2009年6月15日月曜日

エリザベス・デーン号の乗員

映画「ザ・フォッグ」に登場。

奇病レプラ病を患った人々。
港町アントニオ・ベイの住人たちに安息の地を求め、
黄金と引き換えに住人たちが住居を手配する予定だったが
レプラ病を恐れた住人たちによって船は難破し、乗員全員が死亡した。
以後彼らは黄金を騙し取った住人たちを怨み続けている。
小さな港町、アントニオ・ベイ誕生百年祭の前夜。
少年たちは、老漁師が語る恐ろしい話しに夢中になっていた。
それは、百年前の夜難破して死んだ“エリザベス・デーン号"の
乗組員が再び霧のたちこめる時に復讐のために戻ってくるという伝説だった。
午前0時、私設放送局KABのディスクジョッキー、
スティビー・ウェインが町の誕生を告げると、
同時に町では怪奇な現象が続発した。
教会のマローン神父の部屋では、無気味な予告が記入された日記が出現し、
町のマーケットでは商品が倒れ、ガソリン・スタンドのオイルが噴き出し、
無人の車のヘッドライトが点灯し、
またヒッチハイクの娘エリザベスを乗せて家に向かう途中の
ニックのトラックの窓ガラスが突然砕けた。
さらに帰航中のトロール船“シー・グラス号"が霧に包まれ、
3人の漁師が何者かに殺された。昼が過ぎ、百年祭祝典の
女性議長キャシーは、夫の乗った“シー・グラス号"が
帰らないのを心配しながらも、助手のサンディを伴って
神父を迎えに教会に行った。そこで2人は、神父から
アントニオ・ベイの呪われた歴史を聞いてショックを受けた。
町で起きている出来事は殺された亡霊たちの復讐なのだろうか。
夕方、放送局のある灯台は、みるみる霧に包まれだし、
スティビーは恐怖を抱いていた。町中では停電で祭典が中断され、
霧を逃れてキャシーとサンディ、ニックとエリザベスが教会へ逃げた。
そして教会を舞台に亡霊との闘いが始まった。
亡霊は百年前に騙した6人の子孫を犠牲者にしようとしていたのだ。
もうすでに5人が殺されていた。死闘の末、マローン神父の
ふりかざす十字架で、亡霊たちは消滅した。
教会にいた人びともスティビーも助かるのだったが、
マローン神父の祖先も騙した人間の一人であり
何故自分だけ見逃されたのか訝しげだった。
そこへ霧が現れ…

霧の中からこにゃにゃちわ!映画「ザ・フォッグ」。
恨み晴らすべく、光る霧と共にやってくる亡霊たち。
これはモダンでありながら古典的ホラーであり
いまいち盛り上がりに欠けるが
雰囲気はまさにハマー・プロのそれである。

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