2008年12月5日金曜日

ムスカ大佐

アニメ「天空の城のラピュタ」に登場。
 
本名ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ。
政府の情報機関(通称「特務」)に属しており、階級は大佐。
常に背広を着ており、度の入ったサングラスをかけている。
その正体はシータと同じラピュタ王家の末裔である。
政府の密命を受けて謎の城ラピュタの調査をしていた。
暗号解読の天才であり、一瞬にして相手の暗号を解読する能力を持つ。
また旧約聖書やラーマヤナなどの古代文献を調査したり、
ラピュタ文字を解読するなど高い教養も併せ持っている知識人。
拳銃の射撃技術も相当な腕前で、離れた位置からシータの左右のおさげ髪を撃ち抜き、
中折れ式リボルバー(エンフィールドNo.2)の再装填を3秒で完了させている。
軍のラピュタ探索隊の指揮官であるモウロ将軍とは異なり
基本的には手荒な行為を好まない紳士的態度を見せるが、
ラピュタへと近づくにつれて冷酷且つ利己的な本性を露にする。
将軍を閣下と呼び、下手に出ているが内心では軽蔑しきっている。
王家の末裔としてラピュタによる世界統治のために
軍に協力する素振りを見せながら機会を伺っており、
偏執的な上昇志向を胸の内に秘めている。
遂には飛行石を入手、飛行石が示す光を手掛かりに、
ラピュタが存在する「竜の巣」へ向かう。ラピュタに到着したムスカは、
古文書に記された通路を抜けて中心部に辿り着くとラピュタの復活、
ラピュタ王への即位、全地上の征服を宣言する。
ラピュタの兵器とロボットによる軍への攻撃を急ぐが、
シータに隙を衝かれて飛行石を奪われ滅びの言葉「バルス」の発動で
発生した強烈な閃光により目を潰され
崩壊するラピュタの瓦礫と共に海へ転落した。
 
世界広といえど、彼ほど知られている悪役はなかなかいない。
その能力、狡賢さ、身分は後に「策士」とよばれる人物たちの描写に
多大な影響を与え「眼鏡かけると頭良くて、悪人っぽく見えるよね」という
定説のようなものさえ生み出した。
だが、それと同時に「策士は肝心なときに打たれ弱い」の定説も作られた。
その名言「事を急ぐと元も子も無くしますよ、閣下」
これは私の機関の仕事です。閣下は兵隊を必要な時に
動かして下さればよい。もちろん、私が政府の密命を受けていることもお忘れなく
これは僅かだが心ばかりのお礼だ、とっておきたまえ
言葉をつつしみたまえ!!君はラピュタ王の前にいるのだ!!
見せてあげよう、ラピュタの雷を!!!!
全世界は再びラピュタの元にひれ伏すことになるだろう!!
君のアホ面には、心底うんざりさせられる
素晴らしい!最高のショーだとは思わんかね?
あっはっは、見ろ人がゴミのようだ!!はっはっはっは・・・
ラピュタは滅びぬ、何度でもよみがえるさ!
次は耳だ!!ひざまずけ!!命乞いをしろ!!
3分間待ってやる!!
あ〜あ〜目がぁ〜目がぁ〜!!!あ〜あ〜目がぁ〜あ〜あ〜!!!!
は悪役らしく、また情けない素晴らしい台詞が多い。

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