2009年5月27日水曜日

アポカリモン

アニメ「デジモンアドベンチャー」に登場。

究極体。全ての元凶であり最後の敵。一人称は我々。
進化の過程で消えていったデジモン達の無念や
辛く悲しい気持ちなどの怨念の集合体。
よって本来はデジモンであるのかさえも不明である。
存在するだけで世界を歪ませ、ダークマスターズも
この歪みによって強い闇の力を得て居ただけに過ぎない。
自分達が為せなかった事を、生きて行う全てのデジモンや
子供達を羨み妬み憎んでおり、
一度はパートナーデジモン達をデスエボリューションにより退化させ、
デスクローにより紋章とタグを破壊し、
選ばれし子供達とパートナーデジモン達を
データに分解する圧倒的な力を見せた。
互いの絆と心の中の光により輝いた心の紋章の力により
デジタルワールドに復帰を果たした8人と8匹の連携攻撃により敗北。
最後の足掻きとしてグランデスビッグバンにより自爆し
デジタルワールドを無き物にしようとするが八つのデジヴァイスが作り出した
立方体状の結界により其の企みも打ち砕かれた。

クククク……ハハハハハ。私を醜いと思うか?
 ……そうだろう。お前たちはそう思うだろう。
 しょせん、われわれは進化の過程でその行く手を阻まれた者……


黙れ! 仕方がない? その一言ですべてを死なせる気か!
 貴様は我々が生き残る資格のない者だと決めつけるのか?
 ……そう、われわれはデジモンの進化の過程で消えていった種の、
 その悲しい、恨めしい無念の思いの蓄積だ!
 …選ばれし子供たちよ。そしてそのデジモンたちよ。
我々はお前たちと出会えるのを楽しみにしていたのだ。
 いいか。我々が冷たく悲しく、闇から闇へと葬られていくとき…
その片方で、光の中で楽しく笑いながら時を過ごしていくお前たちがいる。
 何故だ!! われわれが何をしたと言うのだ!
なぜお前たちが笑い、われわれが泣かなければならないのだ!?
 われわれにだって涙もあれば、感情もあるのに……
なんの権利があって、われわれの命はこの世界から葬りさられていかねばならない!!
 生きたかった!生き残って友情を、正義を、愛を語り……
この躯を世界のために役立てたかったのだ…!
 われわれは、この世界にとって必要がないと言うのか!?無意味だというのか!!
 ……この世界はわれわれが支配する。われわれの場所を確立するのだ…
邪魔する者にはすべて消えてもらう。ククハハハハハハ…
光あるところに呪いあれ!!!


今までの展開を無視していきなりの登場を果たし
視聴者に強烈な印象を残したラスボスであるアポカリモン。
今更ながら思ったら「最後の敵を倒すと真の敵が現われる」って
この唐突感はDQやFFに通じるね。
そして上にも書いたようにこの長い台詞、否演説。
彼を演じる大塚周夫 氏の名演技あって本当に迫力があり
禍々しい呪詛である(褒め言葉)
最後の敵あって、最高に燃え上がるラストでした。

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