2009年6月25日木曜日

グリズリー

映画「グリズリー」に登場。

自然公園に潜む、巨大な人喰い灰色熊。
大自然の景観の美しい国立公園のある朝。
昨夜、ここに一泊した2人のティーンエイジャーの
キャンパーは大きく伸びをした。
そのとき、巨大な灰色大熊グリズリーが突如、
2人に襲いかかり、あっというまになぎ倒した。
最初の犠牲者が出たとき、大多数の人はそれが想像もつかない
大事件の前ぶれだとは思いもよらなかった。
ひとたび人間の肉を味わったグリズリーが
次々に犠牲者をつくりあげていくとは。
唯一人、公園管理官のケリーだけがそのことを予測した。
彼は森林関係のエキスパート、スコットを招き、
巨大な殺し屋の追跡作戦を開始。同時に公園責任者キットリッジに
公園の閉鎖を要求した。しかし、キットリッジはそれを拒否、
そればかりか宣伝する絶好の機会だとTVや新聞、雑誌など
マスコミに総動員をかけて取材を呼びかけた。
人命か利益か、2人は激しく対峙した。
今や、静かだった国立公園は取材人とハンターの大群で
ごったがえした。そんな人間どもを尻目に、
グリズリーの跳梁は一段と大胆になった。ケリーはあせった。
恋人アリソンとの間がうまくいかなかったことも、焦りに油をそそいだ。
ケリーとスコットは、ベトナム帰りのヘリコプター操縦士のドンを仲間に加え、
新たな作戦を練った。だがグリズリーは、彼らをあざ笑うかのように
すべての罠をかわして殺戮をくり返した。
若い女性の公園管理官ゲルイが、全裸で滝に
うたれようとしたところを襲われ、
ついで母親と3歳の男の子が惨殺された。
キットリッジがやっと公園を封鎖することを決心した。
スコットはグリズリーを生け獲りにすべく、単身森へ入っていった。
手にはトランキライザー弾を仕込んだ特殊なライフルをたずさえていた。
やがて、身近に獣の気配を感じたスコットの馬が立ち上がろうとした瞬間、
グリズリーがその愛馬の首をふきとばした。
今まさにスコットは、グリズリーと面と向って戦うことになった。
彼は必死にグリズリーに挑んだ。しかし、彼もまた
1度は命を救われたかのように思ったが、
ふたたびグリズリーに襲われ、彼のライフルも無に期した。
一方、ケリーとドンも憎むべきグリズリーを倒すため
命がけで森へ来ていた。突然グリズリーがドンに飛びかかった。
今や復讐の鬼と化したケリーは銃を撃ち続けたが
グリズリーは、うけつけない。今度はケリーに襲いかかろうとしたが、
その時、バズーカ砲がグリズリーめがけて火を噴いた。
かくしてグリズリーは倒されるのであった…

映画「ジョーズ」以来、それに便乗した
バッタモンが数多く作られた。
そして怪物たちに襲われる人間は血を流すようになったのだ。
白黒映画の怪物たちは退き、強靭な顎で鋭い爪で
残忍な牙で、人間たちは容赦なく切り裂かれ、
抉られ砕かれ潰され流血し腸を引きずり出された
そんなバッタモンの中の一本が映画「グリズリー」だ。
まんま「ジョーズ」な設定で、ヘリコプターの操縦士は
クイントみたいな過去を持ってたりする。
にしてもアメリカの熊っちゅうのはデカいもんなんだなぁ。

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