2009年6月15日月曜日

マングラー

映画「マングラー」に登場。

正式名称「ハドレー・ワトソン式高速仕上げ・折りたたみ機六型」。
巨大な洗濯用プレス機。処女の血により邪悪な魂が宿り、人間を餌食にする。
アメリカ、ニューイングランドはライカーズバレー。
この小さな町の主要産業は時代遅れの巨大マングル(洗濯用プレス機)が
鎮座するブルーリボン・ランドリー社のみ。
町の実力者にして社長のウィリアム・ガートレーは老齢の上両足が不具。
にもかかわらず、今なお会社を独裁、大半が女性である社員には
暴君として振る舞い、リン・スーという愛人までいた。
そんなある日、作業員の一人ガートレーの姪シェリーが
運搬中の製氷機にぶつかり怪我をする。マングルにしたたる血。
これをきっかけに、非情停止装置が働かず
マングルに作業員が引き込まれ、圧死する原因不明の事故が起こる。
事件を担当するハントン刑事は隣人で義弟でもある
オカルト狂のジャクソンも巻き込み、捜査を続けるうち、
あの日ランドリーから運ばれた製氷機が子供を窒息死させたことを知る。
怪現象に混乱し、製氷機に斧をふるったハントンは
居合わせた老カメラマンとともに、それから怪光が発するのを目撃する。
死期間近だった老カメラマンはハントンに驚くべき事実を遺言に残して死ぬ。
町の近隣の多くの処女たちが16歳の誕生日に失踪しており、
その中には件のガートレー社長の実の娘もいたのだ。
事件の謎を解くためハントンはジャクソンとガートレーの下へ押しかける。
何とガートレーは事業の成功のため、悪魔と取引、
おのれの足ばかりか実の娘まで生贄にささげ、悪魔の魂を持つ
マングルを造り上げたのだった。ガートレーは16歳の誕生日を
迎えたシェリーを生贄に捧げようとするがハントンらに阻まれ、
代わりに自分がマングルに呑み込まれる。
ジャクソンはマングルの悪魔払いをはじめるが果たせず、
突如として床から剥がれ上がり生命を持って動きはじめた
マングルに惨殺され、ハントンとシェリーはからくも逃げのびる。
マングルは外へは出なかった。数週間後。
何事もなかったかのようにマングルが稼働するブルーリボン・ランドリー。
指揮をとるのは悪魔と取引したシェリーだった…

トビー・フーパー先生の素晴らしい映画「マングラー」。
このマングラー。ラストになると
目やら腕やらが生えたりするんだが
そのデザインが、もう奇天烈で、
素晴らしいセンスだとしかいいようがない。
珍作、怪作、名作である。

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