石松 陸夫(いしまつ りくお)

映画「新・仁義の墓場」に登場。
 
沢田一家総長・沢田忍(さわだ しのぶ)の命を助けたことから、その直若として盃を受けた男。
その後、高級クラブで新人ホステス智恵子(ちえこ)に目をつけ
力ずくで自分の女にする。城東会の山根(やまね)が総長を批判していると
聞くと逆上して殺害。総長の寵愛と生来の度胸を武器に組織での
地位を確立していくがある日、智恵子に店を持たせる為に申し出た
借金の話を沢田に無視されたと勘違い。逆ギレして、沢田を銃で撃ってしまうが
誤解だったとわかり逃亡。一転して組織や警察に追われる身となる。
兄弟分・今村(いまむら)の助けを借りて、なんとか隠れ続けたが
智恵子が石松を嫌っていた成村組に拷問されるとまたも逆上し、
成村組のシマに殴りこみをかけた。そこでヘロインを入手。
逃亡生活の中でいつしかヘロインに溺れ常軌を逸していく。
そこへ舎弟だった吉川(よしかわ)が石松の居場所を警察にタレこみ、
捕まってしまう。石松は今村が裏切ったと思い込み、拘置所から脱走。
包丁で今村を殺害。その妻も銃で怪我を負わせる。
智恵子をヘロイン中毒で失い、遂に行き場を失くし事務所に立て籠もるが、
かつての舎弟である吉川によって撃たれる。
その後、一命を取り留め服役した陸夫は刑務官の隙を見て屋上から飛んだ…
 
ヤクザでありながら、ヤクザの爪弾きもの。
暴力に輪をかけたような暴力を狂気に輪をかけたような狂気を見せる石松陸夫。
演じた岸谷吾郎の演技が凄まじく、まるでホラー映画の殺人鬼が歩いているようだ。
新・仁義の墓場」は深作欣二監督の「仁義の墓場」のリメイク版であり
あっちの石川力男は遺骨を喰らうという常軌を逸した行動をとって
怖いことには怖いが黙ってても怖い、こっちの石松陸夫には負けるね。
最後まで暴れ続け、アイキャンフライした彼の姿は
何故か異常なほどカッコよかった。

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