2008年11月14日金曜日

偽ジェイソン

映画「新・13日の金曜日」に登場。 
 
約一週間で、3度にもわたってジェイソン・ボーヒーズによって起きた
連続殺人事件はトミー・ジャービス少年が
ジェイソンを葬った事によって、幕が降ろされた。
6年後、トミーはジェイソンに襲われた経験がトラウマとなり、
18歳になってもその悪夢から逃れられず、
自主的に精神病院に入院していた。
そして森の中にある新しい病院へと入院したとき、
自分と同じ精神病院で暮らしていた者同士による
殺人事件が発生。その翌日に病院付近にて、院長や患者たちが殺される。
死んだジェイソンの犯行と思われる、猟奇殺人事件が発生したのである。
トミーは悪夢の元凶ジェイソンとの戦いに身を投じ、片腕を切断し、
小屋から突き落として串刺しにして殺した。
驚くべきことにジェイソンの正体は救急隊員のロイ・バムスだった。
トミーが入院する際に起きた院内での患者同士の殺人事件で
殺されたのは彼の息子であり、一人息子を無惨に殺されたロイは
憤怒の情にかられ精神に異常をきたし、逆恨みしたロイは
半ば伝説化していたジェイソンに扮し事件を起こしたのだ。
その犯行は本物のジェイソンに劣らず残忍で残虐な手口であり
さらにトラクターに跳ね飛ばされても起き上がるという、
意外なまでのタフさもある。
 
ジェイソンの模倣犯であるこの「偽ジェイソン」は
意外なことに、本元よりも劇中における殺害人数が多い。
これを超えるのは後の本元の「ジェイソンX」だけなのだが、
ジェイソンの名を騙っただけの男に何故これほど凶悪で残虐な根性
湧いたのか、やはりホッケーマスク強さの秘訣なのだろうか?

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

子供をやられた復讐、というと一作目のパメラみたいですね。
もう一人のパメラ・ボーヒーズみたいな人だったのかも知れません。そう考えると『新・13日の金曜日』という邦題はあながち間違いじゃないかも

腐肉喰らい さんのコメント...

確かに言われてみれば、本物のジェイソンが登場しない本作は
パメラと同じような人物を登場させることで
原点への回帰を図ったのかもしれません

まぁその後の作品ではジェイソンは出突っ張りですけどね