群れで洞窟に潜んでいたトロール。顔と手足以外が長い体毛で覆われている。
周辺の森や農家の土地を荒らしていた。熊の密猟事件から一転、トロールハンターの実状調査に
乗り出した3人の学生トマス、ヨハンナ、カッレ。テリトリーから逃げ出したトロールたちが
感染病に掛っており、ハンスは原因を究明するべく山羊を囮に、トロールの採血に成功。
採取した血液をトロール専門の獣医に検査し、結果は数日かかるとわかった。
その間逃げ出した他のトロールの討伐に向かうハンス率いる学生一行。
その後、数件の農場が荒らされ、付近の森や木々が根こそぎ薙ぎ倒されたという連絡が入る。
農家は竜巻にしては風は穏やかで、木が裂ける音と一緒に謎のうめき声が聞こえたという。
現場周辺の痕跡からトロールの仕業だと確信したハンスは、森とその周辺を捜索する。
太陽光を浴びると忽ちに死ぬトロールは、棲み処に洞窟などの暗所を求める。
明らかにトロールが通った道や匂い、小便などの痕跡を辿った先には廃坑になった鉱山があった。
予想通り廃坑の中はトロールたちの隠れ家のようだが、もぬけの殻だった。
ハンスは前日に棲み処を変えたか、食べ物を探しに外へ出ていると考えた。
一旦出直そうとする一行の前に、食事帰りのトロールたちが戻ってきた。
まさかの事態に一行に緊張が走り、急いで廃坑の奥へと逃げる。
気づかれることはなかったが、5匹のトロールが所狭しと寝転がるため、
廃坑から出るに出られぬ状況になってしまい、トロールたちと一夜を共にすることとなってしまう。
トロールの体臭も然ることながら、トロールの放屁にも悩まされる4人。
ハンスは慣れているのか余裕で仮眠をとり、トマスとヨハンナは緊迫の状況下、
眠れず怯えながらも息を潜め続けた。しかし、カッレ一人だけ妙に落ち着かない。
トロールたちは匂いに敏感なため、近づくにはハンスお手製のトロールの体液を全身に塗らなければならない。
4人とも坑道に入る前に十分に塗っている為、大人しくしていれば気づかれることはないはずだった。
だがカッレは坑道でのハプニングからトロールの体液を全身に塗り続け、全て使ってしまう。
怯え方が尋常ではないカッレの様子に心配するトマスとヨハンナ。
そこでカッレの口から、とんでもない言葉が迸る。カッレはキリスト教徒だったのだ。
トロールはキリスト教徒の匂いに敏感であり、またキリストに関係するもの、
讃美歌や祈りの類に強く反応する。一気に騒然となる坑道。
トロールの体液を洗い流すように、脂汗が止まらないカッレ。
人間の体臭に気がついたのか、1匹のトロールが顔を上げる。
これにはハンスも驚き、カッレが祈りの言葉を口にするのをやめさせる。
しかしカッレの祈りに反応したのか、寝ていたトロールたちが起きだし、興奮し始める。
最早これまでと、ハンスは3人に廃坑の出口まで逃げろと叫ぶ。
人の気配に気づいたトロールたちが暗闇の中で襲い掛かる。
ハンスが手持ちの紫外線照射装置を連射し、一匹を仕留める。
トマスを先頭に、ヨハンナ、ハンス、カッレの順に坑道を逃げ回る。
そして全員が待ち望んでいたものが目に映り、叫ぶ。「朝陽だ!」
ハンスが駄目押しの紫外線を後方に照射する。一瞬だけ動きが止まるトロールたち。
朝陽が差し込む出口まであと少し。トマスとヨハンナは無事にたどり着く。
次いでハンスが、そして最後にカッレが。しかしカッレの動きが急に止まる。
出口まで数歩というところで、無情にもカッレの体が宙に浮く。
そしてカッレの絶叫。カメラの音声には生々しい湿った音が響き渡る。
カッレの叫び声が途切れ、カメラが地面に転がる…
トロール大騒動、映画「トロール・ハンター」。
このマウンテン・キングは劇中、唯一群れで登場したトロールだ。
本作で一番のハラハラとドキドキを提供してくれる存在であり、
狭く暗い廃坑の中でのイベントは本作の目玉の一つだ。
どことなくコミカルな印象を抱きやすく、坑道に帰って早々仲間と喧嘩したり、
寝ながら屁をこいたりと、比較的ユーモラスな行動が多い。
しかし所詮はただの野獣であり、カッレがクリスチャンとわかると、
獣性剥き出しに襲いかかってくる。この辺なんかは現実に存在する生物同様、
「見た目で判断すると痛い目見るぞ」というわけだ。
劇中はっきりと人間を食べたトロールであり、また未だ逃走中のトロール。
ハンスは5匹中、2匹仕留め、3匹を逃がしてしまったと言い、
結局その3匹は見つからず仕舞い。続編が出来るなら、この辺が話に関わるかもしれない。
その後、数件の農場が荒らされ、付近の森や木々が根こそぎ薙ぎ倒されたという連絡が入る。
農家は竜巻にしては風は穏やかで、木が裂ける音と一緒に謎のうめき声が聞こえたという。
現場周辺の痕跡からトロールの仕業だと確信したハンスは、森とその周辺を捜索する。
太陽光を浴びると忽ちに死ぬトロールは、棲み処に洞窟などの暗所を求める。
明らかにトロールが通った道や匂い、小便などの痕跡を辿った先には廃坑になった鉱山があった。
予想通り廃坑の中はトロールたちの隠れ家のようだが、もぬけの殻だった。
ハンスは前日に棲み処を変えたか、食べ物を探しに外へ出ていると考えた。
一旦出直そうとする一行の前に、食事帰りのトロールたちが戻ってきた。
まさかの事態に一行に緊張が走り、急いで廃坑の奥へと逃げる。
気づかれることはなかったが、5匹のトロールが所狭しと寝転がるため、
廃坑から出るに出られぬ状況になってしまい、トロールたちと一夜を共にすることとなってしまう。
トロールの体臭も然ることながら、トロールの放屁にも悩まされる4人。
ハンスは慣れているのか余裕で仮眠をとり、トマスとヨハンナは緊迫の状況下、
眠れず怯えながらも息を潜め続けた。しかし、カッレ一人だけ妙に落ち着かない。
トロールたちは匂いに敏感なため、近づくにはハンスお手製のトロールの体液を全身に塗らなければならない。
4人とも坑道に入る前に十分に塗っている為、大人しくしていれば気づかれることはないはずだった。
だがカッレは坑道でのハプニングからトロールの体液を全身に塗り続け、全て使ってしまう。
怯え方が尋常ではないカッレの様子に心配するトマスとヨハンナ。
そこでカッレの口から、とんでもない言葉が迸る。カッレはキリスト教徒だったのだ。
トロールはキリスト教徒の匂いに敏感であり、またキリストに関係するもの、
讃美歌や祈りの類に強く反応する。一気に騒然となる坑道。
トロールの体液を洗い流すように、脂汗が止まらないカッレ。
人間の体臭に気がついたのか、1匹のトロールが顔を上げる。
これにはハンスも驚き、カッレが祈りの言葉を口にするのをやめさせる。
しかしカッレの祈りに反応したのか、寝ていたトロールたちが起きだし、興奮し始める。
最早これまでと、ハンスは3人に廃坑の出口まで逃げろと叫ぶ。
人の気配に気づいたトロールたちが暗闇の中で襲い掛かる。
ハンスが手持ちの紫外線照射装置を連射し、一匹を仕留める。
トマスを先頭に、ヨハンナ、ハンス、カッレの順に坑道を逃げ回る。
そして全員が待ち望んでいたものが目に映り、叫ぶ。「朝陽だ!」
ハンスが駄目押しの紫外線を後方に照射する。一瞬だけ動きが止まるトロールたち。
朝陽が差し込む出口まであと少し。トマスとヨハンナは無事にたどり着く。
次いでハンスが、そして最後にカッレが。しかしカッレの動きが急に止まる。
出口まで数歩というところで、無情にもカッレの体が宙に浮く。
そしてカッレの絶叫。カメラの音声には生々しい湿った音が響き渡る。
カッレの叫び声が途切れ、カメラが地面に転がる…
トロール大騒動、映画「トロール・ハンター」。
このマウンテン・キングは劇中、唯一群れで登場したトロールだ。
本作で一番のハラハラとドキドキを提供してくれる存在であり、
狭く暗い廃坑の中でのイベントは本作の目玉の一つだ。
どことなくコミカルな印象を抱きやすく、坑道に帰って早々仲間と喧嘩したり、
寝ながら屁をこいたりと、比較的ユーモラスな行動が多い。
しかし所詮はただの野獣であり、カッレがクリスチャンとわかると、
獣性剥き出しに襲いかかってくる。この辺なんかは現実に存在する生物同様、
「見た目で判断すると痛い目見るぞ」というわけだ。
劇中はっきりと人間を食べたトロールであり、また未だ逃走中のトロール。
ハンスは5匹中、2匹仕留め、3匹を逃がしてしまったと言い、
結局その3匹は見つからず仕舞い。続編が出来るなら、この辺が話に関わるかもしれない。
2 件のコメント:
こいつらが人間に気付いて突撃してくる時の絶望感はやばいですね~。怒ってない時の、動物っぽいもっさりした動きが僕はお気に入りです。この映画はトロールの生物っぽさが上手く描写されていて、本当にこういう生物がいそうな気がしてきますね。
しかし、なんでクリスチャン、アウトー!なのか・・・・・・?
>セイさん
劇中一番生き物らしい姿を見せてくれるトロールですね
どうもクリスチャンに関しては
口裂け女がポマードを苦手と同じくらい
向こうでは通説のようなので、特に意味はないようです
民俗学によると北欧の巨人に関する話がキリスト教の登場により
歪められた話としてトロールが登場したのではともいわれています
ただ小人のトロールもいるので断言はできません
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