2010年3月31日水曜日

ソナー&ブロンク

ゲーム「R-TYPE」「R-TYPES」「R-TYPE DIMENSIONS」に登場。

「第一次バイドミッション」のバイドによって
犯された都市の廃棄場にて遭遇する
警戒システム「ソナー」と廃棄物運搬メカ「ブロンク」。
ソナーは潜望鏡のような姿をしており、廃棄場のゴミの中に潜んでいる。
ゴミの中を移動し、廃棄場に近づくものに対して攻撃を仕掛ける。
また破壊されても新しいソナーが現れてくる。
ブロンクは暴走した廃棄物運搬メカであり、
制御系に異常をきたしており、手当たり次第にゴミを投棄する。
天井のハッチから大量のゴミを次々と落としてくる上に、
ブロンク自体もゴミを投棄してくる。またブロンクはゴミを投棄すると
廃棄場からしばらくの間姿を消し、新しいゴミを持って投棄しに戻ってくる。
ブロンクを破壊すれば、ソナーも消滅する。
都市を訪れた、R-9により破壊された。

「戦いは数だよ兄貴!」とは有名な言葉だが
圧倒的な物量、というか大量のゴミ(敵の残骸?)を
使ってくるとは思わなかった。自機は上から落ちてくるゴミを避け、
出たり戻ったりを繰り返すブロンクを撃破しなければならず、
さらに下から現れるソナーの地味ながら
的確な攻撃をも避けなければならないという怒涛の展開。
ビットがあれば楽になるが、ノーミスで来るのは難しい。
しかし意外なことにこのボス面にも安地があったりする。
ボスには得点がなく、ゴミにかなりの高い得点があるので
わざとボスを倒さず、得点の荒稼ぎすることもできる。

ガンサー・ストレーカー

映画、小説「ファンハウス 惨劇の館」に登場。

カーニバルの一座の一人。コンラッドの息子であり、
「ファンハウス」の客寄せとして働いている奇形の男。
コンラッドはかつて妻のエレン・ハーパーにより
自分の息子である奇形児ヴィクターを殺されたことで怨み続け、
エレンへの復讐としてエレンの子どもを陵辱するために
同じカーニバルに所属するジーナと結婚し、ガンサーを生み出した。
性に対する欲望と殺戮に対する欲望が内に渦巻くガンサーは
成人するとカーニバルの行く先々で衝動的に人を殺すようになる。
そして遂にカーニバルはエレンたちの住む町を見つけ、
エレンの娘エイミー、息子ジョーイへと魔の手を伸ばす。
エイミーの友人が次々と手にかかるも、エイミーの反撃により
コンラッドは死に、ガンサーはファンハウスの仕掛けに挟まれて死亡した。

映画よりもノベライズ版の方が面白いという
変わった作品「ファンハウス 惨劇の館」。
映画版は何の変哲もないスラッシャー映画だが
これが小説になるとオリジナルストーリーによる
ヒロインの母とコンラッドとの因縁、
これまで繰り返されてきた殺人など物語の濃さが120%増量されており、
著者であるディーン・R・クーンツの腕の賜物であるのだろう。
にしてもこのガンサーの特殊メイクは本当によく出来ている。

2010年3月29日月曜日

ヤジュー

ゲーム「R-TYPE」に登場。

「第一次バイドミッション」にて
再生工場へと資源を運ぶ輸送システムの最奥で待ち構えている。
三体の敵で構成されている、三位一体の敵。
右壁面にいるヤジュー本体(画面右下)は移動する以外何もせず、
上の敵が拡散弾をばら撒き、下の敵が火炎を噴射する。
ヤジュー本体を倒せば、他の敵も消滅する。
輸送システムを訪れたR-9により破壊された。
(上記は全て私の独断と偏見に基づいて書きました。
 誤りがありましたら、ご意見ください
)

アーケード版の没になったボスであり
PCエンジン版のみ登場するボス、ヤジュー。
筆者は未プレイのためあまり詳しくは語れず、
上記のこともネットの不確かな情報と筆者の想像を元に書いた。
ただ見れば解るようにあからさまな安地がある辺り、
アーケードで没になるのも仕方がないだろう。

ファット

ゲーム「R-TYPE」「R-TYPES」「R-TYPE TACTICS
R-TYPE DIMENSIONS」「R-TYPE TACTICSⅡ」に登場。

「第一次バイドミッション」にて
バイドに犯された都市で遭遇する小型の突撃艇。
高性能センサーにより巧みに障害物をかわすことができ、
敵に向かって巧みに攻撃を仕掛けてくる。
また同じバイドであるボルドやコンバイラの武器として
使われているタイプもおり、中型誘導ミサイルの様を呈している。

怒涛の敵と敵弾のラッシュが続くステージ7に登場する敵。
これまで出てきた雑魚敵の猛襲に紛れて行動しているも
意外に出番は少なく、さして特徴的な攻撃するわけでもなく
なんとも勿体無い設定が悲哀さを増す。
TACTICSではバイド側のミサイル兵器として
なかなか厄介且つ頼りがいのある武器として活躍している。

2010年3月28日日曜日

マードック神父

映画「十字架の長い列」に登場。

本名エバーレット・マードック。
唯の神父のようだが、実際は血も涙もない賞金稼ぎ。
手に持つ聖書には手配書が、黒いコートには六連ライフルを隠し持っている。
同じ賞金稼ぎのブランドンと手を組んで、
不法就労を強いる町の実力者ファーゴを追い詰めようとする。
だがブランドンはマードックを信用できず、
マードックを一人置き去りにして、ファーゴを捕らえようとする。
この諍いを原因に、マードックはブランドンを裏切り、
羽振りの良いファーゴ側についた。
しかし最期は満身創痍のブランドンにより、トドメを刺される事となった。

主人公より目立つ悪役マードック。
映画自体はストーリーにメリハリがなくて
始終退屈気味になるが、このマードックの時だけは面白い。
演じたウィリアム・バーガーあって、ニヒルに笑うところを見ると
いつ裏切るのか、いつ裏切るのかと固唾を呑む。
そして得物がこりゃまた漢の子だったら欲しがること間違いなしな
六連ライフルとくるもんだから素晴らしい。
しかしまぁあれだ。映画自体の内容を考えると
悪いのはマードックじゃなくて勝手に置いてけぼりにして
正義に目覚めちゃったブランドンじゃね?と思わずにはいられない。

ニュート

ゲーム「R-TYPE」「R-TYPES」「R-TYPEΔ」「R-TYPE TACTICS
R-TYPE DIMENSIONS」「R-TYPE TACTICSⅡ」に登場。

「第一次バイドミッション」にて遭遇する、
再生工場へ資源を運ぶ輸送システム内の鉄骨などに
へばりついて蠢動する節足生物形態のバイド。
近づく者に対しては体内で生み出される
余剰なエネルギーを放出する攻撃、イオン砲を放つ。
R-9によりバイドが討伐され、それにより他バイド体と同じく消滅したかに思われた。
しかし「サタニック・ラプソディー」事件時、謎の生体空間にて
R戦闘機パイロットの精神にバイドが干渉し、
よりおぞましい姿で浮遊する鉄骨にへばりついて出現した(幻覚か現実かは不明)。

とにもかくにも地味にしつこい敵ニュート。
自走コンテナを避けて進めば絶妙なタイミングで
弾を撃ってくるため、先に倒すのがセオリーなんだが
フォースなしだと至難の業。ビットもないと結構しんどい。
壁しか進めないのが唯一の救いか。
TACTICSでは射程、索敵、ともにまぁまぁの敵だが
射程の長いユニットや隣接攻撃してしまえば無傷で倒せてしまう。
だけどこれがSTGと同じ射程だったら、強敵だったろう。

2010年3月24日水曜日

半魚人(ギルマン)

映画「大アマゾンの半魚人」に登場。

アマゾン奥地に生息していた半魚人。
アマゾンの奥地探検中にカール・マイア博士により、
デボン紀の地層から水かきのついた手の化石が発見された。
報告を受けたブラジルの海洋生物研究所から、
所長のウィリアムズ博士と魚類学者のリード博士、
所長助手のケイ・ローレンスが調査に向かうが、
マイアのキャンプの留守をあずかる現地人二人の無残な死体が発見される。
一行は、化石が発見された現地人が「魔物が住む」と言う
黒い入江「ブラック・ラグーン」を潜水調査するが、
ウィリアムズとリードが不在の間、泳いでいたケイは
人間の体ながらも全身に鱗を持つ怪物に襲われる。
ケイは危うく難を逃れるが、リードは入江に毒物を流し、
仮死状態に陥っていた怪物を船に生け捕りにすることに成功する。
しかし、息を吹き返した怪物こと半魚人は復讐心に燃え、
船の関係者の多くを殺し始める。
やむなくウィリアムズら一行は船を引き帰させようとするが、
入江は半魚人の作った防壁で既に封鎖されていた。
防壁を排除しようと、潜水作業を行ったウィリアムズは
半魚人に殺されてしまう。そんな中ケイが浚われ、
後を追ったリードは一行の助けをえて岩棚の上で
気を失っているケイを助け出すことができた。
半魚人はマイアの放った銃弾に痛手を受けて、入江深く消えていった…

誰もが知ってる半魚人ことギルマン。
筆者がTVで観たのは何年か前になるが、
低予算ながら半魚人のスーツのディティールの細かさ、
前半の冒険モノらしい展開、そのスーツを着ての水中撮影シーンなど
クラシックながら記憶に残る作品でした。
ストーリー的には「キングコング」の流れを汲んでいたりして、
僻地に住んでいるギルマンは調査隊という都会に接触し、
その調査隊の一人である女性に恋したギルマンは
哀れにもコングよろしく拉致ってしまう。
だが相手は地の利を持ってしても倒せない人間あって
エンパイアステートビルから落ちるがごとく入り江へと消える、
という悲恋な物語である。ちなみに続編の「半魚人の逆襲」は
イーストウッド初主演作で、死んだと思われていた半魚人が
生きてて、都会へ上陸。都会の喧騒に気圧されたか、
蟻んこを苛める子どもさながらに
都会の人々によっていびり倒され死んでしまう。
なんとも可哀想な物語である。どこが逆襲やねん。

ベルメイト本体

ゲーム「R-TYPE」「R-TYPES」「R-TYPE TACTICS
R-TYPE DIMENSIONS」「R-TYPE TACTICSⅡ」に登場。

「第一次バイドミッション」にて幻想空間(バイドの巣窟?)で遭遇する
バイド体が漂う空間で腐食した金属が融合して構成された武装体。
バイド体の防衛システムであり、
肉塊に保護されていて、本体は電子制御で動く。
また亜空間へ入り込んだ物体を攻撃する亜空間バスター及び
衝撃波を発生させ、周囲の敵を破壊する別個体もおり、
上位個体には長い年月をかけ様々な物質と結びつき
強化されたベルメイトベルルがいる。

初代R-TYPEの鬼門の一つであるボス、ベルメイト。
肉塊もあってなかなか倒せず、ベルメイト自体も動きに規則性がなく
ランダムなため、今まで「動きを覚えれば勝てる」という感覚を
殺しており、R-TYPE作品でありながら、その常識を覆す仕上がりになっている。
TACTICSになると撃って良し、迎撃良し、亜空間機体対策良しな
上質なユニットとして、また敵として登場する。
これの上位機体は更に手数まで増えると来るので、素晴らしい限りである。

2010年3月16日火曜日

ベルメイト肉塊

ゲーム「R-TYPE」「R-TYPES」「R-TYPE TACTICS
R-TYPE DIMENSIONS」「R-TYPE TACTICSⅡ」に登場。

「第一次バイドミッション」にて幻想空間(バイドの巣窟?)で遭遇する
ベルメイト本体を防衛している不気味な肉塊。
再生能力が高く、 自己修復能力を持つ。
通常はベルメイト本体に大勢で纏わりついている状態だが
そこから体当たりを繰り出してくるときもある。
個体としての耐久度は区々であり、
体当たりされる前に撃破するのは難しい。

初代R-TYPEの鬼門の一つであるボス、ベルメイトを護衛する
ベルメイト肉塊。とにかく猛烈な速度で、文字通り肉迫してくる。
しかも微妙な硬さのため、フォースがないときに
相手する時は波動砲を細かに撃ち倒すしか方法がない。
しかしTACTICSではその硬さとスピードもないため雑魚だが
初代のときと同じような状態だったら、これほど厄介な敵はいないだろう。

ロコ

映画「殺しが静かにやって来る」に登場。

極悪非道の賞金稼ぎ。残忍で無頼漢な賞金稼ぎたちの頭目であり、
スノーヒルの悪徳判事ポリカットに雇われ、
賞金首となったポリカットにとって不都合な人々を
殺害することを生きがいとしている。
ロコ(Loco)はスペイン語で「気狂い」を意味する。
賞金首となった男をその母親の目の前で撃ち殺し、
命乞いをする者は散々に甚振り続け射殺、
どうしても姿を見せない賞金首には妻を人質にし、
「姿を見せても殺さない」といって出てきた相手を撃ち殺すという
悪逆の限りを尽くしたが、殺し屋サイレンスを背後から
射殺しようとしたため新任保安官に逮捕されてしまう。
しかし護送途中、人の良い保安官を騙して
雪の中に埋めていたライフルで殺害。
虫の息の状態でも立ち向かってきたサイレンスをも、駆けつけた未亡人ごと射殺。
人質にしていた賞金首たちも皆殺しにし、仲間と共にスノーヒルを去っていった…

残虐!卑劣!そしてアンハッピーエンドで記憶に残る悪党ロコ。
やることなすこと本当に悪党らしく、卑劣ここに極まり!
演じたクラウス・キンスキーの演技あっての賜物であり、
マカロニウェスタンで悪党が映えるってのも変な話だが
この悪辣ぶりは主役を食う勢いがある。
ちなみに吹き替えでは大塚周夫が声を担当しており、
悪辣ぶりに磨きがかかっている。

2010年3月15日月曜日

サイレンス

映画「殺しが静かにやって来る」に登場。

聾唖の殺し屋。かつて賞金稼ぎにより両親を目の前で殺されてしまい、
口封じに喉を切られたことにより、聾唖となった。
それ以来、愛銃モーゼル・ミリタリーを片手に両親の仇を追い求めている。
賞金稼ぎのみをターゲットとし、彼の歩く所に必ず死の沈黙が訪れることから
“サイレンス”と呼ばれ、賞金稼ぎから恐れられている。
1898年、豪雪地帯のユタ州スノーヒル。極悪非道の賞金稼ぎロコと
悪徳判事ポリカットに支配されている町で、
無抵抗の夫をロコに殺されたポーリーンは噂に聞く、
殺し屋サイレンスを呼び寄せた。無償で依頼を引き受けたサイレンスは
酒場で相手を挑発し、銃を抜かせようとする。
彼は殺し屋ゆえに、法から逃れるために相手に銃を抜かせて、
正当防衛で敵を倒さなければならないのだ。
しかし狡猾なロコは銃を抜かず、サイレンスを拳で痛めつける。
サイレンスも負けじと薪で殴りかかる。
ロコを酒場から放り出すと、ロコの仲間が銃を抜く。
サイレンスはこれを早撃ちで全て仕留めるも、肩を撃たれてしまう。
だが、ロコもサイレンスを背後から撃とうとしたため、
新任保安官バーネットに逮捕された。
バーネットは、この無法の町の秩序回復のために邁進していた。
賞金首の悪党たちが山を降りてくるという理由で
ロコを釈放しろと詰め寄る判事ポリカット。
しかしはバーネットは聞く耳を持たず、ロコを護送するという。
悪党たちの正体がポリカットに逆らって追放された、
善良な人間達だと知っていたのだ。一方、サイレンスはポーリンの家で
手当てをうけ、やがて二人は愛し合うようになっていった。
ロコを護送するバーネット。そこへロコを狙い山を下りてきた賞金首たち。
しかし、ロコを殺す事は法の番人として見過ごせないと
保安官は皆を説得し、町外れに食料があると告げ、ふたたびロコを護送する。
護送の途中、ロコが用を足したいというのでバーネットは気が緩んだ。
雪の中に埋めていたライフルを取り出したロコは
保安官を凍った川に沈めるのだった。
その頃、ポーリーン宅では彼女を手篭にしようとポリカットが乱入。
サイレンスは手下に押さえられ、右手を焼かれる。
しかも判事は両親を殺した因縁の相手である事が発覚する。
サイレンスはなんとか手下を倒し、判事を射殺する。
大勢の仲間を連れ、町に引き返してきたロコは
町はずれに集まった賞金首たちを捕らえ、サイレンスをおびきだす。
満身創痍のサイレンスはそれでも愛銃を片手に死地へ赴く。
しかし無情にもロコの銃弾が、サイレンスの命を撃ち抜いた。
その場にかけつけたポーリーンもまた、ロコの銃により命を絶たれ、
無実の賞金首たちもロコとその部下により皆殺しにされた。
賞金稼ぎたちが去り、ゴーストタウンと化した町。
その静寂さえも、無情な雪が包むのであった…

善が死に、悪が生きる無情なマカロニウェスタン。
それが映画「殺しが静かにやって来る」だ。
本作の主人公であるサイレンスの銃はウェスタンでは
珍しくモーゼル銃であり、リボルバーではなく自動拳銃なところが
なかなかどうしてカッコいい上に聾唖ゆえに喋らず
言葉でなく体で表す」ことを体現している辺り
筆者の心をガッチリ掴んでいる。
しかしそんな彼だが無情にも悪によって滅ぼされてしまうのだ。
悲劇的な主人公の死、このエンディングが衝撃的で、
初めてDVDで見たときはなんともいえない無常感のあまり震えましたね。
幻のもう一つのエンディングではハッピーエンドになっていますが
これだと普通のマカロニウェスタンな感じで、
アンハッピーだからこそこの作品は輝くのだと痛感しました。

パスーア

ゲーム「R-TYPE」「R-TYPES」「R-TYPES DIMENSIONS」に登場。

「第一次バイドミッション」にて幻想空間(バイドの巣窟?)で遭遇する
生体レーザー発信機を内蔵している甲殻機動体。
個体としての耐久度は低いが外敵を見つけると
執拗なまでに追跡し、レーザーを放ってくる。

攻殻○動隊じゃないよ甲殻機動体だよ、なパスーア。
設定上ではレーザーを撃つ敵となっているが
実際撃つのは普通弾なのは何故なんだ!
しかし本当に倒すまでずっと追いかけてくるため、
こいつの地味な攻撃に苦汁を飲まされることが多かった。

2010年3月10日水曜日

スタッフ

映画「ザ・スタッフ ゾンビのデザート」に登場。

食品業界を揺るがした驚愕の新食品。
白くすべすべしたアイスクリームにも似ており、
その甘さと美味しさは他のデザートや菓子を忘れさせるほどで
アイスクリームやヨーグルトに並ぶ革命的なデザートとなった。
しかしその正体は地球の汚染や公害から生まれた新種の不定形知的生命体だった。
ジョージア州ミッドランドで、甘くて、おいしい物体「スタッフ」が発見され、
アイスクリームに代わるデザートとして瞬く間に市場を席巻した。
ライバル会社は、産業スパイとして元FBIのエージェントである
モー・ラザフォードを雇い、「スタッフ」製造の秘密を探ろうとする。
実は「スタッフ」は地下から無限に溢れてくる謎の物体であることが判明。
一方、「スタッフ」が得体の知れない生物だと気づいた少年ジェイソンは、
「スタッフ」に体も心も乗っ取られた家族を離れ、
ラザフォードと行動を共にするようになる。
「スタッフ」が地球侵略をもくろむ危険な生物だと気づいたラザフォードは
恋人のニコールと、「スタッフ」の壊滅に向けて行動を起こす。
「スタッフ」に乗っ取られた人間たちは体が非常に脆くなり、
出血せずに血液の代わりに「スタッフ」が出てくる。
そしてより多くの人間に「スタッフ」を食べさせるためだけの
存在と化してしまうのだ。現地の私設軍隊に協力を要請し、
「スタッフ」製造工場の職員らを皆殺しにするラザーフォード達。
無事、工場は壊滅し、生き残った一同は
ラジオ放送で「スタッフ」の危険性を訴える。
偶然にも「スタッフ」が熱に弱いことを発見したラザフォード達により
製品化されていた「スタッフ」のほとんどが焼却されることに。
ラザフォードは「スタッフ」を完全に根絶すべく、「スタッフ」が湧き出る場所も爆破。
他にも湧き出る場所はないかと「スタッフ」製作会社の社長に直談判しに行く。
しかし社長は金のことしか考えておらず、今度はアイスクリームを
88%混ぜることにより人間が「スタッフ」に乗っ取られない新商品を考え始めていた。
これを聞いたラザフォードは銃で社長を脅し、ジェイソンが持ってきた
「スタッフ」を無理やり食わせ、警察に後を任せた。
しかし闇市場では未だに「スタッフ」が密輸業者により売りさばかれていた…

不定形生命体の地球侵略だぁ!とばかりな
内容と言えばボディスナッチャーな映画「ザ・スタッフ」
「ブロブ」といえば「スタッフ」とは言わないが
不定形モンスター映画の中でも二大巨頭の一つといっても過言ではない。
(不定形モンスター映画自体が少ないことも原因だが)
ブロブが寒さに弱けりゃ、スタッフは熱に弱いと
設定的には結構似通ったところがある(但しブロブはリメイク版に限る)
いつかこの二体が共演するところを見てみたいところである(まず無理だが)

ジータ

ゲーム「R-TYPE」「R-TYPES」「R-TYPE TACTICS
R-TYPE DIMENSIONS」「R-TYPE TACTICSⅡ」に登場。

「第一次バイドミッション」にて幻想空間(バイドの巣窟?)で遭遇する、
光学兵器を放つ生物ミッドが成長した姿。
機械と生物の融合体であるため、生物のように成長し、
思考をコンピューターが行うなど、機械と生物の両方の特性を持つ。
体積が格段に増えたため、レーザーとして放出するエネルギーも大幅に増え
ミッド以上に強力なレーザーを発射する。
剣山のような部分が砲身であり、ここが回転しており、
レーザーの増加の相乗効果もあって、射程、命中率ともに上昇している。
赤いコア状のものは目のようで、ときたま瞬きする。
また亜空間へ入り込んだ物体を感知する、亜空間ソナーを持ったタイプも存在する。

こんなのが不規則にレーザーを放ちながら
こちらへ向かってくるのだから堪らない。
三体同時に来られると「避けれるものなら避けてみろ」とばかりに
レーザーを発射する。R-TYPEの五面の敵はこんな曲者ばかりである。

2010年3月9日火曜日

ミッド

ゲーム「R-TYPE」「R-TYPES」「R-TYPE TACTICS
R-TYPE DIMENSIONS」「R-TYPE TACTICSⅡ」に登場。

「第一次バイドミッション」にて
幻想空間(バイドの巣窟?)で遭遇する、光学兵器を持つ生物。
その星固有の生物であったが、バイドが付着し
金属と融合した結果、生命兵器と化している。
ジータの成長過程であり、成長すると
より強力なレーザーを多く放つことができるようになる。
小さいが放たれるレーザーは成体のものと同様に強烈。
また中には亜空間へ入り込んだ物体を感知する
亜空間ソナーを持ったタイプも存在する。

R戦闘機にどことなく似ている敵。
一応これでも生物であるが、どうみても戦闘機にしか見えない。
更にいえばこんななりで、とんでもないヤツに原形留めず成長するため、
なんとも変わった生物兵器である。

ドニー

ドラマ「Xファイル」第37話「フェチシズム
第146話「オリソン」 に登場。

本名ドナルド・ファスター。ネクロフィリアで葬儀業を勤めていたが
埋葬されたばかりの若い女性の遺体から、髪の毛や爪を
奪っていたことがバレ、解雇されてしまう。
以来、彼は自らの欲望を満たすために殺人を繰り返すことに。
連続する遺体の冒涜事件解決のためにミネアポリス署からの
要請により現地に向かったモルダーとスカリー。
異常な状況から宇宙人がこの事件に関わりがあるのではという
疑いからだったがモルダーは人間による犯行だと断定し、
いずれ犯行はエスカレートするだろうと判断する。
モルダーの予想通り、ドニーは家に連れ込んだ街娼を殺害していた。
その次に受講していた成人講座で目をつけた女性に襲い掛かるが、
逃げられてしまい、警察に拘留されてしまう。
そこへモルダーとスカリーが偶然訪れ、拘置室にいた彼は
スカリーの美しい髪に目をつけた。告訴を取り下げられて、
精神鑑定後、釈放された彼。その後、スカリーに不審な電話がかかり始める。
その頃、切断された指のマニキュアから指紋が発見され、
ドニーに容疑が固まり、モルダーはドニーの家へ乗り込むが
犯人は去った後だった。スカリーはワシントンから戻り、
空港から車で支局に向かう途中、ドニーにより拉致監禁されてしまう。
モルダーはドニーの死んだ母親のフロリダの家が怪しいと、急行すると
犯人であるドニーと囚われたスカリーを発見。スカリーを無事救出するのであった。
その後ドニーはイリノイ州の刑務所へと身柄を拘束された。
しかし数年後、あまりに罪深い罪人に自ら裁きを下すことが
神から与えられた義務だと考えているオリソン牧師により脱獄させられる。
またしても犯行を重ねるドニーに、オリソン牧師は裁きを下そうとするが、
ドニーに宿る悪魔の存在により殺されてしまう。
その後、ドニーは彼の手から逃れた唯一の女性、スカリーへと魔の手を伸ばす。
しかしモルダーとスカリーに追い詰められた彼は、スカリーにより射殺される。
皮肉にも犠牲者となるはずだったスカリーによって引導を渡されることとなった…

日常の中の恐怖は、Xファイルのどの事件にも増して恐ろしい
そんなモルダーの言葉で終わる「フェチズム」の回と
再来する悪夢と悪魔な「オリソン」の回。
事件に関わることで日常的に死に触れる機会が多いスカリーが
どうしても我慢ならない相手がドニーである。
死体愛好者であり殺人犯な彼の犯行による犠牲者の姿に
スカリーは猛烈な嫌悪感を抱き、そして自身もその毒牙に掛かりそうになり
モルダーによって助けられるも、彼女のトラウマとなる。
そして前よりも恐ろしい存在となって帰ってきたドニーを
スカリーはなんとか倒すことに成功する。お分かりのように
日常的恐怖の恐ろしさに触れる回と悪魔に憑かれた(?)男の回、
この二つのエピソードはスカリーの成長譚でもある。
悪魔に憑かれたドニーの存在はなんでも殺人事件に巻き込まれた
被害者から見た被疑者の姿は悪魔に見えるとのことで
製作スタッフがそれを擬物表現にして描いたとか。

2010年3月8日月曜日

ブロブ(リメイク版)

映画「ブロブ/宇宙からの不明物体」に登場。

隕石に乗って現れたと思われる粘液状の生命体。
しかしその正体は隕石が実は人工衛星であり、
軍部が極秘裡に研究開発を進めていた新種の生物兵器だったもの。
しかし突然変異により急速に進化、衛星の中枢機能を支配して
地球へ落下して来たのだった。アメリカの田舎町、アーバーヴィル。
ある夕方、火の玉が森に墜落するのを見た町のホームレスは
好奇心からその現場に向かうが、クレーターの底に動く
粘液状の塊が腕に取りついてしまう。
そこへデート中のメグとポールの車が通りあわせ、
2人は彼を病院へ運ぶが、その物体はいつしかホームレスを食べつくし、
ポールに襲いかかる。それを目撃したメグは一部始終を
病院に駆けつけたハーブ保安官に話すが、
彼は町の不良少年ブライアンの悪戯だと思っていた。
その間にも町に出た物体は次々に人々を飲み込んでゆき、巨大化していった。
ブライアンはメグから事の次第を聞かされるが相手にしないでいたところ、
彼の親友で食堂のウェイトレス、フランが物体に襲われるのを目の当たりにして、
それと戦う決心を固める。やがてその物体の正体が、
政府の科学調査団と称する科学者メドウス博士の行なった
細菌実験の産物であることを知ったブライアンとメグは、
町をすっかり飲み込んでしまう勢いの物体。
しかし偶然にも物体が寒さに弱いことに気づいた二人は
人工雪製造機で凍らせようと一計を策す。
そして見事物体を凍りづかせることに成功したのだった。
ところが町のミーカー牧師はこの世の終わりを予言する。
なぜなら彼は怪物の結晶体をビンの中に入れて持ち歩いているから。
その最後の審判の日を待ちながら…

老若男女問わず全て食す怪物、ブロブ。
見かけスライムの出来損ない(ねるねる○るね)が
襲い掛かるわけですが、本作は意外な登場人物(多く)が死んだり、
珍しくも子どもが死ぬシーンが描かれ(直接的に)、
観客を飽きさせないスピーディーな展開が功を奏したか、
リメイク映画としてはまずまずの成功をしている。
ちなみに監督は後に売れっ子になるチャック・ラッセル、
脚本にはフランク・ダラボン。

喪黒 福造(もぐろ ふくぞう)

漫画、アニメ「笑ゥせぇるすまん」に登場。

黒い帽子に黒いスーツ、暗闇で光る白い歯が特徴的な
怪しいセールスマン。客に対して「ココロのスキマ、お埋めします」という
キャッチコピーが書かれた名刺を差し出し自己紹介するだけで、
「魔の巣」というバーに出入りすること、
小田急線沿線に在住していること以外の私生活すべてが謎の男性。
セールスマンという名目上、常に一人称は「私」で、
です・ます調の敬語で喋り、口を開いてにやにや笑っている。
ココロに隙間がある人の欲望につけ込む怪しいセールスをしており、
一回だけという約束で相手のつかの間の夢を叶えてやる。
金銭は一切要求しないが、その代わり、客に守るべき条件を
提示する(後から忠告を入れる場合もある)。
客のほとんどはその夢に欲望を惹起され、喪黒との約束を破り(忠告を無視し)、
あるいはもう一度夢を叶えてくれるよう懇願したことによって、
最後には顔面を指差され、「ドーン!!!!」という呪文とともに
奈落の底に突き落とされる。そして一人、喪黒は笑うのである…

わたしの名は喪黒福造……人呼んで『笑ゥせぇるすまん』。
 ただの『せぇるすまん』じゃございません。
 わたしの取り扱う品物はココロ、人間のココロでございます。
 この世は老いも若きも男も女も、ココロのさみしい人ばかり……
 そんな皆さんのココロのスキマをお埋めいたします。
 いいえ、お金は一銭もいただきません。
 お客様が満足されたら、それが何よりの報酬でございます・・・・


世界広といえど、これほど底が知れない人物は存在しない。
人のココロのスキマを突くことに関してのプロフェッショナル。
喪黒福造は人間の業が生み出した最も恐ろしい存在だ。

ムーラ

ゲーム「R-TYPE」「R-TYPES」「R-TYPEΔ」 「R-TYPE TACTICS
R-TYPE DIMENSIONS」「R-TYPE TACTICSⅡ」に登場。

「第一次バイドミッション」にて幻想空間(バイドの巣窟?)で遭遇する
凶暴化したムカデのような多関節甲殻生物。
巨大な体で体当たりをしてくる。R-9によりバイドが討伐され、
それにより他バイド体と同じく消滅したかに思われた。
しかし「サタニック・ラプソディー」事件時、謎の生体空間にて
パイロットの精神に干渉してきたバイドの影響により出現した(幻覚か現実かは不明)。
頭部を破壊されると体がバラバラに砕け散るため危険であり、
さらに頭部以外を破壊すると、分離した体が
別々に活動するため一気に破壊することが望ましい。
しかし頭部を破壊すると体も消滅するタイプも存在する。

硬そうな敵がいたので波動砲で一撃!と思ったら
頭を破壊した瞬間バラバラ、焦った筆者は衝突死。
そんな思い出がある敵、ムーラ。
ムーラ単体ならまだしも、端々から現れる雑魚の弾に
当たって死ぬことからも、ステージ5の高難易度である。

2010年3月1日月曜日

ゲルド

ゲーム「R-TYPE」「R-TYPES」「R-TYPE DIMENSIONS」に登場。

「第一次バイドミッション」にて、
バイド体によって占領された前線基地を徘徊している。
スカルトロンが生み出す細胞壁を食べながら
巣を拡大していく機械と生物の融合体。
細胞壁が密集している地帯を集団で生息している。
これといった攻撃方法を持たないが、
外敵を見つけると追いかけてくる。

フォースがないときに一番出会いたくない敵。
追尾してくるだけだが、これが細胞壁密集地帯になると
避けれるものも避けられるず、追い回された挙句衝突するか
細胞壁に激突するかの二択となる。