2009年3月4日水曜日

HAL9000

映画「2001年宇宙の旅」に登場。
 
史上最高の人工知能を備えたコンピューター。
HALとはHeuristically programmed ALgorithmic computer(発見的プログラミングをされたアルゴリズム的コンピュータ)の略。
1992年1月12日、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の
シバサブラマニアン・チャンドラセガランピライ、通称チャンドラ博士が開発。
木星探査のための宇宙船ディスカバリー号に搭載され、
船内すべての制御をおこなっていた。チューリング・テストをクリアする程の
高度なコンピュータであるが順調に進んでいた飛行の途上、
ボーマン船長にこの探査計画に疑問を抱いている事を打ち明け
その直後HALは船の故障を告げるが、実際には問題なかった。
HALの異常を疑った乗組員は、その思考部を停止させるべく話し合うが、
これを察知したHALが乗組員の殺害を決行する。
後に密かにモノリス探査の任務と、その任務をディスカバリー号の乗員に
隠すよう指示されていたことがわかり、これが原因となり、
二つの指示の矛盾に耐えられず異常をきたし、
乗員を排除しようとしたと考えられている。
一人は船外活動中に宇宙服を破壊、人工冬眠中の3人は生命維持装置を切った。
唯一生き残ったボーマン船長によってその思考部を停止させられ
『デイジー・ベル』を歌いながら、その活動を停止した。
 
コンピューター反乱の元祖であるHAL。
その全体像は不明であり、劇中登場するのはメモリーバンク
何時でも何処でも見つめているようなモノアイ
そして端末のみであり、おそらくどこかの部屋にデカイ箱
所狭しに並んでるかなんかしてるんだろう。
なんとも名状しがたい雰囲気が実に素晴らしい。

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