2009年3月4日水曜日

モノリス

映画「2001年宇宙の旅」に登場。
 
石柱状の謎の物体。外見は非常に滑らかで傷一つなく、
人類の技術では物理的に破壊できない強度を持つ。
色は基本的に黒で光をほとんど反射しない。
大きさはものによって異なるが、形状は四角柱で
各辺の比は1 : 4 : 9という最初の3つの整数の二乗となっている。
これは人工物であることを見ている側に視覚的に意識させるためである。
また、この数列は最初の三次元で終わってはいない。
「魁種属」と呼ばれる地球外知的生命の道具であるが
同じ道具であっても役割は各モノリスによって異なっており、
生物の劇的な進化を促すものもあれば、滅ぼすためのものもある。
モノリスそれ自体に意志は無く、いわば極めて高度なコンピュータと思われる。
あるモノリスは遠い昔のアフリカに存在し、ヒトザルの進化を助長。
目的は知的生命体への進化と思われ、人類の進化がモノリスにより
促された事がわかる。また別のモノリスは1999年、月面ティコクレーターから
発掘され、アメリカ合衆国宇宙評議会のヘイウッド・フロイド博士が
極秘に調査するが、400万年ぶりに太陽光を浴びた直後、
強力な信号を木星のモノリスと450光年離れた主人に向けて発信した。
一種の警報装置だったと見られている。また木星の衛星軌道上にある
巨大なモノリスはひとり探査を続行したボーマン船長と遭遇、
ボーマン船長は驚愕の体験を経て人類を超越した存在・スターチャイルドへ進化を遂げた。
 
ただの板っきれにしか見えない外観からは想像だにしない
摩訶不思議な現象を引き起こすモノリス。一体構造はどうなってるの?
なんであんな現象が引き起こせるの?
とまぁ、正体不明の上に世の法則を無視した現象を引き起こす存在。
にしても謎、謎、謎!ここまで謎尽くめで訳が分からん物体はなかなか存在しないだろう。

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