2012年5月5日土曜日

ババサレ

アニメ「学校の怪談
第6話「扉を裂く悪魔の手 惨劇の夜」に登場。

鎌を持った老婆のような容姿をしたオバケ。
子供が一人で留守番をしている家に行き、子供を襲う。
声色を変えて相手を欺くこともできる。
「ババサレ、ババサレ、ババサレ」と唱えることで
霊眠させることが出来るが、街の宅地開発により結界の効果が消え、
霊眠させることが出来なくなってしまった。
熱湯をかけられると一時的に消滅するが弱点というわけではなく、
元々子供の恐怖心に付け込んでくるオバケであり、
オバケを怖いと感じない者、その存在を信じない者には見えない。
そのため怖いと思う限り何度でも襲ってくる。
さつき達に襲い掛かったが、父・礼一郎が帰宅すると同時に消え去った。
その後は姿を現さなくなり、レオは「一種の集団ヒステリーではないか」と考えているが…

子ども時代の懐かしい恐怖、アニメ「学校の怪談」。
このババサレ、どこぞのロリコン殺人鬼のように子供の恐怖を食い物にしており
花子さんがきた!」のトンカラトンやさっちゃんと同様
刃物をチラつかせる現代的なオバケである。
本作のオバケや悪霊、幽霊といったものは基本的に
主人公たちによって退治される役柄なのだが
このババサレのみ、明確に倒されたという描写がなく
子ども心に言い知れぬ恐怖を抱かせられた。

3 件のコメント:

セイ さんのコメント...

これ当時見てました。後半はそうでもないですが前半は結構怖いの多かったですよね。

匿名 さんのコメント...

人間の恐怖から何度も実体化する怪物といえば、ウルトラマンネクサスのスペースビーストがいますよ

たとえウルトラマンやナイトレイダーに倒されても、X(カイ)ニュートリノと呼ばれるビースト振動派が人間の恐怖と結合することによって何度でも復活できるそうですから、それらはこのババサレにインスパイアされた存在なのかもしれませんね

腐肉喰らい さんのコメント...

>セイさん
前半は序盤だけあって
子どもを怖がらせようとする話が多いですね
後半は物語を収束させていく都合上、
怖さよりも物語に力を置いているように見えます

>匿名さん
人間の恐怖を糧にする怪物ってのは
やはり結構ポピュラーな存在のようですね