2008年11月14日金曜日

トラックドライバーまたは殺人鬼(正式名称不明)

映画「ハイテンション」に登場。
 
女子大生マリーは親友アレックスとともに彼女の実家へと向かう。
2人は都会の喧騒を逃れ、静かな田舎で試験勉強に励む予定だったのだ。
アレックスの実家に到着したときはもう夜遅く、マリーはアレックスの家族に
おざなりな挨拶をし、二人は床に就く。
夜も更けた頃、アレックスの家の前にトラックが現れる。
乗っていたのは中年の男で、家の中に入るとアレックスの両親、
弟を次々と殺した。物陰に隠れたマリーはアレックスの家族が
虐殺される間、必死に息を潜める。
さらに今度はアレックスが捕まり、男はトラックで連れ去ろうとしていた。
マリーはなんとかトラックの荷台に侵入し、捕まったアレックスを慰める。
トラックは給油するためにガソリンスタンドに止まったので
マリーはスタンドの店員に助けを求めたが店員は無残に殺され
トラックはマリーをおいて去ってしまう。
警察に連絡し、店員の車で追跡するマリー。
紆余曲折の果て、男を倒すことが出来たマリー。
だが捕らわれていたアレックスの口から、驚くべき言葉が飛び出した。
なんと彼女の家族を殺したのはマリーだというのだ。
そして同じ頃、ガソリンスタンドに到着した警察が
店内に仕掛けられていた防犯カメラの映像から得た情報は
店員を殺したのはマリーというものだった。
マリーはレズビアンであり、アレックスを愛していた。
そのとめどない愛情は狂気へと繋がり、彼女を独占すべく
彼女の家族を殺したのだ。自分が殺したという
現実を認めたくないがために、彼女は存在しない殺人者を作り上げ
自らを正当化しようとしたのである。「もう誰にも邪魔はさせない」。
マリーはコンクリート・ソーを持って、アレックスを追いかける。
危機的状況の中、アレックスはマリーを撃退した。
以上のことを精神病院に入院しているマリーは自分の部屋の中で
思い出しているが、全ては狂気に陥っているマリーの頭の中での
出来事ではないのだろうか?事件の真相は不明である。
(名前は私が考えた仮称です)
 
ローテンションなのにハイテンション!が売り(?)の映画「ハイテンション」。
監督は今売れっ子のアレクサンドル・アジャ。
映画の後半には色々と疑問が湧きますが、その圧倒的暴力の嵐と言える
スプラッターシーンは納得のものである。
しかしまぁ、先に書いたパメラ・ボーヒーズといい、女の愛は恐ろしい。

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