2009年10月8日木曜日

バイド

ゲーム「R-TYPE」シリーズに登場。

バイド(Bydo)とは超束積高エネルギー生命体の総称であり、
皮肉にも人類と同様の2重螺旋構造の塩基配列を持った、
自己増殖機能を備えた粒子で構成されている。
波動としての性質も備えており、物質存在でありながら
あらゆる存在に伝播し、侵食する。
バイドそのものに対しては等質の波動を持ったものでないと
干渉できない性質を持つ。戦力としては、様々な物質を取り込み
融合しているからか、機械的なものから異形生物的なものまで様々。
このように有機物、無機物に関係ないばかりか、
さらには人の精神すら融合捕食して己の一部としてしまう。
バイドの影響によって変異してしまう事を「バイド化」と言う。
またバイド化した人間は自身がバイドになったことに
気づいていない節があり、地球へ進行してきた理由は
ただ故郷へ戻ろうとしただけらしい。
元々は26世紀の未来の人類が敵対する外宇宙生命体に備えて
あらゆる科学(生体物理学、遺伝子工学、魔道力学etc.)を
応用し合成し作り出した、局地限定兵器として効果範囲における
生態系を完全に破壊する惑星大ほどの生物兵器(星系級破壊兵器)であった。
これをバイパスパイルを通じて空間跳躍(D-wape)させ
敵の母星の存在する星域に送り込み全滅させる計画は
完璧に進んでいるように見えた。だが、敵の星系で発動するはずの
その兵器、ささいなトラブルによって太陽系で
発動、暴走・制御不能に陥った後に次元ごと消去する兵器の使用によって
異次元に吹き飛ばすことで一応の決着を見た。
しかし、異次元の中で全てを飲み込みながら進化を続けていった結果、
それは22世紀の太陽系に姿を現した。22世紀の人類はこれをバイド(Bydo)と呼称した。
星系内生態系破壊用兵器のなれの果てであるバイドは
異次元空間の環境に適応し、人類に報復を開始したそれは、
他のあらゆる存在を食いつくし吸収、増殖し、
伝播し増え続ける「波動存在」、完全無欠の究極生命体として人類の敵となった。
本体は異相次元に存在しているため、物理および相対論的に
殲滅することは極めて困難であり、さらに極めて強い排他的攻撃衝動を持ち、
その特性は次元の壁を越えても普遍的である。
人類はバイドを駆逐可能な攻撃手段として同じバイドを兵器転用した
フォースおよび波動兵器を開発し、バイドに対抗している。
(画像はイメージとしてドブケラドプスを使用しています)

アイレムの名作STG「R-TYPE」シリーズ。
本作の敵であるバイドは身勝手な人間により生を受け
その創造主により異次元へ放逐され、過去の人間たちに牙を向く。
有機物と無機物が融合した生物とも機械ともいえない造形は
H・R・ギーガーの絵のようで、とてもユニークである。
さらに自機がバイド化し、かつての仲間と戦うことになり
そのときのエンディングが、とても物悲しく
ぜひとも次回作がやりたいところである。

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