2009年9月28日月曜日

ビヒモス

映画「大海獣ビヒモス」に登場。

恐竜パレオサウルスの生き残りで、電気を発する能力がある。
核実験の放射能をあびて巨大化してしまい、体から放射能を撒き散らす。
イギリスのとある討論会にて放射能汚染が食物連鎖に及ぼす影響や
高濃度の放射能を蓄積した突然変異の怪物が出現することを
危惧するスティーブ教授。その頃、コーンウォール地方の村で
漁師の父親が帰ってこないことを心配した娘は砂浜で
重度の火傷を負った父親を見つけ、父親は「ビヒモス・・・・」と呟き、息絶えた。
さらに無数の魚が海岸に打ち上げられたことがニュースになり
ニュースを聞いたスティーヴ教授はビッグフォード教授と共に調査のため現地へ赴く。
漁師や医師の証言から原因は放射能と考えたが、肝心の放射能の発生源がわからない。
スティーヴは漁船をチャーターして海へと調査の手を広げる。
そこへ現れたのは巨大な生物らしき物体。
漁船で追跡を開始するが、あえなく振り切られてしまう。
さらに行方不明になっていた蒸気船が海岸に難破しているのが発見され、
その惨状からなんらかの巨大生物によるもと考えたビッグフォードは
ロンドンへ戻り、海軍省へ協力を要請する。
海軍の捜索を掻い潜った怪物はまたも姿を現し、被害を広めていく。
現場から採取された足跡を王立博物館で調べてみると、
怪物の正体がパレオサウルスらしいことがわかり、
パレオサウルスがデンキウナギと同じように電気を発することから
それを利用して放射能を発生させていることが解明された。
被害を最小限に食い止めようとテムズ川を封鎖しようとするが
時既に遅く、テムズ川から上陸を開始した怪物により被害が拡大していた。
ついに英国は怪物の退治を決定し、軍隊が配備される。
上陸した怪物によりまかれる放射能が市民を襲い、軍隊も太刀打ちできない。
火の海と化すロンドン、怪物が放射能の塊と考えた軍隊は
いずれ放射能の影響で怪物が死ぬだろうと仮定し、
それを早めるためにラジウム弾頭付魚雷を怪物の体内に埋め込む作戦を立てる。
テムズ川へ戻った怪物に待ち伏せていた小型潜水艇が魚雷を発射、
見事命中し、怪物はもがき苦しみながら姿を消した…

キング・コング」の特撮ウィリス・オブライエン
原子怪獣現る」の監督ユージーン・ルーリーと製作した映画「大海獣ビヒモス」。
放射能をばら撒くって「ゴジラ」のパクリじゃ?といわれると身も蓋もないが
「ゴジラ」も「原子怪獣現る」のパクリじゃん、と取り止めがない。
オブライエンの特撮技術に幾分の荒さが目立つが、
ロンドン市街での大暴れはなかなか良いものである。
ちなみにオブライエンにとって最後の作品がこれらしい。

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