軍部の中佐。「紅蓮」の二つ名を持つ国家錬金術師。
白いスーツとコート、帽子を愛用する総髪・吊り目の男。
普段は紳士然として慇懃無礼にも似た言動の人物だが、
本性は殺人に美意識を見出すサイコキラー。
しかし単なる快楽殺人鬼というわけではなく、
「自らの意志に基づいて美しく生きる」という行動理念に従っており、
同時に「意志を貫く人は好き」として、それに該当する人物には
敵や殺す対象でも敬意を払い、「死から目を背けず忘れない」という考えから
自らが殺した相手を記憶するなど殺人に関して独自の理念を持つ。
また自身がこの世界にとって異端の存在であると自覚しており、
そのため感情論に左右されない、合理的な考えを示すこともある。
攻撃方法は爆発の錬金術。掌に刻まれた錬成陣
(右手に下向きの三角と太陽の記号、左手に上向きの三角と月の記号)を
合わせて対象物に触れ、爆発性のある物質へ作り変えるというもの。
錬金術の特性に加え、爆発に対する造詣も深いことから
「爆弾狂のキンブリー」の異名を持つ。
イシュヴァール殲滅戦で活躍した国家錬金術師の一人として、
裏では軍上層部より賢者の石を貸与され、より大きな戦果を挙げていた。
殲滅戦後、賢者の石の返還を迫った上官達を爆殺する。
このことでホムンクルスに目をつけられ、
また自らの特性を最大限にバックアップしてくれること、
「大きな世界の流れの中で人間とホムンクルスの
どちらが生き残る力を持つのか」という好奇心、
異端者としての己の存在の是非を賭けるべく協力者となった。
その後、表向き上官殺しの罪で中央刑務所に服役していたが、
「傷の男」の抹殺と逃亡の疑いのあるマルコーの捕獲、
それに伴う報復として村の抹消のため出所する。
出所後早々に「傷の男」と戦い負けるが、すぐに戦線復帰し、
ブリッグズ砦に部下とレイヴンを連れて現れる。
しかしエルリック兄弟(及びブリッグズ兵)と「傷の男」が手を結んだため、取り逃がす。
「傷の男」を追おうとするが、プライドの命令で、
ドラクマ軍を騙してブリッグズ砦に侵攻させ、ブリッグズにドラクマ軍を
壊滅させることで北の「血の紋」を刻み、国土錬成陣を完成させる。
「約束の日」、セントラル近郊のスラムで、エルリック兄弟やホーエンハイムの策で
捕まったプライドを助けに現れる。そこでハインケルに重傷を負わせ、
アルフォンスと戦うが、彼とマルコーの作戦によって回復したハインケルに隙を突かれ、
致命傷を負い、最期はプライドに取り込まれる。しかし他の魂と違い自我を保ち続けており、
その後のプライドとエドワードの戦いにおいて、エドワードの肉体を奪おうとした
プライドの前に現れ、己の美学に反するホムンクルスの醜態を咎めた。
その後、プライドの肉体の崩壊と共に笑みを浮かべながら消滅した。
「私からすれば、あなたがたの方が理解できない
戦場と言う特殊な場に、正当性を求める方がおかしい
錬金術で殺したら外道か? 銃で殺したら上等か?
それとも、一人二人なら殺す覚悟はあったが何千何万は耐えられないと?
自らの意思で軍服を着た時に、すでに覚悟があったはずではないか?
嫌なら最初からこんなもの着なければいい
自ら進んだ道で、何を今更被害者ぶるのか
自分を哀れむくらいなら、最初から人を殺すな」
「死から目を背けるな、前を見ろ
貴方が殺す人々のその姿を正面から見ろ
そして忘れるな、忘れるな、忘れるな。奴らも貴方の事を忘れない」
「ああ、いい音だ…身体の底に響く実にいい音だ
脊髄が悲しく踊り鼓膜が歓喜に震える
それも常に死と隣り合わせのこの地で感じる事のできる喜び
何と充実した仕事か!」
「自分が今のこの世界において異端である事はとっくにわかっています
しかし私のような者が生き残れば それは世界が私を認めたという事
生き残りを…まさに存在をかけた闘い
こんなやりがいのある人生はそうそうありませんよ」
「世界の変わる様を見てみたい
覚悟と覚悟 意思と意思 命と命 信念と信念のぶつかりあい
人間側と『進化した人間』と名乗る人造人間側のどちらが勝つのか見てみたい」
「鋼の錬金術師」内の稀代の悪役、キンブリー。
彼の言葉の端々からわかるように、
彼は異端者だが、同時に物事の本質を捉えている。
人の浅ましい自己欺瞞を露にする「殺人は殺人」という非常にシンプルな答え、
「戦争やってんだから、人殺すの当たり前でしょ?」という
当然と言えばそうだが、認めたくない事実を我々読者に突き付けてくる。
ちなみに筆者は彼が活躍する前、当時初代TVアニメ版を見ていたときは
ただのアブナイおっさんで、原作も大体同じような感じで終わるかと思っていた。
「自らの意志に基づいて美しく生きる」という行動理念に従っており、
同時に「意志を貫く人は好き」として、それに該当する人物には
敵や殺す対象でも敬意を払い、「死から目を背けず忘れない」という考えから
自らが殺した相手を記憶するなど殺人に関して独自の理念を持つ。
また自身がこの世界にとって異端の存在であると自覚しており、
そのため感情論に左右されない、合理的な考えを示すこともある。
攻撃方法は爆発の錬金術。掌に刻まれた錬成陣
(右手に下向きの三角と太陽の記号、左手に上向きの三角と月の記号)を
合わせて対象物に触れ、爆発性のある物質へ作り変えるというもの。
錬金術の特性に加え、爆発に対する造詣も深いことから
「爆弾狂のキンブリー」の異名を持つ。
イシュヴァール殲滅戦で活躍した国家錬金術師の一人として、
裏では軍上層部より賢者の石を貸与され、より大きな戦果を挙げていた。
殲滅戦後、賢者の石の返還を迫った上官達を爆殺する。
このことでホムンクルスに目をつけられ、
また自らの特性を最大限にバックアップしてくれること、
「大きな世界の流れの中で人間とホムンクルスの
どちらが生き残る力を持つのか」という好奇心、
異端者としての己の存在の是非を賭けるべく協力者となった。
その後、表向き上官殺しの罪で中央刑務所に服役していたが、
「傷の男」の抹殺と逃亡の疑いのあるマルコーの捕獲、
それに伴う報復として村の抹消のため出所する。
出所後早々に「傷の男」と戦い負けるが、すぐに戦線復帰し、
ブリッグズ砦に部下とレイヴンを連れて現れる。
しかしエルリック兄弟(及びブリッグズ兵)と「傷の男」が手を結んだため、取り逃がす。
「傷の男」を追おうとするが、プライドの命令で、
ドラクマ軍を騙してブリッグズ砦に侵攻させ、ブリッグズにドラクマ軍を
壊滅させることで北の「血の紋」を刻み、国土錬成陣を完成させる。
「約束の日」、セントラル近郊のスラムで、エルリック兄弟やホーエンハイムの策で
捕まったプライドを助けに現れる。そこでハインケルに重傷を負わせ、
アルフォンスと戦うが、彼とマルコーの作戦によって回復したハインケルに隙を突かれ、
致命傷を負い、最期はプライドに取り込まれる。しかし他の魂と違い自我を保ち続けており、
その後のプライドとエドワードの戦いにおいて、エドワードの肉体を奪おうとした
プライドの前に現れ、己の美学に反するホムンクルスの醜態を咎めた。
その後、プライドの肉体の崩壊と共に笑みを浮かべながら消滅した。
「私からすれば、あなたがたの方が理解できない
戦場と言う特殊な場に、正当性を求める方がおかしい
錬金術で殺したら外道か? 銃で殺したら上等か?
それとも、一人二人なら殺す覚悟はあったが何千何万は耐えられないと?
自らの意思で軍服を着た時に、すでに覚悟があったはずではないか?
嫌なら最初からこんなもの着なければいい
自ら進んだ道で、何を今更被害者ぶるのか
自分を哀れむくらいなら、最初から人を殺すな」
「死から目を背けるな、前を見ろ
貴方が殺す人々のその姿を正面から見ろ
そして忘れるな、忘れるな、忘れるな。奴らも貴方の事を忘れない」
「ああ、いい音だ…身体の底に響く実にいい音だ
脊髄が悲しく踊り鼓膜が歓喜に震える
それも常に死と隣り合わせのこの地で感じる事のできる喜び
何と充実した仕事か!」
「自分が今のこの世界において異端である事はとっくにわかっています
しかし私のような者が生き残れば それは世界が私を認めたという事
生き残りを…まさに存在をかけた闘い
こんなやりがいのある人生はそうそうありませんよ」
「世界の変わる様を見てみたい
覚悟と覚悟 意思と意思 命と命 信念と信念のぶつかりあい
人間側と『進化した人間』と名乗る人造人間側のどちらが勝つのか見てみたい」
「鋼の錬金術師」内の稀代の悪役、キンブリー。
彼の言葉の端々からわかるように、
彼は異端者だが、同時に物事の本質を捉えている。
人の浅ましい自己欺瞞を露にする「殺人は殺人」という非常にシンプルな答え、
「戦争やってんだから、人殺すの当たり前でしょ?」という
当然と言えばそうだが、認めたくない事実を我々読者に突き付けてくる。
ちなみに筆者は彼が活躍する前、当時初代TVアニメ版を見ていたときは
ただのアブナイおっさんで、原作も大体同じような感じで終わるかと思っていた。
3 件のコメント:
金鰤さん追加ありがとうございますー。
こういう冷静にイカれてる奴がいるからハガレンはなかなか面白いです。
少年漫画だったらあえてうやむやにしそうなとこをガンガン掘り起こしてきますからね。
あと、服装が変態チックで素敵(笑
他に印象的な台詞だと、
「敵に自分の弾が当たった時によし!やった!とか思うことは無いんですか?」というのもゾクっとします。確かに思うだろうけど普通の精神の持ち主なら口に出さないことを平気で言ってしまうのが彼の狂人ぶりが出てますね。
ただ、戦場でのそういう葛藤も人間としては当然なんですよね。
そういう葛藤があるからこそ人は人として…なのに彼はそういうのがない。
そう考えると本当に彼は異端だったと思いますね。
いくら正論でも人の上にたつ者ではなく人の横にいるべき男でもない。
彼は自分自身のところしかない男だったとも言えますね。
しかし、最後のプライドは本当に彼らしくて、よかったです。
ちなみに私は初代アニメの彼もも好きです。
特に「私に言わせれば人間はちょっと造り替えるだけでただの爆弾になる。人間なんてそんな大したものじゃない 私もあなたも虚しいもんです・・からっぽなんです。」
や
「約束しましたね、君を爆発させてあげると。」
死ぬ最期の瞬間まで爆弾に拘る彼もよかったです。
では、
>セイさん
どういたしまして
確かにわざわざ純白のスーツってのが
変態染みている・・・・
>:さん
自分自身を正当化する、ないし後悔するのが
人間だというのに、彼はそれをしませんからね
ある意味、物事を在るがままに認識するのは
人としてとても良いことなのかもしれませんが
やはり葛藤がないと人間ではない
プライドのところはは寄る辺のない個人でしかない
彼にとってホムンクルスの存在は
自分のマイノリティに通ずるものがあって
自分と似たような存在だから、
他者の肉体で生きようとするプライドの行動が
癇に障ったんでしょうね
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