2008年12月6日土曜日

レザーフェイス(リメイク版)

映画「テキサス・チェーンソー」シリーズに登場。
 
本名トーマス・ブラウン・ヒューイット。
テキサスの精肉工場の女従業員スローンとその工場の主任との
不倫によって生まれる。1939年8月に精肉工場で作業中スローンは
男の子を出産するも、彼女は息を引き取り主任は奇形で生まれた息子を
不気味がり、赤ん坊は実の父親の手によって包装紙に包まれゴミ箱に捨てられた。
そこへゴミ捨て場を漁っていたルダ・メイ・ヒューイットが赤ん坊を拾い、
その赤ん坊をトーマスと名付け育てることにした。
6歳の時、自傷性の変性顔面異常症と診断される。
それ以降クラスメイトからイジメを受け、動物を切り刻むと言う異常性を持つようになった。
また、ヒューイット家特有の『異常なまでの縄張り意識』も持ち始めていく事になる。
イジメにより不登校になったトーマスは9歳の頃自分の生誕の場所、
精肉工場で働き始める。そこでの仕事は実の父親である主任によるイジメがあり、
決して楽なものではなかったが職場の同僚ラッキーと出会い、
初めて家族ではない他人の理解者を得た。だが友人であるラッキーは
ルダ・メイのお茶友達の親戚からトーマス誕生の秘密を聞いていた。
1969年、トーマスは21歳。精肉工場へ仕事に向かうと、ラッキーがいた。
ラッキーは主任にトーマスを説き伏せるように頼まれていたのだ。
主任が工場を閉鎖することを伝えるが、トーマスは聞き入れない。
そこでラッキーは彼の父親について言及する。そして激昂するトーマス。
それが初めて殺意を抱いた切っ掛けだった。
ハンマーとチェーンソーを手に入れたトーマスはその顔にラッキーの
顔の皮膚を被り主任をハンマーで殴った。
主任はなんとか保安官に電話するがチェーンソーで殺された。
探索に来た地元の保安官ホイトは帰宅途中のトーマスを引き止めるが
そこへ農作業車で通りかかったオールドモンティによって轢き殺された。
家族はその人肉を食卓に並べた。この時に殺した保安官の服を用いて、
ホイト・ヒューイットは保安官になりすまし、理不尽な理由で拘束しては、
拘束した者達を自宅に連れ帰ってトーマスに殺させ、
更にはその顔面の皮膚をトーマスのマスクにしている。
1973年に、叔父・ホイトが被害者の反撃により、
被害者の運転するパトカーによって轢死。
また、この時にトーマス自身も被害者の反撃により、肉切り出刃包丁で
右腕を切断されている。その後事件は露見し、その捜査にきた警官二名を殺害。
以後ヒューイット一家の足取りは不明。
 
リメイク版は虐められっ子で常にアングリーハートなレザーフェイスくん。
オリジナルはまだ茶目っ気があり、なかなか個性的だった彼だが
こちらのトーマスくんは「シンプル・イズ・ザ・ベスト!」の名の下
没個性だが凶暴性はそれなりにアップしている。
しかしそれ以上に凶暴で恐ろしい鬼畜叔父ホイトの登場により
影に隠れてしまった感も強いが、それにしても恐ろしい殺人鬼である。
ついでに家族構成について
 
被害者の仲間に反撃され、車椅子生活になった父親オールドモンティ
いつも豚肉などを売りさばいている母親ルダ・メイ
赤ん坊好きな痩せた女ヘンリエッタ
お茶好きな太った女ティー・レディ(本名不明)
保安官と偽っている伯父のホイト(本名はチャーリー)
家族の凶行を止めようとする歯並びの悪い弟ジェダイヤ
(彼らに本当に血縁関係があるか不明。
ルダ・メイがトーマスを拾ったように他の兄弟も拾われた者の可能性がある)
 
尚この設定はオリジナル脚本に準ずるものであり、本編ではラッキーの存在や一部の設定が異なる。

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