3年B組男子不良グループ『桐山ファミリー(沼井充命名)』のリーダー。
170㎝程の中背、襟足が余計なほど長いオールバックの髪型が特徴。
(映画版では茶髪のパーマに変更されている)
財閥の御曹司で、容姿端麗、成績優秀かつ運動神経も抜群。
運動神経のいい三村信史や七原秋也も桐山の運動神経のよさを認めている。
また芸術的なセンスも高く、画力や音楽でも高い才能を持つ。
喧嘩の強さや独特のカリスマ性から仲間からは『ボス』と呼ばれて尊崇されている。
桐山ファミリーは窃盗や喧嘩を日常的に行い、特に桐山はヤクザとも
互角に渡り合う実力から、近隣では生ける伝説として語られているが、
参謀格の沼井充の性格から、笹川竜平が赤松義生にちょっかいを出す程度で、
一般の生徒にはさほど迷惑はかけておらず、校内で暴れたり、授業を妨害する
(本人たちはサボる事も多いが)などということもしない。
桐山本人も物静かで無表情、独特の張り詰めた雰囲気を纏っているが、
実はその原因は母親の胎内にいた頃に事故に遭い、手術の際に神経細胞の
一部を削り取られてしまい、感情が殆ど失われてしまった事にあった。
ただ完全に感情が無いわけでは無いらしい。
また父親も直後に死亡しているため(詳細は明かされないが何らかの陰謀に
巻き込まれた可能性が高い)現在の父親は養父である。
その養父からは桐山財閥の後継者として徹底的な特殊教育を施されており、
彼の中学生離れした能力や、現在に到るまで人間らしい感情を
取り戻さなかった理由はこれに起因していると思われる。
また、仲間たちの敬慕の情も、特に意に介していたわけではなかった。
自身独自の価値基準が無く、自分が何をするのか行き当たりばったりで選び、
プログラムに乗るか否かもコイントスで決めるほど。
結果、プログラムに乗る事を決意した彼はかつての舎弟達すら躊躇なく殺害した。
さらに他のクラスメイトも次々と殺害していき、七原達にとっては最大の脅威となる。
脱出プランを練っていた三村信史や、ゲームに乗って暗躍していた月岡彰、
織田敏憲、相馬光子らも彼の前では為すすべなく倒され、杉村弘樹も撃退している。
七原たちとは二度交戦し、一度目は七原に重傷を負わせ、二度目も彼らを窮地に追い詰めるが、
中川典子に思わぬ方向から顔面を撃たれ、倒れた所を頭部に
川田のショットガンを打ち込まれて息の根を止められた
(典子に撃たれた時点で死亡したのか、川田によって止めを刺されたのかは曖昧にされている)。
39番目の死亡者。殺害数は11人(プログラム内の記録上の数。
禁止エリアに誘導して爆死に追い込んだ月岡彰、桐山によってつけられた傷が
原因で死亡した川田章吾を含むと13人。漫画版では杉村弘樹と琴弾加代子も殺したため漫画版では15人)とダントツ。
その一方で原作・漫画においては能力が明らかに中学生どころか人間の域を超えており
(三村の爆弾で無傷、杉村から腹部に至近距離で連射受けて無傷
(通常防弾チョッキでは防ぎきれない)等、超人めいている。
漫画版では実親がいて幼少時代は人間らしい感情を持っていたが、
交通事故によって実母を亡くし自身も大脳の奥部が傷ついて感情を失っており、
原作よりもさらに人間離れした描写が為されている。
映画版では川田章吾とともにプログラム開始直前、謎の転校生として登場する。
原作及び漫画版にあった背景は描かれず、プログラムの志願兵ということになっている。
終始嬉々として残酷な殺人を行い、それ自体を楽しんでいるような少年として描かれており、
秋也や光子との戦闘時には表情を見せた。原作と同じく計13人の生徒を殺害
(殺害された面子は微妙に異なり稲田瑞穂は殺害しておらず、
代わりに飯島敬太を殺害している。また月岡彰を直接殺害しているため
プログラム中の記録は12人となる)するが、終盤に三村の特製爆弾による
自爆攻撃に巻き込まれて、両目を潰される重傷を負う。
それでもなお優勝を諦めず、やってきた川田と交戦するが、
川田のショットガンの一弾が首輪に命中、その衝撃で起爆装置が作動し、
首を吹き飛ばされて死亡した。台詞は一切無いが、日下と北野を殺す際
メガホンのマイクテストをしている他、何度か声が漏れている
(相馬にスタンガンを浴びせられたとき、相馬を蹴ったとき)。
「そこで俺はコインを投げたんだ。表が出たら坂持と戦う、
そして―――裏が出たら、このゲームに乗ると―――。」
高い知能と運動能力を持ち合わせていながら一切の情を伴わず、
コインの裏表でクラスメイトをただ「排除」するだけの存在と化した男。
それが桐山和雄。悪人は悪人なのだが、善悪の観念が無いため
確かな悪人にとはいえないかもしれない。
しかし多くの同級生たちを自身の手で屠った事に違いは無い。
もし彼が「ゲーム」に乗らなければ、脱出に関して
これほどまでに惜しい人材もいないだろう。
互角に渡り合う実力から、近隣では生ける伝説として語られているが、
参謀格の沼井充の性格から、笹川竜平が赤松義生にちょっかいを出す程度で、
一般の生徒にはさほど迷惑はかけておらず、校内で暴れたり、授業を妨害する
(本人たちはサボる事も多いが)などということもしない。
桐山本人も物静かで無表情、独特の張り詰めた雰囲気を纏っているが、
実はその原因は母親の胎内にいた頃に事故に遭い、手術の際に神経細胞の
一部を削り取られてしまい、感情が殆ど失われてしまった事にあった。
ただ完全に感情が無いわけでは無いらしい。
また父親も直後に死亡しているため(詳細は明かされないが何らかの陰謀に
巻き込まれた可能性が高い)現在の父親は養父である。
その養父からは桐山財閥の後継者として徹底的な特殊教育を施されており、
彼の中学生離れした能力や、現在に到るまで人間らしい感情を
取り戻さなかった理由はこれに起因していると思われる。
また、仲間たちの敬慕の情も、特に意に介していたわけではなかった。
自身独自の価値基準が無く、自分が何をするのか行き当たりばったりで選び、
プログラムに乗るか否かもコイントスで決めるほど。
結果、プログラムに乗る事を決意した彼はかつての舎弟達すら躊躇なく殺害した。
さらに他のクラスメイトも次々と殺害していき、七原達にとっては最大の脅威となる。
脱出プランを練っていた三村信史や、ゲームに乗って暗躍していた月岡彰、
織田敏憲、相馬光子らも彼の前では為すすべなく倒され、杉村弘樹も撃退している。
七原たちとは二度交戦し、一度目は七原に重傷を負わせ、二度目も彼らを窮地に追い詰めるが、
中川典子に思わぬ方向から顔面を撃たれ、倒れた所を頭部に
川田のショットガンを打ち込まれて息の根を止められた
(典子に撃たれた時点で死亡したのか、川田によって止めを刺されたのかは曖昧にされている)。
39番目の死亡者。殺害数は11人(プログラム内の記録上の数。
禁止エリアに誘導して爆死に追い込んだ月岡彰、桐山によってつけられた傷が
原因で死亡した川田章吾を含むと13人。漫画版では杉村弘樹と琴弾加代子も殺したため漫画版では15人)とダントツ。
その一方で原作・漫画においては能力が明らかに中学生どころか人間の域を超えており
(三村の爆弾で無傷、杉村から腹部に至近距離で連射受けて無傷
(通常防弾チョッキでは防ぎきれない)等、超人めいている。
漫画版では実親がいて幼少時代は人間らしい感情を持っていたが、
交通事故によって実母を亡くし自身も大脳の奥部が傷ついて感情を失っており、
原作よりもさらに人間離れした描写が為されている。
映画版では川田章吾とともにプログラム開始直前、謎の転校生として登場する。
原作及び漫画版にあった背景は描かれず、プログラムの志願兵ということになっている。
終始嬉々として残酷な殺人を行い、それ自体を楽しんでいるような少年として描かれており、
秋也や光子との戦闘時には表情を見せた。原作と同じく計13人の生徒を殺害
(殺害された面子は微妙に異なり稲田瑞穂は殺害しておらず、
代わりに飯島敬太を殺害している。また月岡彰を直接殺害しているため
プログラム中の記録は12人となる)するが、終盤に三村の特製爆弾による
自爆攻撃に巻き込まれて、両目を潰される重傷を負う。
それでもなお優勝を諦めず、やってきた川田と交戦するが、
川田のショットガンの一弾が首輪に命中、その衝撃で起爆装置が作動し、
首を吹き飛ばされて死亡した。台詞は一切無いが、日下と北野を殺す際
メガホンのマイクテストをしている他、何度か声が漏れている
(相馬にスタンガンを浴びせられたとき、相馬を蹴ったとき)。
「そこで俺はコインを投げたんだ。表が出たら坂持と戦う、
そして―――裏が出たら、このゲームに乗ると―――。」
高い知能と運動能力を持ち合わせていながら一切の情を伴わず、
コインの裏表でクラスメイトをただ「排除」するだけの存在と化した男。
それが桐山和雄。悪人は悪人なのだが、善悪の観念が無いため
確かな悪人にとはいえないかもしれない。
しかし多くの同級生たちを自身の手で屠った事に違いは無い。
もし彼が「ゲーム」に乗らなければ、脱出に関して
これほどまでに惜しい人材もいないだろう。
1 件のコメント:
バトル・ロワイアルで最も賛否両論分かれるキャラクターであろう。と、いうのもクラスメートをひたすら殺しまくる不良にしてもころす数が多い分、物語を淡白化させた感は否めない。深作欣二は彼を好奇心で人を殺す不良にしたが、あれも団塊ジジイの妄想じみて・・・それでも、実写版において寒く感じる設定を取っ払った英断であると考えている。
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