2009年3月8日日曜日

ブレア・ウィッチ

映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」に登場。
 
メリーランド州バーキッツヴィルのブラック・ヒルズの森に棲んでいるという伝説の魔女。
その正体はエリー・ケドワードとされている。
1769年夏、アイルランドからリライアント号でボルチモアに渡航した彼女は、
やせた老婆でメリーランド州の森の村に定住。村で唯一人のカトリック信者だった。
1785年2月、数名の子供たちが血を抜き取るために
(なんらかの民間療法による医療行為だったと思われる)彼女に家に呼ばれたと訴え出る。
彼女は魔術を使ったかどで有罪となり、寒さのとりわけ厳しい冬のさなかに
森の奥まで目隠しで連れられ、木に縛られて追放された。
死んだものとの憶測がなされていたが1786年11月、告発した者たち全員と
町の子供たちの半分が、真冬の頃までに忽然と姿を消し、
町の人々は呪いを恐れブレアの地から逃げ出し、
以後二度とエリー・ケドワードの名を口にしないことを誓いあった。
(画像はイメージとして、フィギュア(画像左)とスティックメン(画像右)を使っています)
 
謎が謎を呼ぶ映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」。
まとめサイトなどを覗く限りでは、「彼らは時空を超えた!」とか
あそこは政府の研究所」などのSFな説や「森の魔女は実在した!
森の魔女は生きた人間の体を乗っ取って生きながらえている」などの
超自然的な説もあり(まぁようはわけがわからんのだが)
私がとりあえず思ったことはこの映画で儲けた奴らはそうとう賢いなーということと、
画像のような魔女がいてほしいなーとかそんなこと考えていた。
以下、ブレア・ウィッチの関連事件について。
 
1825年、村がバーキッツヴィルとして再建された後の年に
ピクニックに出かけた11人の目撃者によると、青白い女の手が上がって来て、
10才のアイリーン・トリークルをタピー川に引きずり込んだという。
アイリーンの遺体は発見されなかったが、彼女の溺死後13日間にわたって、
油にまみれた木切れの束が小川に多数浮かび、川が澱んだらしい。
すぐに村人たちはこの超自然的な事件はブレア・ウィッチの所為だと考えた。
 
1886年、8才のロビン・ウィーバーが行方不明となり、捜索隊が出される。
ウィーバーは無事に探し出されたが、捜索隊の一つが帰還しなかった。
数週間後、2番目の捜索隊が手足を縛り合わされた
彼らの全裸遺体をひつぎ岩(コフィン・ロック)で発見する。
遺体には奇妙な異教のシンボルらしきものが彫られ、拷問されたらしく
生きたまま腹を裂かれ内臓が全て抜き取られていたらしい。
他の捜索隊を呼び遺体を回収すべく発見現場へ戻るも、遺体は消えていた。
ロビンが語るには、森で「足が地面に触れてないように見える」女性に遭遇。
その女性は老婆であり、ロビンを森にある家に連れて行き、
地下に導くと「すぐに戻ってくる」と言い、ロビンをそこで置き去りにした。
老婆が数時間立っても戻らなかったため、ロビンは怯え、地下の窓から這い出して
自分の家まで逃げたという。
 
1941年5月ラスティン・パーという名前の中年の隠遁者が
地元の食料品店に現われ、その場にいた人々に「ついにやり遂げた」と語った。
徒歩で4時間かけて到着した警察が、彼が隠遁暮らしをしていた
森の家にある地下の貯蔵庫で、行方不明だった8人の子供のうち
生存者であるカイル・ブロディと7人の(エミリー・ホランド、テラ・シェリー、
スティーブン・トンプソン、マイケル・ギドリー、
ジュリー・フォーサイス、マーガレット・ロウエル)の遺体を発見する。
遺体には奇妙なシンボルが彫ってあり、内臓を抜かれていた。
パーは子供たちをキャンディを使って森に誘い出し、ナイフで殺害したという。
パーはすべての犯行を認め、森に住む「年老いた女の幽霊」のために
やったのだと当局に語る。その後、バーは有罪を宣告され、絞首刑に処される。
パーの家は町人によって焼かれた。
 
1994年10月、モンゴメリー大学映画学科に通う学生である三人、
女性監督ヘザー・ドナヒュー、録音担当ジョシュ・レナード
カメラ担当マイク・ウィリアムズが、その土地に今なお残る
伝説の魔女「ブレア・ウィッチ」を題材としたドキュメンタリー映画を
撮影するためにメリーランド州バーキッツヴィルブラック・ヒルズの森を訪れる。
だが、森の中で撮影を続ける三人は、不可解な現象にまきこまれ、
想像を絶する恐怖を体験し、そのまま消息を絶った。
手掛かりが発見されないまま、やがて捜索は打ち切られる。
しかし事件から1年後、彼らが撮影したものと思われるフィルムとビデオが
森の中で発見された。後に彼らの残したフィルムは再構成され、
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」として映画化されたのである。
 
1日目:付近の住民達へ、森の魔女についてのインタビューを行う。
生涯をこの地で暮らしてきた人物で精神に異常をきたした
年老いた女性メアリー・ブラウンはタピー川の近くで、
半分人間で半分動物のような毛むくじゃらの獣の姿をした
ブレア・ウィッチを目撃したと主張する。
 
2日目:早朝、ヘザーは2人の釣り人にインタビューし、
ひつぎ岩は町から20分もかからないところで、
昔使われていた伐木搬出用の道を使えば簡単に行くことができると教えられる。
撮影隊はその後まもなくブラック・ヒルズの森に入って行った
(その後再び彼らの姿を見たものはいない)
テントを張って泊まり込み、順調に撮影を進める。
 
3日目 :深夜、墓のように積み上げた石が並んでいる、
いわくつきの魔所コフィン・ロックで野営するが、
大勢の人が走り回っているような謎の物音を聞く。
 
4日目:撮影も終わって車に戻ろうとした3人は、
道に迷ったことから雨の中、ひと悶着をおこす。
テントの中で、謎の音を聞く。
 
5日目:朝起きると、昨夜は見なかった積み上げた石の山が、
テントの周囲に3箇所あった。ヘザーの地図も消えていたが、
ストレスを溜めこんだマイケルが捨てたことが判明し、大喧嘩になる。
歩き疲れた3人の前に、木にぶらさがった「木切れで作られた人型のオブジェ群」(スティックメン)を見つける。
その夜、赤ん坊の声がしてテントが揺さぶられ、3人は闇の中を逃げまどう。
 
6日目:テントに戻ると荷物が散乱しており、ネバネバした青い粘液が付着していた。
川があり、丸太を渡った後、南にむかって15時間歩いたにもかかわらず、
なぜか丸太の場所に戻ってしまい、恐慌状態に陥る。
ヘザーはカメラを回し続け、残るふたりの怒りを買う。
 
7日目:朝起きると、ジョシュアが行方不明になっている。
ジョシュアを探し回り、空腹とストレスにより疲労困憊になる。
深夜になって、ジョシュアらしき声が響く。
 
8日目:ジョシュアの服の切れ端で束ねられた枝の中に、
血まみれの臼歯と髪の毛をヘザーが発見する。
ふたりの両親への謝罪を、カメラに残す。
深夜、再びジョシュアらしき声を聞いた二人は、声を追ううちに
朽ち果てた館」に迷い込む。館の地下室には、何者かが立っている姿があったが、
その瞬間に何者かに殴られたのか、カメラが落下した所でフィルムは終わっている。

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