2010年3月24日水曜日

半魚人(ギルマン)

映画「大アマゾンの半魚人」に登場。

アマゾン奥地に生息していた半魚人。
アマゾンの奥地探検中にカール・マイア博士により、
デボン紀の地層から水かきのついた手の化石が発見された。
報告を受けたブラジルの海洋生物研究所から、
所長のウィリアムズ博士と魚類学者のリード博士、
所長助手のケイ・ローレンスが調査に向かうが、
マイアのキャンプの留守をあずかる現地人二人の無残な死体が発見される。
一行は、化石が発見された現地人が「魔物が住む」と言う
黒い入江「ブラック・ラグーン」を潜水調査するが、
ウィリアムズとリードが不在の間、泳いでいたケイは
人間の体ながらも全身に鱗を持つ怪物に襲われる。
ケイは危うく難を逃れるが、リードは入江に毒物を流し、
仮死状態に陥っていた怪物を船に生け捕りにすることに成功する。
しかし、息を吹き返した怪物こと半魚人は復讐心に燃え、
船の関係者の多くを殺し始める。
やむなくウィリアムズら一行は船を引き帰させようとするが、
入江は半魚人の作った防壁で既に封鎖されていた。
防壁を排除しようと、潜水作業を行ったウィリアムズは
半魚人に殺されてしまう。そんな中ケイが浚われ、
後を追ったリードは一行の助けをえて岩棚の上で
気を失っているケイを助け出すことができた。
半魚人はマイアの放った銃弾に痛手を受けて、入江深く消えていった…

誰もが知ってる半魚人ことギルマン。
筆者がTVで観たのは何年か前になるが、
低予算ながら半魚人のスーツのディティールの細かさ、
前半の冒険モノらしい展開、そのスーツを着ての水中撮影シーンなど
クラシックながら記憶に残る作品でした。
ストーリー的には「キングコング」の流れを汲んでいたりして、
僻地に住んでいるギルマンは調査隊という都会に接触し、
その調査隊の一人である女性に恋したギルマンは
哀れにもコングよろしく拉致ってしまう。
だが相手は地の利を持ってしても倒せない人間あって
エンパイアステートビルから落ちるがごとく入り江へと消える、
という悲恋な物語である。ちなみに続編の「半魚人の逆襲」は
イーストウッド初主演作で、死んだと思われていた半魚人が
生きてて、都会へ上陸。都会の喧騒に気圧されたか、
蟻んこを苛める子どもさながらに
都会の人々によっていびり倒され死んでしまう。
なんとも可哀想な物語である。どこが逆襲やねん。

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