2009年5月2日土曜日

ペンウッド卿

漫画、アニメ「HELLSING」に登場。

本名シェルビー・M・ペンウッド卿。
円卓会議の一人で英国海軍中将。
臆病で気弱な性格で、先代ヘルシング卿(アーサー)に逆らえず
援助や尻拭いをすることが多くあり、それは娘のインテグラでも変わらず。
第二次ゼーレヴェ作戦では英国安全保障特別指導部本営の将軍として本営を構える。
第二次ゼーレヴェ作戦によってロンドンに侵攻した
吸血鬼の武装親衛隊に部下達と防戦した。
「自分以外の者は全員脱出しろ」と震えながら発言するも
結果的には多くの部下達が留まり、共に任務を果たしていることから
部下から慕われてはいたことが伺える。
円卓会議の若いメンバーや一部の人間からは円卓会議の中の
内通者として疑われていたが、 アイランズ卿など古参のメンバーからは
「裏切る前に自殺してしまう」 「無能だが男の中の男」と人格を評され、
そして本人も「私は臆病だが卑怯者ではない」と言っていたとおり
裏切り者ではなかった。最期は本営内に突入してきた吸血鬼達を巻き込んで自爆。
2030年には、彼の孫がおり、やはり祖父と同様気弱な性格。
「せまりくるナチス兵をちぎっては投げちぎっては投げ、近づく敵を片っぱしから真っ2ツ。
最終的に全身に爆弾をくくりつけて敵の空中戦艦全艦ごと吹き飛んだ」と
インテグラに語られながら、ヘリコプターの代金を要求されていた。

もしかしたら・・・もしかしたら通信が回復して命令が伝達するかもしれない
 どこかの基地が敵を撃退して我々の指令を待っているかもしれない
 わ、私はここの指揮者だ。ここが生きている限り離れる訳には、い、いかないだろう
 インテグラ 私は駄目な男だ 無能だ 臆病者だ
 自分でもなぜこんな地位にいるかわらん程駄目な男だ
 生まれついての家柄と地位だけで生きてきたも同然だ
 自分で何もつかもうとしてこなかった
 いつも人から与えられた地位と仕事(つとめ)をやってきた
 だから、せ、せめて仕事(つとめ)は
 この仕事(つとめ)は 全うしなきゃならんと思う…んだが…
 行きなさい 行ってくれ インテグラ
 君には 
 君ら(ヘルシング)には
 君ら(ヘルシング)にしかできない仕事(つとめ)がある



さあ君らも早く脱出しろ 逃げるんだ
 ここは必要最小限な人員だけでいい
 というかもう その なんていうか
 あれだ ぶっちゃけ 私だけでいいんじゃないかな
 みんな脱出しなさいよ 早く

……ぷ、ぷはっあはははは
なッ何だッ 何だッ 何がおかしい
 笑ってる暇なんかないぞッ
 早く逃げるんだッ!!命令だぞッ

再度国防総省へ通信を試みます
 生きている回線の捜索を再開します

!!何をしておるバカモンッ こんなコトに付き合う必要はないッ!!
なに言ってんです提督。あなたじゃコンソール一ツ動かせないでしょ
いつも通り座っててください 仕事の邪魔ですから
すまん皆、すまんな

英国無双、万々歳!
吸血鬼やら外道やら鬼畜やら戦闘狂やらが大量に出てくる作中、
最も平凡な男、それがペンウッド卿だ。
しかし脇役ながら、その最期における熱さ、男気、悲壮感は秀逸だ。

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