2009年3月5日木曜日

Dr.ワイリー

ゲーム「ロックマン」シリーズに登場。
 
本名アルバート・W・ワイリー。
アメリカ出身で卓球が趣味の57歳。
目立ちたがり屋でプライドが高く、ライト博士とは
ローバート工科大学時代からの旧友でもあり、
ロボットの平和利用の理論を提案するライトとは対照的に、
ワイリーの理論は常に独自性が強すぎる過激的な物ばかりであり、
大学の教授達にとって、「異端児」とも呼べる存在であった。
大学卒業後は、やはり周囲からは理解を示されず、
ライトに次ぐ功績を誇るが、ある意味でライトをも上回る
天才であったワイリーは、いつも1番の座をライトに取られてしまい、
自らは万年2位の座に甘んじざるを得なくなる。
この屈辱に我慢がならなかったワイリーは、やがてロボットのみに
愛情を注ぐようになり、その後ロボット工学会から姿を消し、
自らを理解しようとしなかった周囲への復讐として、世界征服を考案し始めた。
当初はライトのロボットを洗脳し、世界征服の足掛りとなるはずだったが
ライトが家庭用ロボットのロックを改造して誕生させた
戦闘ロボット「ロックマン」の活躍により阻止されてしまう。
その後、ブルースやライトの作業用ロボット達のデータを元に、
自らのオリジナル戦闘用ロボットを製作する。
しかし毎度ロボットには欠陥があり、その気になれば
弱点の無い完璧なロボットを造れるらしいのだが、
予算不足のため、永久に造ることができない。
そのため資金繰りには大変苦労している。
 
憎めない悪役は数多く、ワイリー博士もまたその一人である。
孤独ゆえに自身を理解してくれるのはロボットだけだと思うと、
少し淋しい人だ。まぁ基本、世界征服が失敗するたび
土下座で許してもらえるんだから案外、社会は彼の存在を
理解してくれているのかも知れない。

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