2010年3月16日火曜日

ロコ

映画「殺しが静かにやって来る」に登場。

極悪非道の賞金稼ぎ。残忍で無頼漢な賞金稼ぎたちの頭目であり、
スノーヒルの悪徳判事ポリカットに雇われ、
賞金首となったポリカットにとって不都合な人々を
殺害することを生きがいとしている。
ロコ(Loco)はスペイン語で「気狂い」を意味する。
賞金首となった男をその母親の目の前で撃ち殺し、
命乞いをする者は散々に甚振り続け射殺、
どうしても姿を見せない賞金首には妻を人質にし、
「姿を見せても殺さない」といって出てきた相手を撃ち殺すという
悪逆の限りを尽くしたが、殺し屋サイレンスを背後から
射殺しようとしたため新任保安官に逮捕されてしまう。
しかし護送途中、人の良い保安官を騙して
雪の中に埋めていたライフルで殺害。
虫の息の状態でも立ち向かってきたサイレンスをも、駆けつけた未亡人ごと射殺。
人質にしていた賞金首たちも皆殺しにし、仲間と共にスノーヒルを去っていった…

残虐!卑劣!そしてアンハッピーエンドで記憶に残る悪党ロコ。
やることなすこと本当に悪党らしく、卑劣ここに極まり!
演じたクラウス・キンスキーの演技あっての賜物であり、
マカロニウェスタンで悪党が映えるってのも変な話だが
この悪辣ぶりは主役を食う勢いがある。
ちなみに吹き替えでは大塚周夫が声を担当しており、
悪辣ぶりに磨きがかかっている。

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