2009年4月10日金曜日

ペイルマン

映画「パンズ・ラビリンス」に登場。

子どもを喰らう怪物。顔には鼻の穴と口しかなく、
掌の穴に目玉を入れることで目が見えるようになる。
迷宮の番人パンから三つの試練を課された少女オフェリアは
一つ目の試練を無事に乗り越え、二つ目の試練に挑むオフェリア。
二つ目の試練は壁の向こうの世界にある怪物ペイルマンのねぐらから
一つ目の試練で手に入れた鍵を使って、短剣を取ってくる事。
この試練には制約があり、砂時計の砂が全部落ちる前に
試練を終わらせなければいけない事、試練の最中は何も食べても飲んでもいけない事だ。
オフェリアは食卓に並んだ豪華な料理を無視して、短剣を手に入れる。
だが無性に葡萄が食べたくなってしまう。
お供である妖精たちが止めるのも聞かず、思わず食べてしまう。
直後、身動き一つせずに上座に座っていたペイルマンが動き出す。
両手の目がオフェリアを捉えると、よろめきながら襲い掛かってくる。
妖精たちが犠牲となり、オフェリアはなんとか元の世界に戻れた…

大人のダークファンタジー映画「パンズ・ラビリンス」。
それに登場する外国版妖怪「手の目」であるペイルマン。
元々はゴヤの絵「我が子を食らうサトゥルヌス」に影響されて
デザインされた怪物らしいが、そうには見えない不思議。

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