2012年10月14日日曜日

触手

ゲーム「グラディウス」に登場。

バクテリアン軍の宇宙増殖触手と呼ばれる生物兵器。
ぶよぶよとした球状の肉塊から0~4本の細長い触手が生えている。
本体である肉塊自体は宇宙空間を漂うだけだが、触手は自機を追尾し、
先端から弾を大量に放出して攻撃してくる。本体は破壊可能であり、
攻撃するたびに縮んでいくが、耐久力が高く破壊しにくい。
しかし腕の中間部にある色の違う部分を攻撃すれば、その腕のみを破壊できるため、
無力化すること自体は難しくはない。沙羅曼蛇軍やゴーファー司令官率いる特殊部隊、
ヴェノム博士の軍、ライフフォース軍、ドゥーム軍などでも
近似種が運用されているのが確認されている。

ゲーム「グラディウス」といえば、モアイと考えるかもしれないが、
「グラディウス」はそれ以外にもかなり斬新な事柄があり、
稼働当時、シューティングゲームでは珍しく生物らしい敵
有機的なステージが登場したゲームでもあるのだ。
このゲーム以降、生物らしい敵やステージが登場することが多くなっており、
その手の作品の先駆者的存在といえるだろう。
そしてここで注目するのがこの触手である。名前の通り「触手」であるが、
「触手」自体は本体ではなく、「肉塊」が本体であり、この「肉塊」が生物らしいフォルム、
ぶっちゃけるとまんま脳みそな見た目が生物としての説得力があり、素晴らしい。
「触手」自体を単体で見ると、機械のアームにしか見えないが、
「肉塊」が合わさることにより、一転して生物として胎動するのだ。
この敵以外にも細胞ステージ、アメーバや核細胞などが登場しており、
筆者の好きな「R-TYPE」と共に、後の作品に多大な影響を与えている。
ちなみに上記のように「グラディウス」は先駆者的存在ではあるが、
より有機的な部分が強いのは「沙羅曼蛇」であり、こちらの方が影響力は強かったりする。

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