第18話「人食いランドセル」に登場。
人を食べるランドセルであり、怪しい老人が持っていたもの。
伝承における吸血鬼などと同じように鏡に映らない特徴を持つ。
姉からもらったお古のランドセルに不満を持つ小学生のとも子ちゃんは
学校からの帰り道に出会った老人から新品のランドセルを譲り受けた。
だがそれは人を食べるランドセルであり、夜中になると開け蓋の裏に目が浮かび上がり、
開け口が大きな口となって、とも子ちゃんに襲い掛かった。
必死に助けを呼ぶとも子ちゃんを、ランドセルがつま先から徐々に丸呑みにしていく。
悲鳴に駆けつけた家族が見たものは、もぬけの殻になったベッドで
とも子ちゃんと赤いランドセルの姿は見つからなかった。
ランドセルの餌食になったとも子ちゃんはもうこの世には戻らなかった・・・
子供向け番組「ポンキッキーズ」で当時見ていた子どもたちに
未だ忘れられない記憶を刻み込んだアニメ「花子さんがきた!!」。
トンカラトンやさっちゃんは刃物をチラつかせる現代的な存在で
妙に生々しい恐怖が鮮烈に残るものが多くありましたが、
今回は「知らない人から物をもらってはいけない」という教訓話と
「言うこと聞かないと怪物がくるぞ」というなまはげ染みた話の古典的な展開。
しかしトンカラトンとさっちゃんと同じように「襲われた人間が助かることはない」という話は
「狼少年」のスタンスに近く、子供向け番組でここまで「人の救済」という言葉を
子どもから突き放しているものはなかなかありません。
何よりも少女がランドセルに襲われるシーンは場面が暗転!ということはなく、
抵抗空しく少女が丸呑みにされていく様子を最期まで描いており、
絶望という感覚が嫌でも伝わるシーンで、当時これを見ていた私もなかなか忘れ難いものでした。
アニメながら子どもの心を揺さぶるというのはなかなか難しいと筆者は思うので、
製作者のその技術力に惜しみない拍手を送りたい。
開け口が大きな口となって、とも子ちゃんに襲い掛かった。
必死に助けを呼ぶとも子ちゃんを、ランドセルがつま先から徐々に丸呑みにしていく。
悲鳴に駆けつけた家族が見たものは、もぬけの殻になったベッドで
とも子ちゃんと赤いランドセルの姿は見つからなかった。
ランドセルの餌食になったとも子ちゃんはもうこの世には戻らなかった・・・
子供向け番組「ポンキッキーズ」で当時見ていた子どもたちに
未だ忘れられない記憶を刻み込んだアニメ「花子さんがきた!!」。
トンカラトンやさっちゃんは刃物をチラつかせる現代的な存在で
妙に生々しい恐怖が鮮烈に残るものが多くありましたが、
今回は「知らない人から物をもらってはいけない」という教訓話と
「言うこと聞かないと怪物がくるぞ」というなまはげ染みた話の古典的な展開。
しかしトンカラトンとさっちゃんと同じように「襲われた人間が助かることはない」という話は
「狼少年」のスタンスに近く、子供向け番組でここまで「人の救済」という言葉を
子どもから突き放しているものはなかなかありません。
何よりも少女がランドセルに襲われるシーンは場面が暗転!ということはなく、
抵抗空しく少女が丸呑みにされていく様子を最期まで描いており、
絶望という感覚が嫌でも伝わるシーンで、当時これを見ていた私もなかなか忘れ難いものでした。
アニメながら子どもの心を揺さぶるというのはなかなか難しいと筆者は思うので、
製作者のその技術力に惜しみない拍手を送りたい。
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