2008年12月5日金曜日

カリガリ博士

映画「カリガリ博士」に登場。

主人公の青年フランシスの村で行なわれたハレシュテンバル祭に現れた興行士。
その目はどこか視線が定まらず、怪しげな雰囲気を醸し出している。
彼の見世物は「眠り男チェザーレ」で、彼は23年間箱の中で眠り続けており、
またどんなことを尋ねられても質問に答えられるという。
フランシスと一緒に見ていた友人アランは、自分がいつ死ぬか尋ねると、
明日死ぬという。そして次の朝に彼は何者かに殺された。
そして村では同じような殺人が多発しこれを怪しんだフランシスは
恋人ジェーンに香具師の身辺調査を頼む。
実は彼は博士であり、付近の精神病院の院長を務めており、
チェザーレはそこの患者である。また博士は狂っており、自分と同じ名前を持つ
見世物士が夢遊病者を操り殺人を行った本を所持しており、
彼もまたその見世物士と同じようにチェザーレを操り、殺人を犯させていたのだ。
そしてジェーンが自分のことを調査していることを知った博士は
チェザーレを彼女へと向かわせる。だがチェザーレが彼女に恋してしまい
彼女を誘拐するも、チェザーレは心臓発作で死んでしまう。
その死に取り乱した博士を皆で取り囲み、拘束着を着せ、独房へ。
全ては解決したかのようだが、これは全てフランシスの妄想であり
実際はカリガリ博士はフランシスが入院している精神病院の院長で
妄想を語りながら拘束衣を着せられ、取り乱すフランシスを見て
彼は「自分なら治療することが可能だ」と語るのだった。
 
全ての「実は主人公の妄想でした」ネタの原点である「カリガリ博士」。
映画の内容もさることながら、カリガリ博士の人物描写は
情緒不安定さを体中から発散しており、尚も怪しげな雰囲気を醸し出す
とても印象に残る人物として映った。彼そしてこの作品が
後の映画に与えた影響は、ジャンル問わずである。

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