2009年4月6日月曜日

クリス・アダムズ

映画「荒野の七人」に登場。
 
七人のリーダー格。冷静沈着な性格で、盗賊団と戦うための戦術から、
他のガンマンや村人達のまとめ役となり、チームワークを乱す者に対しては
決して容赦しない厳しさも見せる。毎年刈り入れの時期になると、
カルヴェラ率いる盗賊に作物を奪われ、生活が追いやられていた
メキシコの寒村イストラカンの村人が、盗賊を追い払うために
七人のガンマンを雇おうとする。村人たちの熱意に打たれ、
二束三文のはした金で同意したクリスは腕の立つガンマンを探し始めた。
最初に仲間に入ったのは金の匂いを(実際は二束三文の仕事)
嗅ぎつけたクリスの古い友人ハリー・ラックだった。
先に一仕事した相手であるヴィンも仲間に入った。
ナイフ使いのブリットと賞金稼ぎのリーも加わり、薪割りをしていた
オライリーも仲間に入れた。そんな中にチコという男がいた。 経験も浅く
40人もの敵を相手に戦うには若過ぎた。 だが融通が利かず、しかたなくチコも仲間に入れることに。
7人のガンマンを迎えて村は一変した。クリスは村人達に戦う準備をさせた。
いつしか7人の男達と村人の間には奇妙な友情が生まれていった。
カルヴェラ一味が村を襲ってきたが、簡単に蹴散らした。
全て順調だったが、村人のソテロは臆病者で戦いにまき込まれるのを恐れていた。
クリスは機を逃さず一味を全滅させようと深夜野盗のキャンプを襲った。
しかし誰もいなかった。ソテロの裏切りでカルヴェラは7人の逆をついて
村を占領していたのだ。7人は村を追い払われた。
が、しかしクリスはもう一度村へ引返し戦うことを皆に告げた。
ハリー一人が去り、残った一行は奇襲をかける。カルヴェラ一味の隙をついた。
壮絶な戦闘の中、そこへハリーが現われた。ハリーはクリスが
ただ働き同然の仕事を請けるわけがないと踏んでおり、戻ってきたのだ。
しかし彼は凶弾に倒れる。その次にリーが斃れた。
悲しみに暮れる余裕もなく、戦いは続く。ブリットも、オライリーも斃れた。
だがなんとかカルヴェラ一味を全滅できた。チコはペトラと暮らすことになり、
クリスとヴィンは村を去った。クリスは村を眺めながら云った。
「本当に勝ったのは農民たちだ。俺たちじゃない。」…
 
七人のガンマン現る!映画「荒野の七人」。
そのリーダー格であるクリスは異色的でしたね。
眼光鋭い黒尽くめ。こりゃまるで悪人じゃないか。
しかし黒尽くめだからって悪人とは限らない。
夕陽のガンマン」しかり「西部悪人伝」しかり「傷だらけの用心棒」しかり。
現代でも黒尽くめなヒーローは五万といる。そのへん、漢の美学ともいえるかもしれない。

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