2008年11月4日火曜日

ドゥーム判事

映画「ロジャー・ラビット」に登場。
 
アニメのキャラクターたちが住む街「トゥーンタウン」の判事。
彼の職務は治安の安寧を司る職業のはずだが
彼は街中に札束をばら撒き、判事になったというのがもっぱらの噂。
何事にも苦痛を感じず、死ぬことのない住人たちに対し
彼は住人たちを苦痛を感じさせながら元の絵の具へと還元する
薬品「DIP(ディップ)」を開発し、罪を犯したものは皆「DIP」により
完全に息の根を止める凶悪な法を作り出した。
ある計画のためにチンチン電車を買収しトゥーンタウンの全権限を持つ
アクメ会社社長マーヴィン・アクメを頭上から金庫を落とし殺害。
その罪をロジャーに全て被せ、更にロジャーの抹殺を謀る。
更に計画をバラそうとした共犯のマルーンを銃殺。
彼の目的はトゥーンタウンを消滅させ、邪魔なチンチン列車を廃線し
高速道路「フリーウェイ」を造ることである。
それは明るいネオンと安モーテル、そこら中にガソリンスタンドが
配置された彼の夢の計画だった。
一見狂った人間にしか見えないが、その正体はロジャーと同じ
ルーニー・トゥーンであった。最期は「DIP」によって溶かされた。
 
自分が幼少の頃初めて会ったイカレポン○がこのドゥーム判事である。
あの最後の自分の正体を現すシーンが私を長年悩ませた悪夢であり、
彼の狂気の目とキンキンした笑い声が私に悪い夢を見せ続けてきた。
謂わば私が恐怖に魅了されたのも、彼に出会えたおかげである。

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