エル・マリアッチ(ガラルド)

映画「エル・マリアッチ」に登場。
 
流れのマリアッチ・ミュージシャン(歌手)。たまたま訪れた町で騒動に巻き込まれる。
メキシコの小さな田舎町アクーナで、刑務所を脱獄したギャングのボス、
アズールが盗んだ金をひとり占めした昔の仲間で、
現在は違う組織のギャングのボス、モーリシオ(通称モコ)の配下を皆殺しにした。
アズールは黒いギターケースにマシンガンを入れ、黒い衣装に身を包んでいた。
手下を殺されたことに激怒したモコは、彼の行方を追い、
町中に黒いギター・ケースを持った黒服の男を探し出すよう指令を出す。
そこへ同じような黒いギターケースを抱え、同じような黒い衣装を着た
マリアッチが仕事を探しにやってきた。何も知らぬままホテルにチェックイン、
するとフロントが彼をアズールと勘違いし、モコに知らせたために殺し屋達が急行。
自分が殺し屋に狙われている事を知るとからくも逃げのびるが
大切なギター・ケースを置いてきたことに気付き、危険を覚悟でホテルに戻った。
その際に殺し屋たちを数人殺してしまう。行き場が無くなり、
仕事の売り込みに立ち寄ったバーの美しい女経営者、ドミノにかくまってもらう。
二人はお互いに惹かれあっていくが、彼女はモーリシオの愛人の一人だった。
モコの手下が彼女に、黒いギター・ケースを持った黒服の男のことを告げると、
彼女は彼に疑いを抱くが、彼に歌わせ本当のミュージシャンであることを信用する。
一方ドミノを利用してモコに接近しようと考えたアズールは、
彼女の店でマリアッチのギター・ケースを間違って持って帰ってしまう。
それに気付いた彼は取り戻そうとマシンガンの入ったギター・ケースを抱えて
アズールを追いかけるが、殺し屋たちに見つかり、逆に捕らえられる。
しかしモコは人違いに気付き、彼は釈放される。
その頃、アズールはドミノを捕らえ、モーリシオの家に向かっていた。
彼もまた彼女を救うべく、単身現場に向かう。そこで見たものは死体となった
アズールとドミノだった。モコは女一人助けることのできない腰抜けと
彼を嘲笑し、マリアッチの命である利き手を撃ち抜く。
彼はドミノを失った悲しみとマリアッチの誇り失った怒りのまま、モコを殺す。
モコが殺されても部下たちは彼に銃を向けず、ただ立ち去らせた。
ギターが弾けなくなった彼は、マシンガンを手にバイクにまたがり
何処へと姿を消した…
 
マリアッチ伝説の第一作「エル・マリアッチ」。
監督ロバート・ロドリゲスはこれがデビュー作であり、
低予算ながら独特の泥臭い作品を作り上げた。
これが後のヒット作の前章モノとなる(ただしくはプロト作品に近い)にしても、
ただのしがない流れのマリアッチがいつのまにか男らしくなっていく姿は
男ならずともそそられるものがある。

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