2009年3月8日日曜日

ジャージー・デビル

映画「ジャージー・デビル・プロジェクト」に登場。

1995年、地方のケーブルテレビ局の製作者スティーブとルーカスは
「嘘か誠か?」というドキュメンタリー番組を製作していた。
人気番組であったが、徐々に人気が薄れ、打ち切りの危機に瀕していた。
ある時番組に「ジャージー・デビルを捜したら」と電話で謎の人物から提案があった。
“ジャージー・デビル”とはニュージャージー州の都市伝説で
一種のUMAであり、スティーブとルーカスは番組の起死回生のプロジェクトとして
ジャージー・デビル探しの番組を行うことを決意する。
2人はチャットで会った自称超能力者の内気な青年ジムの他に
サウンドの専門家を雇い、その模様を生放送でのケーブルテレビ放映の他、
インターネット放送する予定であった。そしてパイン・バレンの森へと向かった4人。
しかし森の中でいつしか彼らの仲は険悪になりジムは1人でチャットを興じ始め、
スティーブはジャージー・デビル探しに没頭し、残りの二人はスティーヴに付き従った。
だが急にスティーブの姿が消え、2人はスティーブを探しに森を彷徨った。
翌日、ジムから警察に通報があり、ルーカスとサウンドの専門家が殺されており
遺体はのこぎりのようなギザギザのもので切り裂かれていたという。
スティーブは行方不明であり、森には大量の血痕が発見された。
警察は州知事選挙を控えており、件の事件「パイン・バレンズ殺人事件」の
早期解決するべくいい加減な捜査をする。発見されたビデオテープは
午前1:00で切れており、これを基に検証。結果、ジムの自宅に
3人の血がついた衣服があったこと、午前1:00過ぎから45分間チャットの
交信歴が無かったことなどからジム・スワードを逮捕。
しかし、容疑者であり生還者であるジムは謎の獄中死をする。
その後ドキュメンタリー作家であるデヴィッド・リーの元に破損したビデオテープが送られる。
このテープは午前1:00以降の映像のようであったが、
破損がひどく再生できなかった。リーはこれを不審に思い、事件解決に繋がると考え、
調査を始める。ビデオテープは映像修復するために解析者に修復を依頼、
修復作業は数ヶ月に及んだ。徐々に映像が修復され、結果殺された2人は
午前2:00過ぎまで生きていたことが分かり、これでジムのアリバイが成立した。
さらに映像の修復を進める専門家。ついに画像解析の結果が出る日、
リーはビデオを片手に解析者の家へと向かう。そこで解析者は驚愕の映像を見た。
なんと映っていたのはデヴィッド・リー本人だったのだ。リーは解析者を殺害。
リーはその死体を森に捨てに行きながらもカメラを回し続けた…
 
オマエノシワザダッタノカー!?な映画「ジャージー・デビル・プロジェクト」。
二転三転の糞もない。ラストのただ、ただ、流れる無情、無機質な映像。
この映画でなんとなく思い出した映画「血を吸うカメラ」で、
あれも無情な映画だったがにしてもなんとも悪趣味(良い意味で)な本作。
未見の方は、ちょっと騙された気持ちでこの映画を観てみよう。
「ブレア・ウィッチ~」よりもトリックが利いてて、面白いはずだ。
(この記事を最後まで読まないこと前提ですがね)

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