2009年9月4日金曜日

物体X(ザ・シング)または“それ”(オリジナル版)

映画「遊星よりの物体X」に登場。

遊星から円盤に乗ってやってきた宇宙生物。
その体は植物組織で出来ており、動物の血を吸って成長し、
知力と腕力は人類より優れている。
アラスカの極地科学研究所では、極地に航空機らしいものが墜落。
以来磁力計が狂いはじめたことを発見して、アラスカ防衛軍に打電した。
司令部からはヘンドリー大尉の操縦する捜索機が
研究所長のヘンドリー博士を同乗して飛び立ち、氷に埋もれた大円盤を発見した。
熱爆弾で掘り起こそうとしたため大円盤は爆発飛散したが、
一行は放り出された「物体」を、研究所に持ち帰った。
その夜、「物体」は威力を振るいはじめ、飼い犬3頭を噛み殺して逃走した。
その残骸の一部を調べた博士は、この「物体」が遊星より飛来した生物だと突き止めた。
しかもこの切りとられた残骸の一部も次第に成長してくる勢いに、
ヘンドリーは人類の未来のためにも即刻撃滅を決意したが、
博士は重要な研究資料としてその培養を主張してやまなかった。
博士の娘ニッキーは、ヘンドリーの恋人だったが
2人の間に立って苦しんだ。しかし、研究所の温室に根を下ろした
「物体」はやがて所員に向かって攻撃を開始してきたので、
人々はガソリンによる火焔攻撃から、ついには電気まで動員して、
やっとこの怪物を鎮圧したのであった…

遊星からの物体X」を語るのもいいけど、
遊星よりの物体X」を忘れてはいけない。
どちらが面白いといえば「遊星から~」だが
エイリアン」の“閉鎖された空間の恐怖”の原点はこれである。
物体のデザインはあまり良いとはいえないが
それでもフランケンシュタイン然とした姿には
何か言い知れぬ不安感を煽られる。
ちなみに原作のラストに近いのはこちらであり、
リメイクである「遊星から~」は物体の描写が原作に近い。

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