2009年7月6日月曜日

ナンバー・ファイブ

映画「ショート・サーキット」シリーズに登場。

落雷により感情を持った軍事用ロボット。またの名をジョニー5。
ノヴァ・ロボティックスは世界最先端のロボット開発会社である。
社長のマーナー博士以下、クロスビー博士、
べン・ヤビタヤ博士ら有能な人材が揃っている。
彼らが完成させたのが、来るべき最終核戦争に備えて
作られた無敵のロボット部隊だった。
見学に訪れた軍関係者や議員に自慢気に説明するマーナー。
ところが、落雷で動力スイッチが作動し、
ロボットの「ナンバー・ファイヴ」が回路不良におちいり
勝手に動き出してしまった。しかも偶然、ゴミ廃棄トラックに乗って
外へ飛び出していったのだ。社内は大騒ぎ。
生みの親であるクロスビーがコンピューター管制室で
コントロールしようとするが、ナンバー・ファイヴの返答は「不可能」。
マーナーはやむなく警備主任のスクルーダーに、
ナンバー・ファイヴの破壊を命じた。
一方、ナンバー・ファイヴは、はずみで橋の上から、
移動レストランを経営するステファニーのバンに落下、
そのまま彼女の家に運ばれた。その夜、ステファニーは
ナンバー・ファイヴを見つけて驚愕する。
初めは異星人だと思い喜ぶが、ロボットと分かり失望。
しかし、ぶ厚い辞書を驚くほどのスピードで読破し、
TVのコメディに反応するナンバー・ファイヴに好意を寄せるようになる。
自然と生きものを愛するステファニーから、
次々と感受性のインプットを受けたナンバー・ファイヴは
意外なことを口に出した。「ナンバー・ファイヴ、機械ジャナイ、生キテイル!」。
やがてクロスビーたちが到着した。ステファニーは一部始終を話すが、
「生きている」なんてありえないと一笑に付すクロスビー。
作動スイッチを切り、車に運び込んだ彼は、社へ向かった。
だが、護送途中、ナンバー・ファイヴは、自らスイッチ・オンし、
カージャックしてステファニーの許へ戻ってしまった。
TVから流れる「サタデー・ナイト・フィーバー」の
トラヴォルタにあわせて踊るナンバー・ファイヴとステファニー。
それはまるで恋人同士のようだ。
彼女はクロスビーに真実を伝えることを決心し、秘かに連絡をとった。
だが、スクルーダーたちに待ち伏せされて2人は掴まり、
ナンバー・ファイヴは、かつての仲間たちのロボットに襲われるが、
逆に撃退し、2人を救出して逃走に成功した。
そして、クロズビーは、ナンバー・ファイヴに夜を徹して話しかけ、
テストを繰り返した結果、「生きている」ことを容認せざるを得なかった。
ステファニーは嬉しさのあまりクロスビーに抱きついた。
その時、3人は破壊部隊に包囲されてしまっていた。
と、突然、バンの中に隠れていたナンバー・ファイヴが飛び出し、
猛スピードで走り出した。雨のように降りそそぐ銃弾から逃れられず、
ついにナンバー・ファイヴは破壊されてしまった。
失意の想いを抱いてクロスビーは故郷ヘステファニーと帰ることにした。
すると、荷台の床からナンバー・ファイヴが現われた。
破壊されたのは、自分自身で作ったオトリだったのだ。
彼との驚くべき再会に二人は大いに笑うのだった。
数年後、ニューヨークで。クリスマス商品の目玉に
悩むシンプソン・デパートのおもちゃ部アシスタントバイヤーの
サンディ・バナトーニは、大都会の雑踏の中で、
ベン・ジャベリが売っている軍事用ロボット
“ナンバー・ファイブ"のミニチュアに目をつけ、
彼に納品を依頼するが、目を白黒させるベンに代わって
1カ月で1000台もの製作を受け請ったのは、彼の隣で
それを聞いていた香具師のフレッド・リッターだった。
不安気なベンに対して一獲千金を夢みるフレッドは、
早速どこからか資金を調達し安く倉庫を借り受けるが、
それが銀行地下に達しようとしている宝石強盗団の
ルートに巻き込まれてしまい、ベンたちは彼らから妨害をうけ途方にくれる。
そんな彼らのもとに姿を現わしたのは、
本物の“ナンバー・ファイブ”こと“ジョニー・ファイブ”。
秀れた生産能力を持つ彼は次から次へとロボットを作りあげてゆくが、
大都会への好奇心あふれるジョニー・ファイブは、
ベンの目を盗んで外出したことにより
人々の自分に対する冷たさを知り、人間不信に陥ってゆくのだった。
そんな彼に都会でできた唯一の友だちがオスカーという男で、
実は彼こそ宝石強盗の黒幕で、犯行にジョニー5の
パワーを利用しようと企み、ベンとフレッドを誘拐し、
銀行の金庫までのトンネルを掘らせる。
サンディの機転で2人は監禁から救出されるが、
逆にベンが強盗の一味と疑われ、一方用済みとなった
ジョニー5は、オスカー一味によって五体を破壊されてしまう。
そんな彼を危機一髪のところで助け出すのはフレッドで、
彼の修理によって一応の体の回復を得たジョニー5は
オスカー一味を追跡、彼らを逮捕に追いつめるのだった。
やがてエネルギー減少の危機をベンによって救われた
ジョニー5は、彼の願い通り市民権を与えられ、
またべンもサンディに対する恋の成就を果たし、
2人は幸せに包まれるのだった。

後のウォー○ーターミネーター3のアレ
本家本元であるジョニー5。
一作目で自分の「命」の存在の証明を、
二作目では自分の存在を公的に認められたロボットであり
映画史に残る最も幸運なロボットであろう

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

任天堂のファミリーコンピューターロボットや仮面ライダーWのガンナーAにも似てますね