脳髄が肥大化した頭部に大きな目、骸骨のような口元の奇怪な緑色の知的生命体。
狡猾で残忍であり、円盤型飛行物体で地球に飛来し、各地で様々な事件を巻き起こす。
見栄えばかりを気にするアメリカ大統領デイルは、火星人の来訪に悩んでいた。
政権内が平和の使者である異星人を温かく迎える穏健派と
地球を侵略にしにきたと考える過激派に分かれる中、
デイルは異星人を「友好的」と判断し、大々的なセレモニーで歓迎することにする。
大統領の周囲は、ヒステリーな妻マーシャにお調子者の広報官ジェリー、
能天気なケスラー教授、ベトナム以来の鬼将軍デッカーと
頼りにならない面々だった。冷静なのはシニカルな大統領の娘タフィだけ。
人類史上初の異星人とのコンタクトに世界中が沸き立った。
ラスベガスでカジノを経営する不動産王ランドは
投機のチャンスと大喜び、家庭の不和から酒びたりだった
妻のバーバラは異星人を崇拝する怪しげなセミナーに通い始める。
カジノで働く元チャンピオンボクサーのバイロンは、
離婚した妻と子供達と久々に会えるのを楽しみにしていた。
トレーラーハウスに住む貧乏なノリス家では長男が兵役に付き、
異星人を倒すと吼えている。穏やかな次男リッチーは
家族からつまはじきにされていた。TVキャスターのナタリーは、
インタビュー相手のケスラー教授といい感じになり、
恋人のジェイソンは気が気ではない。
そして迎えたセレモニー当日。大観衆が詰めかかる中、
もしものことはあってはと軍隊を派遣し、
大統領の代わりにデッカー将軍が挨拶に向かった。
火星人と友好的関係が築かれると思いきや、
火星人大使とのコンタクトは鳩が飛んできたことでぶち壊しになる(?)。
鳩を武器と勘違いしたのか、火星人はその場のほぼ全員を光線銃で殺してしまう。
その後改めて和睦会を開くも、火星人は嘲笑うかのように大虐殺を繰り返す。
それぞれが勝手に右往左往、大混乱の中で
ほとんどの人々が無残に滑稽な最期を遂げていく。
火星人の猛攻はとどまる所を知らず、
被害は世界各地に広がり、人々は次々に殺されていく。
子供の遊びのような残虐行為を繰り返す火星人たち。
ホワイトハウスにまで妖艶な美女に化けた
火星人のスパイが潜入し、大暴れする始末。
人類の抵抗は無力で、核攻撃も全く効果がない。
ラスベガスも襲われた。トム・ジョーンズとバーバラ達は
セスナで何とか逃げ出すが、彼らが地上に見たものは、
離陸を助けるために素手で立ち向かったバイロンの倒れた姿だった。
同じ頃、アメリカの火星人対策本部は火星人たちの襲撃により壊滅された。
一人生き残った大統領は火星人の代表と講和を申し込み、
感動的な演説で彼らの目にも涙を浮かべさせるが、あっけなく殺されてしまう。
だが、事態は急変する。火星人の魔手がついにリッチーの祖母にまで迫った。
それを阻止しようとするリッチーの努力の甲斐なく、祖母が殺されようとしたとき。
祖母はレコードで音楽を聴いており、イヤホンのジャックがたまたま外れた。
すると火星人たちが激しく身悶えして苦しみだし、頭が破裂して死んでしまった。
スリム・ホイットマンの曲「インディアン・ラブ・コール」が
火星人の弱点に気づいたリッチーの呼びかけで、
レコードの音を大音声で宇宙船に浴びせると次々と墜落。
各地で反旗が上がり、ついに火星人は撃退された。
人類は救われ、リッチーと祖母は生き残ったタフィから勲章を贈られる。
瓦礫や宇宙人の死体を片付けるアパートの前に一人の男が現れた。
それは満身創痍のバイロンであり、彼は家族の待つ家の前に生還した。
セスナで人里はなれたところに逃げたトム・ジョーンズ一行は
ヒット曲『よくあることサ』を熱唱するのであった…
「地・球・ヲ・イ・タ・ダ・キ」にきた火星人。
光線銃で大虐殺、原爆は謎の物体で吸収、
人間の女に化けたり、イチャついてるアベックに興奮したり、
モアイ像をボーリングのピンにしたり、
人間をモルモットにして、人間犬や犬人間作ったり、
大統領の演説に感動しながら殺したり、
汚い緑の汁を撒き散らす、まさに下劣で愉快な宇宙人。
T・バートン監督らしい、他映画のオマージュやパロディがあったり
(空飛ぶ円盤地球を襲撃す、ゴジラ、キラートマトetc)
今観ると非常に楽しい映画だ。
ちなみに筆者は、この映画を初めて観た幼少の頃。
ケラケラ笑いながら殺しまくる火星人が
夢に出るくらい怖がった記憶がある。
能天気なケスラー教授、ベトナム以来の鬼将軍デッカーと
頼りにならない面々だった。冷静なのはシニカルな大統領の娘タフィだけ。
人類史上初の異星人とのコンタクトに世界中が沸き立った。
ラスベガスでカジノを経営する不動産王ランドは
投機のチャンスと大喜び、家庭の不和から酒びたりだった
妻のバーバラは異星人を崇拝する怪しげなセミナーに通い始める。
カジノで働く元チャンピオンボクサーのバイロンは、
離婚した妻と子供達と久々に会えるのを楽しみにしていた。
トレーラーハウスに住む貧乏なノリス家では長男が兵役に付き、
異星人を倒すと吼えている。穏やかな次男リッチーは
家族からつまはじきにされていた。TVキャスターのナタリーは、
インタビュー相手のケスラー教授といい感じになり、
恋人のジェイソンは気が気ではない。
そして迎えたセレモニー当日。大観衆が詰めかかる中、
もしものことはあってはと軍隊を派遣し、
大統領の代わりにデッカー将軍が挨拶に向かった。
火星人と友好的関係が築かれると思いきや、
火星人大使とのコンタクトは鳩が飛んできたことでぶち壊しになる(?)。
鳩を武器と勘違いしたのか、火星人はその場のほぼ全員を光線銃で殺してしまう。
その後改めて和睦会を開くも、火星人は嘲笑うかのように大虐殺を繰り返す。
それぞれが勝手に右往左往、大混乱の中で
ほとんどの人々が無残に滑稽な最期を遂げていく。
火星人の猛攻はとどまる所を知らず、
被害は世界各地に広がり、人々は次々に殺されていく。
子供の遊びのような残虐行為を繰り返す火星人たち。
ホワイトハウスにまで妖艶な美女に化けた
火星人のスパイが潜入し、大暴れする始末。
人類の抵抗は無力で、核攻撃も全く効果がない。
ラスベガスも襲われた。トム・ジョーンズとバーバラ達は
セスナで何とか逃げ出すが、彼らが地上に見たものは、
離陸を助けるために素手で立ち向かったバイロンの倒れた姿だった。
同じ頃、アメリカの火星人対策本部は火星人たちの襲撃により壊滅された。
一人生き残った大統領は火星人の代表と講和を申し込み、
感動的な演説で彼らの目にも涙を浮かべさせるが、あっけなく殺されてしまう。
だが、事態は急変する。火星人の魔手がついにリッチーの祖母にまで迫った。
それを阻止しようとするリッチーの努力の甲斐なく、祖母が殺されようとしたとき。
祖母はレコードで音楽を聴いており、イヤホンのジャックがたまたま外れた。
すると火星人たちが激しく身悶えして苦しみだし、頭が破裂して死んでしまった。
スリム・ホイットマンの曲「インディアン・ラブ・コール」が
火星人の弱点に気づいたリッチーの呼びかけで、
レコードの音を大音声で宇宙船に浴びせると次々と墜落。
各地で反旗が上がり、ついに火星人は撃退された。
人類は救われ、リッチーと祖母は生き残ったタフィから勲章を贈られる。
瓦礫や宇宙人の死体を片付けるアパートの前に一人の男が現れた。
それは満身創痍のバイロンであり、彼は家族の待つ家の前に生還した。
セスナで人里はなれたところに逃げたトム・ジョーンズ一行は
ヒット曲『よくあることサ』を熱唱するのであった…
「地・球・ヲ・イ・タ・ダ・キ」にきた火星人。
光線銃で大虐殺、原爆は謎の物体で吸収、
人間の女に化けたり、イチャついてるアベックに興奮したり、
モアイ像をボーリングのピンにしたり、
人間をモルモットにして、人間犬や犬人間作ったり、
大統領の演説に感動しながら殺したり、
汚い緑の汁を撒き散らす、まさに下劣で愉快な宇宙人。
T・バートン監督らしい、他映画のオマージュやパロディがあったり
(空飛ぶ円盤地球を襲撃す、ゴジラ、キラートマトetc)
今観ると非常に楽しい映画だ。
ちなみに筆者は、この映画を初めて観た幼少の頃。
ケラケラ笑いながら殺しまくる火星人が
夢に出るくらい怖がった記憶がある。
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