車を手に入れるために、ディークと共謀して、
ある町のスーパーマーケットの金を強奪する計画を立てたラリー。
ディークがマーケット支配人スタントン宅に押し入り、
スタントン夫人と5歳になる娘シンディを人質に、
ラリーがスタントンを脅迫する筋書きでまんまと15万ドルを奪い取った。
首尾よく目的を達成したラリーがマーケットから出てくると、
前夜一緒に寝た女メリーが彼の車の中で待っていた。
ディークとメリーを乗せたラリーのブルーの68年型シボレー・インパラが国道を走る。
一方、警察はスタントンの通報で活動を開始した。
担当責任者はフランクリン部長が当たることになったが、
ラリーの車には発信受信兼用の無線機が備えつけられており、
やすやすと捜査の裏をかける仕組みになっている。
だが、車内で3人がトラブルを起こしているうちに
パトカーに発見されてしまう。相手の執拗な追跡を
相手の車に自分の車をぶつけて見事振り切るが、
ラリーが無線機を備え、逐一警察側の動静を知り翻弄、
しかも仮保釈中のメリーが同乗していることを知った
フランクリン部長は、ついにヘリコプターに乗って
空から陣頭指揮にあたることになった。
ラリー一行はやがてある村の露天市に車を乗り入れた。
ちょうどそのとき1台のパトカーが、ラリーたちのブルー・シボレーを
捜しにきたのを目撃し、そこで見つけた黄色い68年型チャージャーを盗み、
車を換えて出発することにした。だが、ラリーの運転ミスで
パトカーに車をぶつけてしまい、またしても別のパトカーに
追われることになったが、巧妙な運転でパトカーに損傷を与え、追跡をあきらめさせた。
数時間後、フランクリン部長を乗せたヘリは遂にラリー一行の車を発見した。
だが、徐々に高度を下げて迫ってくるヘリに対し、
ラリーは無電の送信機を通じて、やがて行手に横たわるクルミ林に入れれば
空からは容易に発見されないし、無数の出口があるから、
どこからでも脱出できるといって翻弄した。
ヘリはぐんぐん高度を下げ、遂にラリーの車に接触して停車を命じたが、
大事なこの瞬間にヘリの燃料が切れて不時着しなければならなくなった。
地団駄をふんでくやしがるフランクリン部長を尻目に、
ラリーの車は40平方マイルもある大クルミ林に入っていったが、
ここでも待機していたパトカーに発見され、追っかけられる。
だがこれをもさんざん翻弄したあげく、クルミ林から抜け出した。
かくしてフランクリン部長の陣頭指揮も空しく、
警察側はラリー一味にかわされたかに見えた。
一方、ラリーたちはしてやったとばかり得意満面であったが、
その一瞬の油断がわざわいしてか、踏み切りを通過する貨物列車をさけきれず、
3人の乗った車は爆発、炎上した…

アメリカン・ニューシネマお得意の若者の逃避行を描く映画。
警察に追われる三人の逃走劇がメインでシンプルな構図だが
カーアクションと飽きさせない演出とスピーディーな展開が退屈させず
チャレンジャーの大破と唐突なエンディングが記憶に残る圭作の一本。
しかし登場人物のキャラクター性が弱いのが玉に瑕。

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