2013年4月21日日曜日

Loner Stalker(ローナー・ストーカー)

ゲーム「S.T.A.L.K.E.R.」シリーズに登場。

Stalker(ストーカー)とはさまざまな理由からZONEで暮らしている人々を指す。
彼らは日夜、ZONE内で起こる超常現象アノーマリーや奇怪な生物に対処しながら
アノーマリーから生成される不思議な物質アーティファクトを売ったり、
他人からの依頼を解決することで生活している。その中でも特定の組織に属さず、
一人でZONEを探検するものはLone Stalkerと呼ばれる。
Lonersとも呼ばれるこの一般的なストーカーたちは、ほとんどは貴重な時間と
戦利品を失うのを嫌って単独で行動する。中には、ただ孤独と自立を好むだけの一匹狼も居る。
基本的に一人で行動しているが、困っているときには協力し合うこともあり、
中には集団生活を送るものもいる。通常あまり強くない者が多いが例外も居り、
他の派閥で経験を積んでベテランになった者が組織に嫌気が差して脱退し、
経験豊富なLonerとなるケースもある。かつてZONE内の五大派閥の一つとして存在したが、
有能な統率者が現れなかったため、現在は一つの組織として活動はしておらず、
散発的な集団として捉えられている。無所属故に多くの派閥や組織を渡り歩くことができるが、
同時に敵を作りやすい。反ZONE団体Duty、ZONE養護団体Freedom、
科学者集団Ecologist(Scientist)とは中立であり、お互いに持ちつ持たれつの関係を築いている。
しかし物資やアーティファクト目当てに追い剥ぎを行う山賊Banditとは常に敵対しており、
両者は狩人と獲物の立場を交代しながらの日々に興じている。
またどの派閥とも敵対している狂信者Monolith、ゾンビのような廃人Zombified Stalkers、
落伍者集団Renegade、ZONEの全てを敵視しているウクライナ軍Military、金のためならなんでもやる傭兵Mercenaries、
そしてZONE内の放射能やアノーマリー、危険な生物など、ストーカーに安息の場は少なく、
故にZONEで生きる人々は単独よりも集団を心がけるのだ。
(画像は一般的なStalkerの象徴的なマーク)

明日ためより今日のために生きる刹那的なゲーム「Stalker」シリーズ。
このゲームに登場する存在、ストーカーには二つの意味が内包されている。
一つ目はZONE外の人間はZONE内の人全てをストーカーと呼ぶ。
二つ目はZONE内では、特定の組織に属さない限りストーカーと呼ぶ。
というわけで、なんともまどろこっしい限りである。
しかしゲーム内では基本二つ目の意味として使われている為、特に気にすることはない。
一つの派閥としてみると、彼らはとても弱い存在である。
これは大抵のストーカーはウクライナ軍の監視を潜ってやってきた不法侵入者であり、
Lonerは特定の組織に属さない者たちによる寄せ集めでしかないためである。
統率者もあまりおらず、個々の練度が一部を除けば低いため、その不安定さから後援者も少ない。
だが、そんな彼らでもZONEで生き残っていることを考えると、彼らが只者ではなく、
また善しにしろ悪しきにしろ彼らを必要とする人間がいるのだろう。

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