2009年4月4日土曜日

魔墓呂死の仁(まぼろし-じん)

映画「狂い咲きサンダーロード」に登場。
 
暴走族「魔墓呂死」の特攻隊長。
幻の街、サンダーロード。その街中の暴走族が一丸となって、
連合体となり「愛される暴走族になろう」と毎夜合議されていた。
警察の圧力が強まったことが原因だが、魔墓呂死のリーダーである
健が愛した女と一緒になるため堅気になろうとしていることも理由の一つであった。
だが魔墓呂死の特攻隊長である仁は、そんな彼らに反旗を翻し、
合議が行われている集会所に仲間を連れて現われ、出席者を半殺しにする。
仁は権力に屈服する暴走族に我慢がならなかったのだ。
彼らを嘲笑うかのように暴走・暴力行為を繰り返す。
サンダーロードは仁たちの天下となった。手を焼いた暴走族連合は、
仁やその仲間を皆殺しにせんと総動員して、潰しにかかる。
仲間を人質に捕られ、恐れをなした仲間たちは皆逃げ出し、
残ったのは仁を含め、たったの三人。多勢に無勢な状況下。
仁はそれでも連合を皆殺しにしようと戦う。
そこへ魔墓呂死の元・リーダーだった剛が仲裁に入る。
そして仁、仁の親友・茂などが剛に引き取られることになった。
剛は仁のそのカリスマ性と無軌道さに惚れ込み、剛が在籍する
スーパー右翼軍に招集する(剛は同性愛者であり、恋愛的観点からも「惚れ込む」)。
訓練の毎日が続き、茂は右翼青年となりスーパー右翼軍の幹部に抜擢され、
剛の愛人にもなった。しかし根っからのハミダシ者の仁は馴染めず、
その主義や統率に嫌気が差し、組織を去る。
そんな彼を慕う二人の仲間と共に仁は、再び暴走に繰り出す。
が、暴走族連合はこれを良しとせず、見るに見かねた剛も実力行使に出る。
右翼軍と連合に襲撃される仁。チェーンソーの唸る音。気を失う仁。
仁の意識が戻ったときには右手と右足のつま先
(=バイクのブレーキ操作に必須)を切り落とされていた。
バイクに乗る手段を絶たれ、孤独が募り、ヤケになる仁。ヤクに溺れる毎日。
ヤク中のガキと謎のオヤジと出会う。二人の協力で仁は武器を調達、
失った右手には義手代わりの鉤、全身を武装し、暴走族連合と
スーパー右翼軍の皆殺しを決意する。連合はスーパー右翼と結託し、
仁をこの世から抹殺する謀議を図る。軍団を陣頭で指揮するのは、
かっては仁の部下であり、今ではすっかり成長した茂。
オヤジのバズーカ砲により戦いの火ぶたは切っておとされた。
銃弾、爆発、叫びが街中を満たし、仁は次々と敵を倒し、激しい戦いの末、
連合、右翼、そして茂との決着を着け、仁は勝った。
戦いが終わりバイクに跨る仁。「ブレーキどうすんだよ」と聞くガキ。
仁の手ではブレーキを握ることが出来ない。仁は笑って応え、ガキの前から去る。
バイクで当て所も無く走る。速度を上げ続け、止まることもせず、
止まる気も無く、仁はバイクを走らせる…
 
ざまぁみさらせ!
やってやろうじゃねぇよ!
街の奴ら、皆ブッ殺してやる

クゥゥゥゥゥゥゥウウウウウウ!!!!!!
カッコ良すぎるぜ仁さん!!!!!!!!!!!!!
映画「狂い咲きサンダーロード」は荒削りなアングラ作品。
しかぁぁぁししかし!タランティーノが絶賛、幻のカルト作なのだ!!!!!
そこにあるのは紛れも無く、漢だ!!!!全身武装し、一人戦う漢の雄姿!
観なきゃ損だぜ!書いたことほとんど滅茶苦茶だが、
いっぺん観なきゃこの凄まじさは伝わんね!

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