2009年5月6日水曜日

ジョン・ライダー(リメイク版)

映画「ヒッチャー」(2007)に登場。

正体不明の変質者。
大学生のカップル、グレース・アンドリュースとジム・ハルシーは、
春休みを利用して長距離ドライブへと出かける。
深夜になり、大粒の雨が降りしきる中、ヒッチハイクを求める人影に出くわすが、
2人はそのまま走り去ってしまう。その後、立ち寄ったガソリンスタンドで2人は、
ずぶ濡れの中年男と遭遇する。ヒッチハイカーを雨中に置き去りにした罪悪感から、
ジョン・ライダーと名乗るその男の頼みを断り切れず、
彼を乗せて近くのモーテルまで向かうグレースとジム。
しかしライダーは突如、ジムの喉にナイフを向ける。
必死の抵抗でライダーを車から叩き出し、路上で散々蹴りつけて車で去る二人。
その後は何事も無かったかのように順調に旅程が進む。
だが家族連れの大型のバンが通り過ぎたとき、その後部座席には
ライダーの姿があった。 バンに忠告をしようとするが叶わず、
数分後にはバンが路肩に止まっており、乗っていた家族は皆殺しにされていた。
警察に事情を説明したが聞き入れてもらえず、逆に犯人だと疑われてしまうグレースとジム。
そこへライダーが現われ、その場にいる人々をまたも皆殺しにする。
無罪を証明しようとする二人は、モーテルに逃げ込む。
そこでシャワーを浴び、くつろいでいるとまたしてもライダーが現われ、
グレースはレイプされかかるが、なんとか撃退する。
直後にジムがライダーに捕まり、ジムは無残に殺されるが、
駆けつけた警官隊によりライダーは逮捕される。
ライダーは精神病院へ護送されることになり、グレースの無実は証明された。
グレースも一緒に車で送られることに。しかしライダーは手錠を難なく外し、
警官たちを殺す。 グレースと一騎討ちとなり、
グレースはなんとか彼を倒すのであった…

最近リメイク版が多く作られている。ただ、その多くは凡作である。
その一つが本作。なんて言ったって、オリジナルがR・ハウアーの演技で
カルト作となった分もあり、S・ビーンの演技は少し物足りない。
しかしまぁ、胸糞の悪い血糊たっぷりシーン爆発炎上シーンが多くあり
その辺はプラス面と考えてもいいかと。
でリメイク版のジョン・ライダーはどうかというと、微妙。
やっぱり狂気が足りない(まぁ製作が「テキサス・チェーンソー」のマイケル・ベイなので致し方ない)。
これじゃただの変態だ。しかしオリジナルの幽鬼めいた人物を、
凶暴性剥き出しの野卑たオヤジに変えたのは、それなりの覚悟あってのこと。
その辺は評価すべきところ(そこが駄目だとも言うが)

0 件のコメント: