2008年12月13日土曜日

ロジャー・デマルコ

映画「ゾンビ」に登場。
 
フィラデルフィア市警のSWAT隊員。
死体の引渡しを拒否したプエルトリコ人たちがアパートに篭城し、
そのときの突入部隊の一人として加わっていた。
狂った同僚、生者が死者に喰われる、アパート内の凄惨な状況下のなか
彼は自分の仕事の終わり時を感じ、プエルトリコ人を見境なく殺していた
同僚ウーリーを射殺したピーターと出会い、TV局員のフラン
友人のスティーヴとともにヘリで脱出を図る。
ショッピングモールを見つけ、そこで物資を得ることになり
モール内のゾンビを蹴散らし、最上階のフロアの一部だけ占拠して
一応の安全を得るが、余裕を感じた四人はモール全体を占拠しようと、
トラックでモールの出入り口を塞ぐ作戦を実行する。
このとき警察の仕事から解放されたと感じていたロジャーは
いつにない開放感とともに、蘇った死者たちという新しい心への重圧、
戦い戦いまた戦いという状況の中、徐々に正気を失っていく。
結果、ロジャーは作業の途中にゾンビに噛まれてしまう。
その後4人でモール内の全ゾンビを皆殺しにし、モールは彼らのものとなる。
ありあまる物資を手に入れ、贅沢三昧の限りを尽くす数日間。
だがそれも長くは続かず、ゾンビに噛まれたことによる
発熱と苦痛にのたうちながらピーターに、自分が死んだら殺してくれと頼み、
息を引き取った。ピーターは彼の願い通りに、ゾンビとなって蘇った彼を射殺した。
 
SWAT隊員カッコイイ!私が一番最初に感じたことはそれだった。
ロジャーは淡々と仕事をこなすようにゾンビを排除していく。
しかし彼も少しずつ冷静さをかいていき、ゾンビに噛まれ、そしてゾンビへと変わる。
今まで「仲間」だった相手を殺す事ができるのか?
また自分がそうなったら…。っと考えさせられる人物である。

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